俺屍2感想：神様関連その2

神々がホイホイ下天することについては、
たぶん製作側の
「登場人物それぞれが、より勝手に動いていると感じられるようにした」
っていうのの具現化のひとつなのだろうな、とは思います。
でも、一度昇天させてもまたすぐに下りてきちゃったりするのは
「神様一覧リストを全て埋める」という、いわゆる神様コンプが
今作ではほぼ不可能……ということですか？
そ、それはすごく残念だなぁ……。

天界における神様不足は、交神相手の不足に直結しているので、
私自身もプレイ上、不都合を感じ始めています。
一度昇天させたらもう下りない、じゃダメだったのかなぁ。
それか、一度交神した相手はもう下りない、とか、ねぇ。
自由気ままに動き回る神様、というのも魅力的だけれど、
どこに下りたかのヒントすら与えられず
とにかく迷宮がだだっ広いのと相まって、
これもイライラ感の根源のひとつ。

あ、そうそう、雑魚に封じられていた神様を解放した時も、
何か、一族に対して台詞があるとよかったな。
「助けてくれてありがとう」とか、ほんとにひとことで構わないから。
（↑お雫ちゃんの交神時の「選んでくれてありがとう」みたいな。
　あの台詞、素直ですごく好きだ〜）
あとは、解放時の討伐隊メンバーがその神様と交神したら
必ず、もしくは高確率で「一世の祝福」を授かる、とか、
そういうボーナスがあると、なおよかったです。
実際は、そんな仕様にしたとしても、
奉納点が足りなかったり、一族の素質とのランクに差がありすぎたりして
なかなか活用できないかもしれないけれど、
プレイヤーごとに数々のドラマが生まれそうで
想像するとちょっと楽しい。

そう、神様の台詞なんて、他愛のないもので十分だったんだよ。
プレイヤーが自由に想像を膨らませたりして楽しめるような、
一族に対して、彼もしくは彼女自身について語る、ほんの少しだけで。

PSP版が出た時、神様の交神時の台詞が大幅に増加されたので、
製作側は俺屍の、キャラゲーとしての要素に気付いていたはずなのに、
何がどうして2ではこんなことになってしまったのか。