BSで放送していた「昭和元禄落語心中」のアニメ版第2期、「助六再び篇」が
先日で最終回でした。
うーん、おもしろくはあったけれど、実は第1期の時からも思っていたけれど、
これ、根本的にちょっと暗いお話なので、
見ていてすっきりするとか、ワクワク楽しいとか、そういうのではなかったですね。
それより何より、信之助くんのお父さんって、八雲(菊比古)なの!?
えええ、そーなのォォ!?
他の方々の感想などを読んで、「八雲と助六の血を残す」という利害の一致、
という解釈もあると知ったのですが、
だとしても小夏さん、八雲のこと、少なくとも当時は憎んでたんじゃないの?
そうではなくて、八雲がみよ吉のことを忘れられなくて、
……みたいな結果(婉曲表現)だったとしても、それはそれで気持ち悪くないですか?
個人的には、そういうドロドロ展開ってキライじゃないけれど、
いかにも「昭和」的というか、手塚治虫の漫画とかにもありそうな設定だけれど、
「助六の血をどうしても残したい小夏さんが、
身近にいる唯一の『口が堅そうな大人の男性』として親分さんに頼み込んだ」
と素直に信じていたので、最終話で思わぬ爆撃を喰らった感じでしたよ。
そこらへんを考えると、いろいろすっ飛ばしつつコンパクトにまとめた
NHKのドラマ版は、私向きだったのかもしれないなぁ、と改めて思いました。
まぁ、でも、最後、みんな幸せそうだったから、いいか!