まえがき
ここへいろいろと吐き出して落ち着いてきたら、いつかやろうと思っていたこと。それは、「あの最終回をもう一度きちんと試聴した上で、録画を削除する」。
これまで、水魔女についてはリアルタイム視聴が基本で、
その後、録画でも何周か楽しんだり確認したりするのが常でした。
でも、最終回だけは、リアタイ後に見返す気力が全く起きず、
そのために録画リスト内で未視聴を示す「NEW!」のアイコンが
サムネイルについたままになっていて、
それが目に入る度にストレスを感じてしまって……。
何かの資料として必要になるかも、とか、
いつかは受け入れられる日が来るかも、とか、
しばらく放置しておいたけれど、やっぱりこれは、精神衛生上よくない!
私はもともと、捨て魔&片付け魔なんだから、遠慮せずにやっちゃおう!
……あとは、まぁ、全校集会の円盤の告知その他が現時点で皆無なので、
単独売りはされず、Blu-ray最終巻に特典として収録される可能性の方が
まだあり得る、って感じかな、とも思っておりまして。
だったら、そのために最終巻を買いそうだなぁ、って。
ああ、でも、朗読劇が超ダイジェストとかだったらいらないなぁ。
完全予約限定生産とかでもいいから、できれば単独売りで、
新規画像を収録した冊子も付けて、
私のように不参加だった生徒にもみっちり体感できるものを出して下さい!
……と、話が逸れましたが、2周目視聴、いっきまーす!
今回はちょっと実況風味というか、
これまでに特に書いていなかったかも、という点に絞りつつ、
いつも以上に気ままにメモしていきますよ〜。
アバン
「平気か!?」「グエルさん! みんな!」
最終回のグエスレ会話、まさかここだけだとは思わなかったわよ。
でも確か、第23話の兄弟喧嘩回の後で、阿座上さんが
「グエルの全てを置いてきました」(うろ覚え)と呟いていたから、
この最終話で彼の出番自体がほとんどないことも覚悟していました。
共闘、見たかったなぁ。
せめて、好きな女の子を守らせてあげたかった。
ただエスコートするだけじゃなくて、ね……。
Aパート
「情報熱学的エントロピー増大」。最終回にしていきなり難しい専門用語だ。
でもこれ(全身キラキラオレンジ)、
初めて見たら誰でもびっくりしちゃうよねぇ。
アリヤさんの「だったら!お茶を淹れてくる」は唐突に感じたけれど、
いつも落ち着いている彼女すら動揺していた、ってとらえればいいのかな。
でも、「非常時こそ、いつもどおりに」という姿勢は好きよ。
クワゼロって、思っていた以上にスタッフがたくさんいたようだけれど、
最初、どうやって人を集めてきたのか疑問だったんだよね。
でも、そうか、もともとはデリングの計画だったから、
プロスペラがどうこうしたわけじゃないのか。納得。
ただ、でも、だったら今度は、
デリングが意識不明に陥ったとは言え、プロスペラが勝手に指揮をとるのは
現地のスタッフにとって、どうだったんだろうか。
脅したのか、当初から彼女が現場で指揮していたのか。
うーん、やっぱりクワゼロの詳細がわからなさすぎる……。
ところで、地球寮のみんなと合流したスレッタだけれど、
「いつの間にラウダさんが?」と不思議だったりしたんじゃないかな。
そして地球寮のみんなも、さっき突然、船ごと攻撃してきたのに
スレッタに励ましの言葉(ただしラウダ語)をかけていて、
「何なんだ、この人??」ってなってたりしない?
あっ、グエスレ会話、もう1つあった!
「このまま直進する」
「はい!」
何度でも言っちゃうけれど、2人の共闘、やっぱり見たかった。
グエ&スレだけじゃなくて、私はグエ&ラウでも見たかった。
というか、株ガンが立ち上がった頃から、
「グエルくんが地球寮に入ったり株ガンに入ったりして、
ジェターク寮とも仲良くなって、
そのうちグラスレーとかペイルのみんなも株ガンメンバーになって、
学園・生徒全体が株ガンになって、親世代と戦うんでしょ?
最終決戦ではパイロット科全員で共闘するんでしょ?
みんなでラスボス、タコ殴りにしたりするんでしょ?」
とか思ってたんだよね〜。
ぜーんぜん違いましたね〜。
Bパート
スレッタが無理してエリィ(エアリアル)を連れてきたのに、プロスペラはエリィのことしか心配していなくて、やっぱり悲しいなぁ。
この、スレッタとプロスペラが久しぶりに対面したあたりから、
最終回のわけのわからなさが加速していく感じです(当社比)。
展開もそうだし、突然、新規用語が登場するし、会話とかも、
改めて聞くとキャッチボールになっていない気がする。
「お母さんの体はもうすぐ動かなくなる」ことと、
「エリィはGUNDで紡ぐ世界と自由を手に入れる」ことって、
何か関連あるんでしたっけ?
(お母さんが犠牲にならないとエリィが自由にならない、んでしたっけ?)
あの後、「私はお母さんも失いたくない」ってスレッタががんばっちゃう流れが
やっぱり何だかよくわからないんですが、私の理解力のせいなのかな。
ガンダムシリーズのアニメを制作する際に
スポンサーであるバンナム側がいつ、どれくらいのタイミングで
チェックしたり、すり合わせをしたりするのかは不明ですが、
この最終回や作中における「ガンダム」の扱いで、大丈夫だったのかなぁ。
キラキラのシュワシュワで消えちゃったり、
「消滅してもかまわない、悪しきもの」という描かれ方をして終わっちゃって、
販促的には大きくマイナスだろうし、
ブランドイメージも損なっているのではないかと心配になるのですが。
3年後
髪下ろしティルくんがかっこいい! 美しい!でも、いいの?
