「第20話:望みの果て」(機動戦士ガンダム 水星の魔女)

 2023/06/08 Thu

水星の魔女

水星の魔女 今回めちゃくちゃおもしろかったです。
地獄だったけど。
地獄だったけどぉぉぉぉ!!
(大事なことなので2度言いました)

学園サイド

ペトラちゃん……!

ペトラがスレッタに話しかけてきた時、私、すごくうれしかったんですよ。
こういう、寮とか学年とか科の違いとかも越えて、
スレッタにはいろんな所属の子たちと知り合ってほしいな、
とずっと思っていたから。

番組序盤の、第4話の頃から、
「ああ、スレッタはこうやってたくさんの出会いをして、
 お互いにいい方向へ変化したり成長したりしていくんだろうなぁ」
と期待していたものの、本編ではミオリネ&地球寮のみんなとの関係で留まって、
ちょっと物足りないような気がしていたのです。
主軸がスレッタ&ミオリネなのはわかるし、
地球寮が拠点だとか尺の都合だとかもわかるけど、
スレッタ個人だけではなく、みんなでわちゃわちゃ混ざり合う姿を期待していて。

物語の終盤になった今、こないだからのマルタン&セセリアみたいに、
接点が考えられなかったキャラたちが出会うようになって、
すごくおもしろいし話も動くようになって、
自分はこういうのが見たかったんだな、とも感じていました。

まぁ、交友範囲が地球寮メンバー内に限られている、っていうのは、
アーシアンが差別されているという現状にも理由があるし、
そういう垣根を越えた交流が始まったというのは
ミオリネが地球での交渉に(現時点では)失敗してしまったこととの対比とか、
「お互いをよく知ること、話し合いをやめないこと」が和解の唯一の方法である、
っていうのを示唆しているのかな、とも思いますが。

ランブルリングでのチュチュの行動で、ジェターク寮とは距離が縮まるかな、
と個人的にはとても盛り上がっていたのですが、
そもそも彼らはスレッタに対して敵意や反感を持っていただろうし、
そう簡単に雰囲気が変わるはずもなく、……。

でも、ペトラちゃん、気にしてくれていたんだね。
例えばニカ姉みたいな、わかりやすい優しさとは違うけど、
これまでずっと見ていてくれたんだなぁ、って、ほわほわしました。
あと、彼女の声をあてている広瀬さんが、グエラジの時だったか、
「ペトラは面倒見がよくて、フェルシーのことも妹みたいに思ってる」
みたいなことを言っていた気がするのですが(うろ覚え)、
たぶんスレッタのこともイライラしながら見守ってくれていたんだろうな、って。

あと、グエスレ推しとしては、
「将来、親戚になるんだから、何とかして今のうちから仲良くなってほしいな、
 せめてもう少しお話ししたりしてほしいな」
とずっと密かに願っていたので、今回この2人の絡みは、もうもう、
うれしい〜〜〜〜!!!!(ゴロゴロゴロゴロ)(床ローリング)
可愛い〜〜〜〜!!!!(ゴロゴロゴロゴロ)(床ローリングバック)
恋バナ、今回はペトラが一方的に愚痴るだけだったけど、
そのうちお互いにいろいろぶちまけたりして、もっともっと仲良くな〜れ♡
(え? この2人、未来の兄嫁&弟嫁ですもんね?)(曇りなき眼(まなこ))

それに、好きな相手に対しても、文句や不満は出たりするし、
埋め合わせをしてほしいって思うのは自然な感情だ、っていうのを、
ペトラを通じてスレッタが知っていけたら、
自分ばっかり責めてしまいがちなその性格を、もう少しフラットに変えていけそうで、
こういう友だちも大事だな、スレッタに必要だな、と考えたりしていました。

……って、ノレアが暴れ出してからもわりとのほほんと眺めていたし、
逃げる途中で倒れてた子を、ペトラが躊躇わずに背負ってる姿にも
好感度がもりもり上がったんですけど(優しい&かっこいい!)、…………。
ちょっとぉぉぉぉ!!(泣)

いや、違う、死んだじゃない、重傷か重体か意識不明とかで、
それで連絡受けたラウダくんがあんなにびっくりしてるだけだよ、
最悪の知らせに絶望してるんじゃない、早まるな!
メインヒロインに絡んだ女の子が、たったの1話で2人も退場するわけがない!
……と思っていますが、ど、ど、どうなんでしょう……か……。めそ……。

GUND医療の出番?

