夢中になっているうちにだいぶ出遅れてしまって、
ちょっとお恥ずかしいのですが、
今月初めで水魔女のあの最終回から1年が経ちました。
1周年というよりは、気分的には1周忌。
あれからまだ日が浅い頃、
未視聴の友人がネット上のあれこれの騒ぎを聞きつけて、
私が落ち込んでいないか心配して LINE をくれたり、
「完結から1年もすれば、いろいろ落ち着くと思うから」
と励ましてくれたりもしたけれど、
いや〜〜〜〜、まだまだ、まだまだまだまだ! な感じよぉ〜。
これでも一応、1年経つ前に
本編への疑問点は出し切ってしまうつもりでいましたが、
例のシリーズはあともう少し続きそうです。
作品に対するダメ出しというよりも、
自分自身のグリーフワークとして綴っているものでもあるし、
気がすむまで焦らずにやっていこうと思います。
ガンダム作品のTVシリーズ最新作ということで、
GWその他、まとまったお休みを利用して一気見をする方々が
時々いらっしゃるようだけれど、
「どういう話かよくわからなかった」というお声がしばしば上がっていて、
「ですよねー……」という気持ちとともに、何だか申し訳なく思ってしまいます。
あと、おすすめアニメとしてこの作品が挙げられたり、
それにリアタイ視聴者が「おすすめ? どこが?」と反発したりドン引きしたり、
さらにそれらに「マイナスな意見を出すな」とリアクションがついたり、
まだまだ生傷状態であると思い知らされることも多いです。
「水星の魔女」って一体どういう話だったんだろうねぇ。
ぜひ、製作陣に聞いてみたいですね。
それはともかく、1行で簡潔にまとめるとしたら、
うーん、「連携のヘタなリレー小説みたいな話」、かなぁ。
あ、「トマトが世界を救う話」、もいいかも。
(ギリギリ、嘘にはなっていないと思う)
先のわからないオリジナルアニメとして、週に1話ずつ視聴している時は、
知らず知らず妄想したり補完したりしながらだったので、
粗(あら)があっても意図的なものだと思い込んでいたけれど、
ぶっ通しで見ると、前後で情報の受け渡しができていないよね、あれ。
毎回、毎話、リセットされてる、って、本放送時にもすでに言われていましたが、
もしかして脚本が1話分仕上がるごとに、路線変更が行われたりしていたのかなぁ。
あと、自分が好きなものをおすすめするのも、
おすすめできないものを「やめとけ」って言うのも、
その人の自由だよね。
そしてまた、それが楽しめるかどうかなんて、
結局はその人自身にしか決められないことだよ。
というか、おすすめしたいと思っているならなおさら、
否定的な意見を全力で潰そうとするその姿勢は
如何なものかと思いますよ。
そもそも、そういう過激派が多いジャンルって、
どんどん遠巻きにされて、ご新規さんが増えなくなって、
静かに滅んでいきそうなのですが、どうなんでしょうかね。
水魔女ねぇ、私も、エンタメとしてはおすすめできないけれど、
社会勉強というか、思考材料としてなら、
興味を持ってくれた方にはぜひ見てほしいな、と思っています。
でも、視聴後にモヤっとさせるだけならともかく、
人によっては大ダメージを喰らってしまう可能性もあるので、
むやみやたらとおすすめできない、難しいアニメなんだよねぇ、これ。
……というわけで、私なりに慎重におすすめするとしたら、
こんな感じかなぁ(↓)。
**********
まずは第3話まで、前髪ピンクの男の子がプロポーズするところまで見てね。
プロローグはまだ見なくてもいいよ!
↓
それで興味が湧いたら、そのまま次は第6話までいってみよう!
このへんまでは、本放送時もだいたいの人が楽しめていたと思うよ。
ただ、でも、推しや推しカプによっては、
ここで視聴を切り上げるのもアリです。
とりあえず一旦休憩しておきましょう。
↓
さて、続きが気になっているなら、次は第9話までずずいっとどうぞ。
あっ、その前に、そろそろプロローグを見ておいた方がいいかも。
↓
さぁ、そろそろ season1 も終わりに近づいてきましたが、
このまま第12話までいってみますか?
このあたりから、何だかいろいろ……様子がおかしく……なってくるので、
どうかご無理はなさいませんように……!
↓
第12話ではあっちもこっちも大変なことになっていますが、
大丈夫でしたでしょうか。
合わない予感がしたら、ここで退くのも賢明かと思われます。
休憩しながらゆっくり考えてみてね。
↓
このまま続行するという場合は、それでは、ひとまず第15話までどうぞ。
あっ、season2 のティザービジュアルやキービジュアルは
無駄に期待が高まってしまうので、見ない方が気が楽ですよ!
