先月末の話ですが、甥っ子のピアノの発表会に行ってきましたよ。
上の画像は、姉が手土産に渡してくれた、亀屋芳広のお菓子です。
あまりの美しさにうっとり。きれいねぇ。
それはともかく、発表会!
ここ数年はコロナの影響で「観客ゼロ&DVD配布のみ」だったり、
「観客は出演者1人につき1人」と制限がついたりしていたので、
私が直接見に行けたのは、実に5年ぶりでした。
叔母馬鹿かもしれませんが、うちの甥っ子、めっちゃうまかったですよ!
弾き始めた時、観客席から数秒遅れて声なき感嘆が漏れたのを察知して、
ちょっとおもしろかったです。
(空気が動いたような、「(……!!)」みたいなザワつきがあったのです)
たぶん、彼、ぱっと見ではあんまりピアノを習っている感じがしないというか、
そもそも昭和男児の風情だし、靴もNのロゴがまぶしい New Balance で、
それなのに手首の動きも軽やか&音色も柔らかだったので、
そのギャップが予想外だったのではないかなぁ。
ただ、でも、最後の〆の直前でトチッてしまったようで、
その時も「(……!?)」って場内の空気が揺れて、
本人も頭をかきながら舞台から降りてきました。
(演奏後、出演者は舞台袖階段からそのまま自席に戻るシステム)
席に戻って私たちと合流した後も、
しばらく頭を抱えて小声で「やっちまった〜」と言っていましたよ。
今までつっかえたことのないところでつっかえてしまったらしく、
その後の休憩タイムで、姉夫婦からも
「何でだろうな? せっかくノーミスだったのになぁ」
「ええーっ、て感じだったよね〜」
と怒るでもなく責めるでもなく、不思議がられていました。
そうだったのかぁ、そっかそっかぁ。
でも、堂々としていてかっこよかったよ〜!
そうそう、甥っ子が弾き始めた時の周囲のざわめきの件を
姉夫婦にも後でこっそり話したら、
「でしょ!?」「だよね!?」「うまいよね!?」
って、めっちゃうれしそうにしていました。
こういう、全力で我が子を推しているところが、とても好きです。
甥っ子以外では、毎年恒例の、最年少の子たちによる
「♪せーーかいーはーひーとーつ〜〜」の合唱が可愛らしかったです。
5、6人のちびっ子による合唱で、そのうち1人は男の子だったのですが、
ニッコニコで登場して、曲が始まっても天井その他をぽや〜んと見ていて、
最後の方でようやく歌い始めてニコッと締めくくって、自由でナイスでした。
あと、ヴァイオリンを弾いていた男の子もよかったなぁ。
「今朝、床屋さんに行ってきました!」みたいな、
つるつるくりくりな坊主頭で、
音色はまだまだ不安定で伸び代しかない感じでしたが、
あんな、一休さんみたいなちっちゃい子が一生懸命弾いていて、
微笑ましくて応援したくなっちゃう〜。
そうそう、こういう発表会では、
おめかししたちびっ子をたくさん見られるのも、また楽しいんだよね。
スパンコールがキラキラで舞台映えするドレスとか、
無地のシックなドレスで大人っぽくまとめている子とか、
姉妹でおそろいだったりとか、
みんな違ってみんないいわよ、素敵よ〜!
コロナ禍を経験していると、こういう発表会などに立ち会えるのは、
ほんとうにラッキーなことだよなぁ、と思います。
来年も無事に開催されますように〜!