義手や義足をつけることになるのではないかと噂されていたジェターク兄弟が
何だかんだでここまで重傷を負わずにきたこともあり、
今回、ペトラがその役を担うのではないか、と予想されています。
スレッタたちが受けていた講義の内容も、パイロットの生命維持とか医療とか、
ちょっと伏線めいたものだったらしいし(気付いた人、すごいなぁ!)。

うーん、私もそういう、
「ペトラが株式会社ガンダムの医療で救われることで、
 ジェターク寮と地球寮の協力体制が本格的になる」
という展開を予想しているし、期待もしちゃってるけど、
それはそれとして、もしほんとうにペトラが身体のどこかを失ったりしていたら、
とても悲しいし、可哀想だな、って思ってしまうなぁ……。

だってあんな、好きな先輩とのデートを楽しみにしていて、
それをすっぽかされてぷりぷり怒ってた、恋する可愛い女の子が、
自身の見た目が大きく変わってしまうような怪我したら、
ショックに決まってるじゃん。

怪我でも病気でも、本人でもない外野がこうして不幸だと決めつけるのは
ものすごく失礼で無意味だと考えているし、
こういうことに老若男女は関係ないとわかっているものの、
ちょっと、言いたくなってしまったので、メモしておきますね。

あー、でも、オープンキャンパスの時のラウダくんも
視聴者の心配を大きく裏切って軽傷ですんだから、
案外ペトラちゃんもピンピンしてるかもしれないね。
うん、大丈夫! 本編で明かされるまではそう信じとく!

そうそう、ペトラがどんなに軽傷だったとしても、
ラウダくんはいつかペトラちゃんと埋め合わせ以上のデートするんだぞ!
思いっきり甘やかしてあげないとダメなんだからな!

5ノレ

監禁されている間に、というか以前からノレアに興味を持っていた5号くん。
彼はその行動原理が「とにかく生きる、生き延びてやる」って感じですが、
だからこそ、いつかノレアのために死んでしまいそうだと思っていました。
んで、庇われたりしたノレアの方がびっくりしちゃって、
5号くん自身も、何で咄嗟に他人の生命を優先しちゃったかわからなくて、
でも不思議とノレアを助けられた満足感もあって、困ったような笑顔で逝く、
みたいなシーンもぼんやりと想像したりしていました。

でも、ソフィのこともあるし、
ノレアにこれ以上「置いてかれる淋しさ」を重ねさせるのはあんまりにも可哀想だから、
「やっぱり2人で逃避行だ! それしかない!(キリッ)」と思ってたんですけど、
……思ってたんですけど!! あ〜〜〜〜!!(泣)

これまでずっと、スペーシアンに対する怒りと憎しみだけで生きてきて、
同じガンダム乗りのソフィ以外には理解してもらえない、って孤独感もあって、
でも、初めてこの気持ちに寄り添ってくれる人がいると知って、
その途端にこれですか……。

ソフィとのお揃いのミサンガのあの色って、お互いの髪の色から決めたのかなぁ。
ほんとに大好きで大切な、唯一の「仲間」だったんだろうな、ノレアにとっては。

あと、この一連のシーン、声を当てているお二方の演技がものすごくて、
前回のもグッときたけど、引き込まれました。
もう、息つめて見ちゃったし、何度見返しても集中しちゃうよ……。

エランくん(5号)

