すいまじょの公式ノベライズ、買ったどー!
ネットで予約しておいたら、発売日前日にポストに届いていました。
ありがとうヨドバシ!
届いたその日に夜更かししてざっと一気読みして、
あとはちらちら部分的に読み返しただけの状態ですが、
この段階での雑感を、自分用の記録として軽くメモっておきますね。
あんまり細かいことを確認せずに注文していたので、
手に取ってすぐに「あれっ、デカいな?」と思いました(判型が)。
そのわりに本文の文字はちょっと小さめに感じてしまったけれど、
これは対比の問題なのか、私の視力や老眼のせいなのか……。
文章自体はさらっとしていて、読みやすい方かなぁ。
ただ、全体的に心理描写は抑えめ、控えめで、
個人的には若干物足りないような、もうちょい突っ込んで欲しかった部分もあり。
でもアニメ本編も、視聴者の解釈に委ねる方向で作られているから、
地の文としてはこれで正しいのかもしれないなぁ。
((↑)こういう感想を持ってしまうのは、他に、
一人称視点や心理描写マシマシの二次創作を大量に摂取している影響も
多大にあると思います)
そうそう、地の文では、けっこう漢字をひらいているものが多くて、
その塩梅が、こう、私とは好みやセンスが違うなぁ、と思いました。
(「ひらく」=「漢字表記できるものを平仮名表記する」の意、ですが、
これって一般に認知されている用語でしょうかね?)
(私は以前の職場で得た知識)
他には、ちょっと気になった点として、
「まだ本編で登場していないキャラ名を、地の文で登場させる」
っていうのはアリなのかなぁ、って。
第1話第3章の、ミオリネ&フェルペトのシーンですが、
「ふたりがグエルの取り巻きだと知っているミオリネは」って、部分です。
この直後、作中最初の決闘シーンでグエルくんが登場するわけですが、
初読時に「んっ?」と思ってしまいました。
この小説版を読むのは9割以上アニメ本編を見ているファンだろうけれど、
一応はこちら単体でも楽しめるように作られるのが大前提だと思うので、
「グエル? 誰?」ってなっちゃう人がいたらダメじゃない? いいの?
そりゃあ、最初にキャラ紹介載ってるけどさぁ……。
もう1つ、引っかかったのは、
第1話第7章の決闘シーンで、ニカの生徒手帳を借りたスレッタが
バイクで突っ込んでいくシーン。
「侵入者」の顔画像が表示されて
グエルが「誰だ、おまえは!」と叫ぶところが、ちょっとわかりにくかったです。
アニメ本編を見ているので、あそこでニカの顔画像が表示されたことを知っているから
脳内で勝手に補足しちゃいそうだったけれど、
この小説内の描写だけだと、このへんの流れがつかめなさそうで心配。
私があほなだけで、全くの杞憂かもしれないのですが。
ただ、でも、だったら自分の場合どう表現するかを考えてみたものの、
映像&音声のハイブリッドである「アニメ」に対する文章のみの「小説」って、
もう、当たり前ですが全然違っているわけで、難しいですね。うーん。
あとは……、引っかかったのではなくて、個人の好み&希望なのですが、
第3話第3章で、エランさん&スレッタが連絡先を交換するシーン、
やりたいことリストを初めて1つ叶えられて喜ぶスレッタの様子を
地の文で、さらっとでもいいので描写してほしかったな〜。
アニメ本編でのあの時の表情、すごく可愛かったからさぁ〜。
いやー、エラスレもいいですよねぇ、好き……!
おっと、小説版オリジナルエピソードの件を忘れるところでした!
発売前に「元花婿」の噂を聞いて、グエルくんの前のホルダーなのかと思いきや、
ミオリネの幼馴染のお姉さんで、ちょっとびっくり。
この第1巻で終わらず次に続くらしいので、それにもちょっとびっくり。
そうそう、これってスレッタが地球寮に入った後のお話、ですか?
そのへんの時系列が実は曖昧なのと、
小説版に限れば今後の展開のネタバレになっちゃうので、
これもいいのかな、誰も気にしないのかな、とモヤモヤ案件追加です。
まぁ、それはそれとして、
ユーシュラーさんとミオリネとの間に何があったのかは気になる。
あっ、そうそう、巻末の「MSアーカイブ」がうれしいです。
こういう、資料集的なおまけ、大好き&助かる〜!
巻頭の「用語集」もね。
そしてディランザのどっしりしたシルエットに改めてときめき。
他に書き残したことは……、あっ、
第3話でお着替えしながら母と通話するスレッタがいましたが、
あれ、「学園フロント内のホテルの1室」だったのね。
地球寮やミオリネさんの部屋へ行く前、
どこで過ごしていたのかちょっと心配だったので。
以上、初読直後のざっくり感想でした!
第2巻が出るのはいつかなぁ、
アニメ本編の補足ができるなら続けて購入しようかな、の気持ちでいます。