先週末の話ですが、実家に集まって甥っ子のお誕生日会をしました。
お寿司とカットフルーツをみんなでもりもりと食べたり、
先日のピアノの発表会のDVDを鑑賞したりしました。
両親も姉夫婦も、そしてもちろん私も、
甥っ子の勇姿(演奏)を再び映像で楽しんでいましたが、
本人はちょっと恥ずかしそうというか、不服そうでもありました。
うん、今回はちょっとミスしちゃったもんねぇ。
でも、改めて聞いても、上手だなぁ、って思うよ〜。
私や姉も昔はピアノを習っていて、発表会にも何度も参加したけれど、
当時のことは写真やプログラムが残っているだけなので、
「教室の先生方が専門の業者に頼んで、DVDにして残す」
というこの方式には、毎年、時代の差を感じてしまいます。
ただ、でも、過去の演奏が思い出の中にしか残っていないというのは、
ある意味、気楽でもあるんだよね、実は。
だって、ちょっと、恥ずかしいじゃん!
すっかり遠い過去となった今なら、
映像だろうが音声だろうが開き直って楽しめると思うけれど、
ついこないだの出来事を、目の前で改めて再生されるとしたら、
何だかちょっと、居た堪れない、とまではいかなくても、
どういう態度でいたらいいのか、わからない感じ。
だから、DVDで自分の演奏を見せられた甥っ子が、
ちょっと憮然としていたその心境も、わかる気がするなぁ。
……という話を姉にしたのですが、「そうなんだ?」と言われてしまいました。
姉は私とは少し違って、
「ピアノ大好き! 弾いてる自分も大好き! みんな見て! みんな聴いて!」
ってタイプで、学校でも折々の行事の伴奏をバンバン引き受けていたので、
私のような「ピアノは好きだけど、人前では弾くのはちょっと……」という感覚は、
いまいち理解できないようです。
昔からこの差は知っていたので、
別に全然、「相変わらずだな〜」としか思いませんが。
同じ親から生まれて、同じ家で育って、同じお稽古事しても、
ヒトはそれぞれ、違う生き物であることだよなぁ(詠嘆)。
まぁ、それはともかく、
甥っ子の今現在のお稽古事は、ピアノとゴルフのみだそうです。
この先、また何か始めるかもしれないし、
ピアノもいつまで続けるかはわからないけれど、
楽しんでくれたらいいなぁ、と思っています。
甥っ子は来年から中学生だから、
こんなふうにお祝いするのはもう最後かもしれないなぁ。
親とか親戚とかよりも、だんだん友達付き合いの方が楽しくなっていくだろうし。
……とは思いつつ、姉一家はほんとうに仲良しなので、
まだしばらくはこうやって、一緒に遊んでもらえるかな。
来年もまた、無事にこんな日を迎えられますように。