先日録っておいたディズニー映画の「ウィッシュ」を鑑賞。
何かと話題になっていた作品で、ちょっと気になっていたのですよね。
「王様が悪役でヒロインが正義」として描かれているけれど、
世間的には「むしろヒロインが『悪』なのでは」という声が多いようで、
そうなのかな、と思いつつ見ていたけれど、うーん……。
……いや、別に王様の方も、そんな善人とか賢君とは言えないのでは……?
一代で王国を築き上げた、っていうのは、すごいなぁ、と思いますが。
そもそも、月に1人しか願いを叶えてもらえないというのに、
国民がホイホイ願いを預けてしまっているという状況が、
個人的には理解できないというか、共感できないなぁ。
いつか必ず叶えてもらえる、というならともかく、
王様自身が明確な基準も明かさずに選ぶ、なんて、
そんなの宝くじに当たるか否か、って感じじゃない?
だったら、自分で何とかした方が早くない??
空を飛びたいとか、ファンタジー寄りな願望ならともかく……。
あと、ヒロインも含めて、国民みんなで王様をあんなに慕っていたのに、
「実は悪い奴だった!」とわかった途端に一斉に攻撃(?)に転じて、
ちょっと軽すぎない? いいの? って思ってしまったなぁ。
まぁ、子ども向け&ファミリー向けの作品なんだから、
それくらいテンポよく進めていかないと、
っていうのもわかるのだけれども……。
テーマは「夢は自分の力で叶えよう」なのかな?
でも、ヒロインも結局、
スター(固有名詞)という超常的な存在の力を借りているわけだし、
いや、でも、「運も実力のうち」という考えもあるから、
こういうのは「自分の力」扱いになる……のかな?
そんなわけで、あんまり集中して楽しむことができなかったけれど、
サブキャラとして、足が不自由な女の子が自然に登場していた点は、
ちょっといいなと思いました。
ヒロインの親友で、松葉杖を使っているのだけれど、
その理由が特に語られるでもなく、
誰からも言及されることがなく、
物語の展開上、特に何の影響もなかったので。
普通の、今までのエンタメ作品だと、
「障害のために逃げ遅れてピンチ!」とか、
ドラマティックな要素に使われがちだけれど、
最後までそういうのがなかったですよね。
「友達が何人かいれば、眼鏡をかけた子も1人くらいいるよね」
くらいのノリで、松葉杖の子を出してきたんだなぁ。
そういえば、このダリアちゃん、メガネっ子でもあるのですが。
たぶんこういうの、ポリコレの一環で、
行きすぎた配慮で何だかおかしな具合になっている作品も多いし、
「ある属性をフィクションで扱わないことが、
その属性を持つ人たちを否定するわけではない」
と考えているけれど、ちょっと、時代の変化を感じましたねぇ。
物語そのものより、私にとってはこちら(↑)の方が印象的でした。
「ディズニー100周年記念」と銘打たれてはいるものの……、
って感じですが、全体的に青や紫など寒色メインでまとまっている中に、
スターの黄色がアクセントになっていて、そこは好きです。
