俺屍2感想:神様関連

 2014/08/12 Tue

俺屍2

俺屍2 私は相変わらずプレイ途中で
神々の台詞およびイベントは、自力ではほんのわずかしか回収できていませんが、
まとめサイトなどを見る限り、うーん、確かにこれは
人によっては相当ショックだろうなぁ、と思います。

ゲーム内で100年、実時間で15年もたっているわけですし、
プレイヤーの数だけ神様像もそれなりに育っていると思われるのに、
後付けでこんな設定を押しつけられてもなぁ。
ここらへんに関しては、神々の台詞や開発側の意見として
「仮説のひとつにすぎない」
「ただの噂話、むやみに信じるな」
というフォロー(?)が入っていますが、
こんな時間差で異なるイメージを提示されても、戸惑ってしまいます。

ちなみに、神々の後付け設定で私自身が一番衝撃を受けたのは、
五郎ちゃんズに関して、です。
前作とはまるで逆で、こんな改変でいいの!? って。
前作の時点で、例の、人間の味方説と今回のこれとが
同時に提示されたのなら、
それはそれで深みがあっておもしろかったと思うけれど、
何かもう、ほんとうに、ん?? あれ?? って感じ……。

あと、親衛隊とかハーレムとか言われているアレですが、
そもそも、夜鳥子やその旦那さんを
そんなモテモテキャラにする必要があったのかなぁ、と疑問に思います。
彼あるいは彼女に想いを寄せていた神がいるとしても、
別にそれ自体は構わないのですが、
もっと客観的に彼らについて語ったり
時には、その中で好意が滲み出たりしている方が、
プレイヤーとしてはすんなり受け止められたかもしれないなぁ、と……。

そういえば、発売間もない頃のプレイヤー側と開発側のやりとりで、
「夜鳥子のことばかり神々が話すのは不愉快」という意見に対して
「昔の女の話なんて聞きたくない、ということ?」
というのがあったと思うのですが(うろ覚え)、
何かこれも、んんん違う、そういうことじゃないんだよォォ!
と違和感を覚えました。
開発側の推測どおり、「嫉妬から来る不快感」というのも
私の中には確かに存在します。
でも、前作とはまるで印象の異なる台詞を聞かされて
(って、まだ自力では大して聞けていないけれど)、
その違いによるギャップに戸惑った、とか、面食らった、とか、そういう感じ。

あと、うまく説明できないけれど、焦りのような感情もあります。
このモヤモヤは、開発トップ側にはたぶん理解してもらえないと思うけれど、
二次創作魂のようなもの、かな? と自分では思っています。
妄想族としては、キャラクターのちょっとした言動などから
あれこれ設定を膨らませて楽しむわけですが、
「大原則として、原作との矛盾や違和感があってはならない」
というのがあると思うのですよね。
行間を深読みしたり、隙間を埋めていくような感覚で
キャラクターの肉付けをいていく。
(他の二次創作者さん方も、たぶん基本はそうだと思うのですが、どうかなぁ)
それを、原作の中で、ものすごい時間差で新設定がズドーンと投げ出されたり
しかもそれが前作とところどころ矛盾したりしていると、
んああああ!! ってなる。……んですが、あれー、うまく説明できないなぁ。

私自身は、特定の神様に深い思い入れがあったわけではないし、
一族ひとりひとりに詳細なプロフィールを考えたりする方でもありません。
特に、このゲームを知ってまだ間もない頃は
とにかく一族を鍛えるのが楽しくて楽しくて、
神様を解放したり術や指南書を集めるのが楽しくて楽しくて、
ある意味、製作トップ側が想定していたプレイヤー像に
わりと近いタイプなのだと思っています。

でも、そんな私でも、ゲーム中でドラマティックな展開が続いて、
一族のあるキャラクターやその周辺で
ぱぁっと、漫画やアニメのように、キャラが勝手に動き出す、
といった感覚が生まれることも、しばしばありました。
残念ながら、私には、
それらを他人様にも伝えやすい形に昇華するセンスはなくて、
家系図を作るのが精一杯な状況なのですが……。

それはともかく、神々に対してはわりとドライな私でさえ、
今作の過剰なキャラ付けには、ちょっと「えっ」と思っています。
決して、「一部のユーザーの不満」なんかじゃないよ。
ここらへんのことが、どうも開発側にはうまく伝わっていないようで
何だか、うーん、感覚の共有って、ほんとうに難しいですね。しょんぼり。

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