今まで散々キモチワルイと言われてきたし、
私もゲラゲラ笑いながらそう思っていたけれど、
本気で大事にしたい子が相手だと、あんなにかっこよくなれるんだね。

スレッタに対するハニトラが失敗続きだったのは、
5号くんが彼女に全く興味なかったことも関係あるんだろうなぁ、とか、
そもそも彼女が4号のどこに惹かれたのか
ペイル側は把握しきれていなかったんだろうなぁ、とも思います。

ところで、私はあの後、5号くんは確保されてしまったのかと思っていたけど、
「コクピットハッチが開いている&本人の描写がない」という指摘を見て、
彼がこの後も何かやらかしてくれるんじゃないかと
期待半分&不安半分でどきどきしています。

でも、ここでちょっと疑問が1つ。
彼もノレアも、とても簡易的なパイロットスーツ(というかベスト?)しか
着てなかったよね?
あのまま宇宙空間に出たら、死んじゃうよね?
コクピット内に予備のスーツやヘルメットって、用意されてるものなの?

あと、5号くんが乗るとしたらやっぱりファラクトなのかなぁ、
とも思うけど、あれって今、まだ地球寮にあるんだったっけ?
だったら、チュチュのデミトレと同様、たぶんそれも使えないor出せない状況?

もしかしたら、ガンダムに乗って戦うのではなく
生身でどこかに乗り込んで、ペイル社の闇を告発する役目を負うのかな。
もうそろそろ、ペイル社のターン来そうだし。

スレッタ

前回、スレッタの立ち直り描写があっさり終えられたように感じて
不安&不満をぶちまけたけれど、
今回のを見るに、逆に1ステップずつ丁寧にじっくり描いてくれそう、なのかな?

前回のラストで、スレッタは、
地球での騒ぎがプロスペラ&エアリアルによるものだと確信したのだと思うけど、
それはまだ、誰にも伝えられていなさそう?
ていうか、説明しにくいわな、そりゃ……。
もしかしてこの第20話は
「お母さんを止めに行きます!」ってアバンで大騒ぎするスレッタから始まるのかな、
とも予想していたのですが、いつもの如く大ハズレでした。

やっぱりまだまだ、回復途中で、心の整理は追いつかなくて、
「とりあえず学校行こ……」みたいな状態なのかもしれないね。
あんまりいろんなことがいっぺんに起こると、
自分自身を落ち着けるために、できる範囲で日常生活をトレースしてしまって、
他者から見たら「あれ? 平気そう?」と思われるっていうの、
ちょっと経験あるので、わかる気がする。

今回、ペトラと行動を共にして、
大変な状況の中でもスレッタにとっては大いに意味のある会話をしていたので、
それが自身について改めて考えるきっかけになってくれたらいいな。

瓦礫に埋まったペトラの安否は、今のところ不明だけれど、
スレッタは最大限、適切な処置をしてくれたと信じてる。
そして、もしかしたら、生身の人間のままで「人の死」を身近に感じたのは、
彼女にとっては初めての経験だったかもしれない。
クエタの時も、ソフィの時も、水星で救助活動をしていた頃も、
いつもエアリアルの中にいたから、
そういう感覚、よくわかっていなかったのかもしれないよね……。

今回、私がスレッタに対して「よかったなぁ、うれしいなぁ」と思ったのは、
「今はエアリアルがいないから、自分には何もできない」
ってさらに落ち込んだりするんじゃなくて、
「助けられる生命があるかもしれないなら、手を動かし続ける」
って選択をしたところ。

地球寮のみんなが来てくれたあのシーン、
顔はこちらに見せなかったけれど、スレッタ、きっと泣いてたよね。
でも、泣きながらでも救助活動、ずっと続けていたんだね。

スレッタを応援している視聴者としての願望が大いに混ざっているけれど、
ペトラとの会話や今回の突然の襲撃、そして救助という流れを経て、
今、ようやく、
「人が死ぬということ」
「(人殺しは、時には)正しいことでも、笑っちゃいけない」
ということの意味がわかったのかもしれないね……。

母親の誘導とか、役割を果たすことにこだわったりする一面もあるものの、
スレッタ自身の本質は、人を助けたい、役に立ちたい、ってことなんだろうな。
やっぱり、優しくていい子だな。

それはともかく、傷だらけのあの手がとにかく痛々しいので、
あの場へ軍手持って駆けつけたくなっちゃいましたよ。
いや、うん、演出的意図というのか、そういうのはわかるんだけど、
素手は危ないから! 救助する人の安全も大事よ!