パイナップルヘアーをやめちゃったらMMKなんじゃない?
(MMK=モテて・モテて・困っちゃう)
あ、ペトラちゃんの松葉杖も、
スレッタのシーンで何かと話題の「ロフストランドクラッチ」ですね?
あれ? でもこれって、基本的には
「握力や腕力が弱い方」が使うんじゃなかったっけ?
ペトラちゃん、上半身はそれほど問題はなさそうだったけれど、
両脚とも義肢になったから、やっぱり体力全般が落ちちゃったのかな。
もしかして内臓にも何か問題抱えてる?
……あのー、もしかしてなんだけれど、例えば
「見た目がちょっと凝っててかっこいいから」的な軽い理由だけで
このタイプの松葉杖を使わせていないですよね……?
杖って、ちょっと調べるだけでもいろいろなタイプがあるけれど、
スレッタにもペトラにも、ロフストランドクラッチが妥当ってことで
描かれているのですよね?
(制作期間にゆとりがなかったらしいことは伝わっているので
責める気持ちは全くないのですが、
あらゆる点に疑念を抱いてしまう癖がついてしまいましてね……)
(でも、少ない描写からできるだけ多くを読み取ろうとする姿勢は、
この作品で大いに鍛えられたものなので……)
それはともかく、
「堕ちろォ! 水星女ァ!!」&「(地球寮を)ぶっ潰す!!」
のベストカップルが穏やかに微笑んで寄り添い合っている姿には、
こちらにもうるっと来るものがありますね。
そしてラウダくん、怒ったお顔はあんまり兄さんに似ていないと思うけれど、
優しい笑顔は兄弟そっくりね。素敵ね。
あっ、最後の土手のシーン、チュチュ、いたんだ!
ロウジと一緒に働いてるみたいだけど、状況がよくわからなかったのよ。
株ガンを離れて、パイロット技能を活かしてブリオン社系列に入ったのか、
逆にロウジが株ガンに入社して、貨物の運搬その他を担当しているのか、
そこらへんは特に説明がないままですが、
ニカのお出迎えの時に彼女の姿が見えなくて、少し不思議だったのです。
ロウジも、ニカ姉のこと意識しているみたいだったし、
そもそもセセリアとの関係も謎のままで終わってしまいましたが、
ここらへん、小説版で多少なりとも補足されるのでしょうかね?
新アス高の制服が、セーラーカラーでとても可愛らしいです。
中高ともにセーラー服を経験した身からすると、
あれは夏は背中が暑い&首元が空いて冬は寒いという
制服にはおすすめしづらい形状ですが、
フロントなら気候も調整されているだろうし、心配しなくてもいいかな。
シャディクガールズたちが全員、
ちょっとダボっとしたシルエットのスーツ姿なのは、
内側にいろいろと武装しているから、と指摘する声を以前見かけて、
おおー、と思ったんだよなぁ。
初見時は、学生時代にあんなにお洒落なイメージだった彼女たちが、
護衛のお仕事(?)とは言え、野暮ったい感じになっちゃって、
軽くショックを受けてしまっていたけれど、
そういう事情なら、まぁ……。
セドが学校に行けるようになって、よかったです。
教室は小さいし、子守りしながら授業聞いてるような子もいて、
まだまだ教育に関わる問題は山積みだろうけれど、大きな一歩だよ。
……とほっこりしていましたが、やっぱり最後の土手のシーンはダメだー!
プロスペラの車椅子、あんな舗装もされていないような道を、
誰が押してきたの? 誰が押して帰るつもりだったの?
電動だとしても、どこかに引っ掛かったらおしまいじゃない?
そうそう、挿入歌の件ですが、リアタイ時は混乱しすぎて
「何か歌が流れているのはわかるけれど、
曲も声もただの『音』としか認識できない」
という状態でした。
ちょっと気になって、さっき歌詞を確認したりしましたが、
その後に流れた「祝福」と意味合いがほとんど真逆で、
ますますこの最終回のわけのわからなさを助長しているように思えるよ。
もう、わからない。何もかも。
感想
とりあえず、3年後のエピローグ部分はなくてもよかったんじゃないかな!全体的な構成もラストバトル(バトルですらなかった)もいろいろとアレだけれど、
番組終了後の諸々の火種となっているのは
あそこで描かれたキャラの顛末にまつわるものも大きいと思います。
伏線の回収や課題の克服など、どうせ中途半端で終わるなら、
よけいなことを語らずに
宇宙空間でスレッタが回収されるところで幕を閉じてしまった方が、
その後を視聴者が自由に想像できて、まだ平和だった気がする。
それにほら、ファーストのラストも
アムロがみんなと合流するところで終わっていたと思うから、
いいオマージュになるのではないでしょうか……!
もしくは、3年後じゃなくてクワゼロから1週間後くらいに、
病院で静養しているスレッタ(疲労はしているが元気)のもとへ、
みんながお見舞いに駆けつけて今後について語る、とか。
主人公はスレッタで、「2人の少女の物語」であるはずなのに、
あの終盤の展開&エピローグでは、完全にミオリネ視点になってしまっていて、
淋しかったし違和感も大きかったんだよね。
だから、せめて最後くらい、スレッタを中心にして締めてほしかったです。
んー、まぁ、でも、もう、いっか!
この先、この最終回を見返したくなることはないな、と確信できました!
心おきなく、録画を削除します。えいっ(ポチ)☆
好きだったはずの作品の最終回を、こんな気持ちで削除するなんて悲しい。
例えば、姫プリの最終回(2016年1月)は、
物語のラストとして完璧すぎてお気に入りすぎて、
未だに残してある上にたまに見返すくらい、大好きなのに。
残念だなぁ。残念です。