↓
グエルくんのその後が気になるなら、続けて第17話までいってみましょうか。
しかし、彼に限らずこのあたりからモヤモヤ&イライラが募る展開になっていくので、
重ね重ね、ご無理はなさらぬように……!
私も「最後までにはパズルのピースがカチッとはまるんでしょ?」と
信じきっていたのですが、全く全然そんなことにはならなかったので……!
↓
最終回の第24話を見る時は、事前にしっかり睡眠をとって、
お気に入りの飲み物や食べ物を用意して、
念のため、次の日は極力予定を入れないように調整しておくのを
強くおすすめしておきます。
あと、この時点でプロローグをまだ見ていないという方は、
むしろそのまま行っちゃって下さい。
そろそろ予想できてしまっていると思うけれど、
本編は、プロローグに対するアンサーが成されないまま終了するので。
あれがプロローグとして存在する意味、ないんですよ!
びっくりですよ!
そんなこんなで、心身ともに準備万端という方のみ、第24話をご覧下さい。
申し訳ないけれど自己責任でお願いしますね。
ある意味、伝説級なので、話のネタにはなると思います。
**********
…………。
うーん、これで見る気が起きる人、いなさそうだな……!
まぁ、でも、3話分ずつ区切って小出しにして様子を見る、という方法なら、
お互いに不安や懸念もだいぶ抑えられて、いいんじゃないでしょうか。
水魔女は、商業アニメとしては疑問も多いけれど、
誰かが少しでも興味を持ってくれたなら、私個人としてはうれしいです。
素敵なところや素晴らしいところも確実に存在するので、
そこはもっともっと、世間に知られてほしいな、って思うから。
ただ、さっきも書いたように、
無防備に見ていると大ダメージを喰らう可能性もあるので、
誰彼かまわず気軽におすすめできるものではないんだよね。
それがとても悲しいよ。
私にとっては、本編のマイナスを軽く打ち消してしまうくらいの幸せを
グエスレちゃんが生み出してくれているわけですが。
水魔女がなければ、この子たちと出会うこともなかったので、
その点については大大大感謝! です!
(あっ、よかった、1周年記事を
何とかおめでたい感じに締めくくることができたぞ〜!)
「最終回感想」記事一覧
せっかくの1周年なので、久しぶりにこの一覧も載せておきますね〜。1:リアタイ直後の第一声
最後まで見届けた直後の素直な感想は「……(ぽかーん……)」。
2:物語には報いあれ
フィクションの中でくらい、キャラクターの苦労や努力は報われてほしい。特に、それが子どもなら。
3:指輪
「おそろいのキーホルダー」の代わり&「花嫁・花婿」のやり直し、という1つの解釈の提示。
4:スレッタの幸せ&自立
最後まで多くの謎を残したまま、成長させてもらえなかった主人公。
5:エルノラ&エリクト
プロスペラにはもっと徹底的に、愛ゆえに道を踏み外した哀れな母親として、輝いてほしかった。
6:罪と罰
自らの罪をきちんと精算したと思われるのはニカだけで、他は疑問や不安を残したままなのが気がかり。
7:エラン・ケレス
4号・5号・オリジナルについて。ちなみに3年後のエラン様に対しては、わりと好意的に解釈中。
8:グエル&ラウダ、ペトラ
義肢要素をペトラに負わせて、雑に片付けたのが許せない。
9:ライバル枠としてのグエル
彼の存在と経験を脚本が活かしきれなかったのは、心底もったいない。
10:ミオリネ&スレッタ
「ミオリネは脚本に贔屓された」との声が多いけれど、むしろ最大の被害者だったように思えてならない。
11:データストームとパーメット
「ガンダムの呪いの克服」すら叶えられず幕が閉じられたのは悲しい。
12:水星の魔女
呪いを祝福に変え「私はスレッタ・マーキュリー、『水星の魔女』です!」と名乗る姿を見たかった。
13:2周目視聴
リアタイ時にダメージを受けて以降、ずっと触れられずにいた最終回の録画を流しながらの実況風メモ。
14:MS&決闘・戦闘
母娘対決も見たかった。「主人公が女性パイロット&その母が黒幕かつパイロット」が活かされず残念。
15:問題点の洗い出し
これまで書いてきた内容を踏まえ、個人的な主観による「この作品のマイナスポイント」を改めて整理。
16:やっぱりグエスレが好き
最終回感想シリーズ、これにて完。2人の幸せをこれからも応援!
番外編:甥っ子に聞いてみた
小学生男子(推しはエラン(4号)&グエル)によるひとこと感想。