チュチュ&フェルシー

「ポンポン頭」! 「ポンポン頭」て!
なるほど、他寮の子たちからはそんなふうに呼ばれているのねぇ〜、
すっごくわかりやすい!

それはともかく、この2人の共闘、いつかは絶対あると信じていたのでうれしいです。
それに2人とも、危険は承知で、それでもみんなのために戦ってくれたんだよね。
すごくかっこいいなぁ、と思いました。

そうだよ、コレだよ、上の方でも書いたけど、
こんなふうに寮とか学年とか科とかごちゃ混ぜで
協力したり喧嘩したり仲良くなったりするところを、私は求めていたんだなぁ。
「水魔女が全48話だったら」っていう話題で界隈がちょっと盛り上がっていたけど、
もっとアホ回とかトンチキ回とか、見たかったよね〜。

セセリア&ロウジ

前にも書いた気がするけど、セセリアさんってブリオン寮の寮長ではないんだよね?
決闘委員会に所属してるし、重要な役回りもしてるんだから、
最初から寮長って設定にしても別に問題なさそうなのになぁ。不思議。

それから、彼女とロウジくんのコンビにマルタンを加えた
ちょっと異色なトリオは、見ていて楽しいです。

祝!ニカ姉帰還!

よかったー、ほんとによかったよ〜。
チュチュを始め、みんなとも、いっぱい話をしてほしい。
あと、5号くん&ノレアとしばらく一緒に過ごしたことで、
「ガンダムに乗ると死ぬ」&「『エラン・ケレス』は複数人いる」
という2大情報を得ているわけだけれど(どちらも視聴者的には今更だけど)、
これがどうやってみんなやスレッタに伝えられるのか、ちょっと心配しています。

というか、もしかしてニカって、テロの重大参考人として、
改めて然るべき機関(フロント管理社?)に連行されていっちゃったりする……?
だとすると、またしばらくみんなからは隔離されちゃう……?

ジェターク兄弟

ラウダくん……!

自分の家族や会社のことなのに、自分だけ蚊帳の外に置かれていて、
さすがに可哀想になってきちゃったな……。
グエルくんはラウダくんを守るために話さずにいたんだろうけど、
自分は兄さんに信頼されていなかったのか、って思っただろうし、
淋しさと悔しさと自分に対する腹立たしさで
ぐちゃぐちゃになっていそうだよ……。

とどめに、ペトラちゃんが大変なことになってるって聞かされて
(まだ死んだとは限らないから! 私はラウペトも諦めないから!)、
その事実そのものと、また自分の知らないうちに大変なことが起きていることとで、
ダブルでショックを受けて、あの表情になってしまったんじゃないかと。

これまた何度も書いてるような気がするけど、
グエルくんとラウダくん、1回ちゃんと本気で喧嘩した方がいいと思う。
ランブルリングであんなことになる前は、
「グエルくんが復学したら、兄弟で決闘する回があるかも」
ってちょっと期待したし、テロ発生後は
「もう、そんな雰囲気じゃないな」
と思っていたのにスレッタvsグエル戦があったから、
もしかしてひょっとして、とその可能性を考えていました。

でも、今回ノレア&ガンヴォルヴァが大暴れして、
もう、決闘どころが学園閉鎖になっちゃってもおかしくなさそうで、
この兄弟が本気でMS対決したらどうしよう、
戦場で敵味方として出会うことになったらイヤだなぁ、って、
かなり本気で苦しいです。

次回、平和的に(?)生身でポカポカ殴り合いしていてほしい。
殴り合いっていうか、たぶん弟が兄に思いの丈をぶつけて
兄はそれを受け止める、って形になりそうだけども。

グエルくん……!

