「天秤座」（石井ゆかり著）

誕生日のお祝いに、というよりは記念に、ゆかりさんの「天秤座」を購入。
勝手にA5版くらいかと思い込んでいましたが、文庫版のコンパクトサイズでした。
表紙カバーの手触りや本文の紙質・書体など、装丁が気に入っています。
表紙のデザイン自体は、単純な好みだけで言えば
他の星座で惹かれるものもいくつかありましたが、
今は何となく、人が選んでくれたものもどんどん試したい気分なので
これはこれで、うれしいかも。

ゆかりさんのサイトには、ネットサーフィン中に偶然辿り着いて以来
週報＆年報を目当てに通い続けています。
ただし、私自身は、西洋占星術も含めて、占い全般は
信じる信じないor当たり外れではなく
「読みもの」として楽しむ気持ちが大きいです。
（どちらかというと、占いそのものよりも、それを肯定したり否定したりする
　受け手側の反応の方に興味があったり）
いいことを言われてもそうではないことを言われても、
すぐに忘れてしまう、残念な記憶力しか持っていないし……。

そんな私には、ゆかりさんの文章はまさに娯楽のひとつ。
ここに書かれていることの全てに納得したり
実行に移そうとすることは、たぶんこの先もないけれど、
このまま手元に置いて、時々ふと読み返してみたりするだろうな。
そんなふうに思わせてくれる1冊でした。