「特命戦隊ゴーバスターズ」

 2013/02/14 Thu

エンタメ

テレビ 「特命戦隊ゴーバスターズ」

「特命戦隊ゴーバスターズ」が終わってしまいました。
最初の頃は、前作のゴーカイが好きすぎて
気持ちがうまく切り替えられないまま、ぼんやりと視聴していました。
が、少しずつ少しずつ、
エンターさんがいろいろなコスプレを披露してくれるようになったあたりや
陣さん&樹液(←固有名詞)が登場したあたりで段階的におもしろくなって、
いつの間にやら、毎週ドキドキしながら見守るように……。

パンダの着ぐるみ姿のエンターさんを見た時に
「今年のラスボスはこの人かなぁ」と思っていたのですが、
予想どおりでしたね。
でもなぁ、この人、最終決戦では、何というか、
ゴーバス側とは話が噛み合ないまま倒されてしまったように感じる。
「仲間を道具のように扱う(だったっけ?)ひどい奴」と
「仲間を信じる・助け合う、強い絆でつながっているゴーバスターズ」
という構図で、ゴーバスの勝利に終わったのですが、
エンターさんは、ほんとうの意味での「仲間」がいないまま
ずっと孤独に戦ってきたと思うので。
そこらへん、ちょっともやっとするような、
しかし、そこらへんを突き詰めると
ちびっこはついていけないかもしれないしなぁ。
でも、人間だって、遺伝子とか、データの塊じゃないか、
とか、考えてしまうんだよなぁ。むむむ。

エスケイプちゃんがどんどん壊れていくあたりは
可哀想だったし切なかったけれど(エスケイプちゃん自身もエンターさんも)、
きれいだなぁ、とも思ってしまいました。
見た目とかじゃなくて、生き様というか……。

あと、陣さん個人に限っては
何だか素直なハッピーエンドにならなさそうだと思っていましたが、
そこらへんの予想も当たってしまいました。
でも、最終回は陣さんが全てをさらっていってしまった気がします。
かっこよかった!
ラストでは、形見(?)のジェンガを見つめている樹液に
ほろりときたりもしました。うおおん。

ゴーバスは、いわゆる「戦隊もの」のフォーマットとは違って
「おおっ」と新鮮に楽しめる部分もちょくちょく出てきました。
等身大の戦いと巨大ロボ戦とを並行させたり、
ロボのマニュアル合体とか、整備員の存在を明確にしたりとか。
↑コレは燃えたなぁ、こういうの、すごく好きだ。

ああ、あと、年齢差のあるコンビ・カップル・チームが大好きなので、
リュウさん&ヨーコちゃんを見ているのが楽しかったです。
そういえば、ヨーコちゃんといえば、
ウサダの声には最初ちょっとびっくりしたのでした。
ゴーオンのボンちゃんとかべアールみたいなのを
勝手にイメージしていたので。
もちろん、今では、あれでこそウサダだと思っていますが。

んー、振り返ってみても、物語中でいちばん成長&変化したのは
やっぱりエンターさんではなかろうか、と思ってしまうのですが、
んーんーんー、惜しいなぁ、もう。
バックアップはもっともっと、何重にもとっておかないとダメだよ!

何はともあれ、役者さん、スタッフさん、楽しい1年間をありがとうございました!

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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ラクをするための手間は惜しまず
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