ミオリネにもケナンジさんにも
「まずは証拠を押さえろ(意訳)」と念押しされてたくせに、
シャディクを見つけた途端に勢いよく飛び出していっちゃって、
あのテンポのよさ、あまりにもギャグじゃない?
ラウダくんの即落ち2コマ(「兄さん! 兄さんが生きて……!」→卒倒&入院)を
思い出しちゃいましたよ。

しかも、当のシャディク本人にも
「気取られる前に確保しろと言われなかったのか?」
って突っ込まれてるし(優しいね)、
あのへんの流れ、ちょっとおもしろかったです。ふふっ。
いや、全然笑いごとではないのですが。

MS戦は、いつも私の動体視力&理解力の問題で
1つ1つの動きや攻撃などの意味が把握できていないことが多いので、
解説や小ネタなど、他のみなさまからの情報で補完することができました。
(ありがとうございます! いつも感謝です!)

グエルくんが最後にコクピットから飛び出して
ドミニコス隊(だったっけ?)のMSにキャッチされるところが好きです。
でも、それも、パイロットなら誰でもできるわけでもないみたいで、
改めてグエルくんの技量&センスの高さを思い知らされました。

彼のセリフを振り返ると、CEOとして&スペーシアンとして何をすべきなのか、
もう心の中では固まりつつあるのかな?
とりあえず直近の課題としては、現在進行形の地球の騒ぎをどうするか、
ってことになるかと思われますが。

あっ、でも、父殺しの罪について、これで公になったなら、
その処遇が決まるまで、彼も拘束されたりするのかなぁ……。

まだまだ続くよ!シュバルゼッテ誰が乗るんや問題

(↑)そろそろ考え疲れてきちゃったけど、これで最後と思って再び。
グエルくんとラウダくんが敵対ルートへ進んだ時に
ラウダくんが乗るのかな、と思ったりもしましたが、
ダリルバルデが今回爆散しちゃったので、グエルくんが乗る可能性も出てきました。
うーん……、わからん!

ただ、当初から噂されているとおり、
データストームを軽減するために2人乗り(複座式)として作られているなら、
グエルくん&ラウダくん、もしくはグエルくん&スレッタちゃん、
という2つのどちらかではないかなぁ。

キービジュのグエル&スレッタがおそろいのポーズで
公開当初は「一緒に変身しそう」とか「プリキュア?」などと言われていましたが
(確かにデュアル・オーロラ・ウェイブしそう)、
あれが「新ガンダムに2人乗り」を暗示しているなら、なるほど、と思ってしまいます。
どうなんでしょうねぇ、わくわくそわそわ〜。

ところで、この「シュバルゼッテ」という機体名、
「不幸な紛いものの娘」という意味があるらしいのですが(非公式?)、
だとしたら、そう命名したのはプロスペラだったりしないかな。
「本来の娘」であるエアリアル(エリィ)に対する「紛いもの」、って感じで。

ヴィムはもともとパイロットとしても優秀だったみたいだし、
自社MSに自負と愛着を持っていたと思うんだよね。
(グエルくんは、そんなお父さんを見ていたからこそ、
 ああいうふうに育ったのかな、って)

その彼が、こういう名称を、
栄えある次世代コンセプトモデルに付けるとは思えないのですが、
どうだろう。どうですか?
「こういうダークな名前、カッコイイ!」っていう厨二的センスの持ち主だった、とか?
うーん、それもあるかもしれないけど……。

プロスペラに提供されたというデータが具体的にどんなものなのか、
実はあんまりよくわからないので(私が)、これはただの妄想ですが、
システム案とかにつけられた仮称をそのまま引っ張って開発を進めていた、
という可能性を考えたりしています。

