簡潔にまとめると、(↓)こんな感じでした。
- 大きな異常は特に見つからなかった。
- ただし、ポリープの疑いのあるものが1ヶ所あり、経過観察が必要。
- 大腸の終わりの方(直腸)に憩室(けいしつ)が多数あり。
とりあえず、やれやれ。
まずは、腹部エコーの結果ですが、この検査では特に異常はなかったそうです。
そして、バリウム検査では、1か所、5mm以下の小さな何かが見つかったそうですが、
それがポリープなのか、便が残っていてバリウムを弾いてしまったのか、
今回の検査だけでは判断できないとかで。あらー。
ちなみに、位置的には上の方というか、
前から見るとちょうど時計の「12」のあたり。
そして、もしポリープだとすると、この先、ガンに変化する可能性があるので
10mmくらいになると問答無用で切除するけれど、
この大きさだと本人の判断に任せる、とのことで。
「このサイズなら内視鏡で簡単に取れますし、
医師としては切除をお勧めしますが、どうします?」
と聞かれて、たぶんそれがいちばん安心だよなぁ、と思いつつ、
今回はこのまま様子を見ることにしました。
検査を受けている時点で、すでに症状がすっかり治っていたのと、
ここ数年、胃カメラやら何やらで毎年のように精密検査を受けているので、
たぶん来年も何かありそうだし、その時に大腸カメラをやってもらおう、って。
もちろん、それまでに何か自覚症状が出たら、すぐに病院に行きます。
そして、今回ものすごく個人的に納得がいったのは、
直腸あたりに憩室(けいしつ)が見つかったこと。
これは、大腸の組織が外側に小さく膨らんで飛び出してしまった部分のことで、
ガッテンで見たことがあるなぁ、と思いながら話を聞いていました。
自分のレントゲン写真を見た限りでは、ちょうど、あれですわ、
エヴァの、ネルフの地下で磔になっているアダム(って、あれはリリスだったっけ)の
不完全な胴体から小さい足がいっぱい生えている、あの感じ。
いや、あそこまでうじゃうじゃではなかったけれど、
いくつかぴょこぴょこ出ていました。
んで、この憩室の何が問題かというと、
「ここに入り込んだ便が腐敗→雑菌が湧く→炎症&痛みの発生」
という状況になることがある、という点。
私がしばしば陥る体調不良の原因は、たぶん、これだ!
と、こっそり「WATER!」(by ヘレン・ケラー)の気分でした。
はるか昔に診断された「過敏性腸症候群」というのは
緊張やストレスであっけなくおなかをこわすことが多いから事実だけれど、
その他、おなかが痛くなりやすいのは
ここにも理由があったんだろうな、とも思っています。
大丈夫な時はほんとうに何ともなくて、穏やかなのだけれども。
そうそう、この憩室ですが、
これ自体を切除するという治療法はなくて
症状が重い場合は
憩室ができている部分ごと、腸そのものを切除してしまう方法が
一般的に取られているのだそうです。
それは何だか、大変な手術になりそうだな……どきどき。
あ、そもそも今回精密検査を受けようと思い立ったのは、
昨年秋くらいから
「何だかおなかがしょっちゅう張るなぁ、
でも、お通じは別に今までどおりなんだよなぁ」
という不快感というか不安があったから、です。
最近はそれらの症状は全く出ていません。
そして、上記のポリープ(の可能性があるもの)に関しては、
「今回の症状とは無関係で、たまたま検査で偶然見つかったもの、
とお考えください」
と言われました。
ポリープそのものは、痛みなどの自覚症状を引き起こすことがないのだそうです。
そうなのか〜……。
そんなこんなで、私は元気です。
でも、これから苦手な冷房の季節になるので
それで体を冷やしておなかをこわしたりしないように、気を付けなくては。
以上、大腸バリウム検査のレポートでした〜。