これまで頑なにガンダムを否定して、頑丈そうなMSを作ってきたジェターク社としては、
禁忌の技術で、しかもパイロットの生命を奪うものなんて、
本音を言えば自社で使いたくなんてなかっただろうし、
興味はあるけどぐぬぬ、みたいな気持ちだったのかなぁ、って。
だからこそ、ラウダくんはともかくグエルくんにまで秘密にしていたのかなぁ、って。

ジェターク社の今後

グエルくんの直情性は長所でもあるけれど、
やっぱり単独でCEOやるには短所としての側面ばかり出ちゃうし、危なっかしいよね。
ラウダくんとの共同CEOという道は、2人の中では考えられないのかなぁ。
あるいは、トップに立つのはラウダくんの方に任せて、
グエルくんは現場の指揮官とかに回った方がいいんじゃないかと。

そもそもベネリットグループが解体されそうなので、
先行きがわからない状態ですが、
もし、前にも書いたように、
グエルくんが教育の必要性と意義を感じて、そういう事業を興したいと考えたら、
暖簾分けするのもアリじゃないのかなぁ。
関連はあるけど別会社、的な。

あっ、もしかしたら、グエルくんがガンダム社に入ったりする?
シャディクや5号くんもそうなったりする?
そういう路線も、なくはない、のか?

プリンス御一行様

シャディク

ずーっと低い声だったねー!
めっちゃ怒ってたねー!

でも、何かまた、こないだのミオリネさんみたいに
ネット上では彼のことを非難する声が多いみたいで、
これまた時間差でその雰囲気に気付いた私は、ちょっとびっくりです。
やっと本音が聞けてうれしいな、って気持ちだし、
むしろ前より彼のこと好きになったし、
ミオリネ同様、彼のこれまでのやり方は決して誉められるものではないけど、
そうさせたのは何だ? 誰だ? って考えると、
彼らだけを責めることはできなくて……。

彼らのこと、親目線でも見てしまうから、
たった17や18の子どもたちにこんな覚悟を背負わせてしまった世界に
腹が立つし、悲しいし、
罪は罪としても、彼らを救う道も示してほしいと願ってしまいます。

直情型のグエルくんと頭脳優秀なシャディク、
お互いが相手の良さを引き出す関係にもなり得ただろうになぁ……。

あ、でも、学園の惨状を見たら、グエルくんまたシャディクを殴りに行きそう。
そうそう、シャディクがノレアのことを完全にコマ扱いしていたのは、
今回見返す度にこっちが悲しくなっちゃったんだよね……。

フォルドの夜明け

ちょっと前まで、シャディクと彼らの関係がどれくらいのものなのか、
いまいちつかめていなかったのですが、
思っていたよりずっと、付き合いが長く深かったっぽい……?

第2シーズンが始まった時点で、シャディクはグエルくんについて
特に何もコメントしていなかったから、
ナジさんはもしかして報告してないのかな、とか、
「プリンス」のこと、本音では信頼していないのかな、などと思っていました。

でも、そうか、ちゃんと報告してたんだね。
シャディクはそれでも、ラウダくんには伝えずにいたんだろうね。
…………。
うーん、ひどいな……!

「水星ちゃん♪」

シャディクがスレッタをこう呼ぶのは、
多少なりとも親しみが込められているのだと思っていました。
ジェターク寮の面々が「水星女」って呼ぶのは、
明らかにマイナスの感情が込められているし、
そもそも出身地をあだ名にすること自体が
よくないことだという意見も目にしたことがありますが、
私個人の感覚としては、今のところそういうものはないので。

でも、シャディクの計画としては、
ミオリネとグエルが花嫁&花婿としてそのまま結婚するのが理想だっただろうから、
そこへ突然割り込んできたスレッタの存在は、
好きとか嫌いとか以前に、とにかく邪魔で仕方なかったんだろうなぁ。
ニコニコ笑顔で「水星ちゃん♪」って呼びかけながら、
内心ではラウダくんの「堕ちろォ! 水星女ァ!!」をはるかに超えた憤怒で
はらわた煮え繰り返っていたのでは、などと想像しています。

これで退場?

シャディク&ガールズはこれで身柄を確保されてしまったわけだけど、
もしかして、もう出番というか、活躍はしないのかな。
私の読みが外れていなければ、この先の展開としては
「『クワイエット・ゼロ』を止める」&
「その犠牲になりそうな(?)ミオリネを救う」
っていう2大イベントがありそうで、
前者はスレッタ&グエルが、後者はシャディクが担当するんだと思っていたけれど、
MSが使えないなら、シャディク、何もできないままなのかなぁ……。

キービジュを見た時は、この第2シーズンのシャディクは、
「自分の使命や目的を放り出してでも、ミオリネを救う!」
っていう熱さを初めて見せてくれるのかも、って期待していたのですが、
うーん、どうなるのかなぁ。

キービジュといえば、レネちゃん&リリッケちゃんの絡みも
かなり期待していたのですが、もしかしてそれももう望めない感じですか?
ちょっと残念な気持ち……。

今後の展望・妄想・小ネタ

次回:「今、できることを」

タイトルコールはチュチュ。
今回出番のほとんどなかった地球サイド(ミオリネ&プロスペラ)と
プラント・クエタへ向かったベルさんたちについても描写されると思うし、
ちょっと忘れかけてたけど、そろそろデリングさんにも起きてほしい。
あなたの娘さん、大変なことになってますよ!

しかし、総裁選どころかグループ解体は避けられない状況……?
ほんとうに、どうなっちゃうのか、見当つかないや。

温室

管理社からプロのスタッフが派遣されて十分に行き渡って
学園内の救助活動が一段落したら、
きっとスレッタは温室のことを思い出して、無事かどうか見に来ると思う。

ノレアが暴れたことで、あそこも入口側がぐしゃっと踏み抜かれちゃったけど、
瓦礫を片付けたり、システム系統(水やりとか肥料とかの)の確認をしたり、
するんじゃないかな。

そして、人命に関わることではないので人手を借りることは遠慮して
1人で黙々と作業をしているところに、
スレッタを探して学園内を駆け回っていたグエルくん、来てくれないかなぁ。
まぁ、場所なんてどこでもいいんだけど、
彼らが2人だけでお話しするシーン、いつもどちらも素のままで年相応に見えて、
すごく好きだから、期待してしまいます。
見たいなぁ、ないかなぁ。

ケナンジさん

どの項目に入れるか迷ったので、こんなところになっちゃったけど、
ケナンジさん、コクピットに乗れたんだ、っていうか入ったんだ!?
あのサイズで?? すごいね??
あっ、特注という可能性もあるの? なるほど……?

それから、どうやら彼もPTSD持ちっぽいのですよね。
もしかして21年前のハッピバースデイとか、トラウマを抱えていらっしゃる……?
あるいは、その後にも、ガンダムといろいろあった……?

彼の激太りは、
もしかして可愛い奥さんやお子さんに恵まれた幸せ太りかな、とか、
偉くなって前線勤務から退いて、気が緩んできた結果かな、とか、
わりと平和的な事情を勝手に想像していたのですが、
「ストレスでは」とか「PTSD絡みでは」という指摘を見かけて、
うわぁ、って思っています。
詳細は不明だし、本編では特に触れられないまま終わりそうだけど、
水魔女ってこういうところ、妙にリアリティがありますよね……。

あっ、でも、ケナンジさん、軍人としてはすごくかっこいいな、
有能なんだな、というのもよく分かりましたよ!
この先も活躍してくれるといいなぁ。

NEXT

「第21話:今、できることを」(機動戦士ガンダム 水星の魔女)

「第21話:今、できることを」(機動戦士ガンダム 水星の魔女)

ほとんどの視聴者が思ったことだろうし ネット上でも溢れかえっていた感想だけれど、 私もそうだったのであえて言っておく。 「ラウダくん、そっちーー!?」 と、と、とりあえずペトラちゃんが一命を取り留めていて、よかったです……!

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