「グエルくん、もろもろテキパキしすぎでしょォォ!!」
いやー、びっくりしたなぁ、もう。
スレッタ
温室でのシーン、見ていてとても辛かった。「お母さんに言われたら、人を殺すのか」という問いに対して
一生懸命考えた末でも「……はい」って言えちゃうんだね。
即答されるよりも、もっともっと苦しい。
思っていた以上に、スレッタにとってお母さんは「絶対」で、
今まで自分が得られたものは全て「お母さんの言うとおりにしたから」で、
こちらが覚悟していたよりもずっと、母親に操られている。
そのことをようやく自覚しつつある……のかな、と思っていたけれど、
そうだとしても、今はその気持ちをずっと底の方に押し留めてしまっている。
プロスペラが地球寮に来た時も、
温室に行くつもりだったのが「お母さん最優先」モードで一瞬吹っ飛んでるし、
普通は他のみんなに母親を軽く紹介するんだろうに
「お母さんの言うとおり」温室にさっさと行っちゃうし、
スレッタの言動の「異常とは言い切れない不自然さ」が
ここでも描写されているよね。
単純に、これまでそういうシチュエーションを経験したことがない、
っていうのも関係しているのだろうけれど……。
この子をほんとうの意味で救うには、どうしたらいいんだろうね。
プロスペラから引き剥がしても、
別の誰かが「お母さん」の代わりになったら意味がない。
スレッタ自身が意志を持っていいんだ、自分で考えて決めていいんだ、
それが普通で自然なんだと伝えるには、どうしたらいいのかな。
ミオリネ
スレッタから「水星に学校をつくりたい」って聞いたのが、花嫁とか花婿とか関係なく、スレッタ自身に興味を持った第一歩だったのかもね。
恵まれない環境で育って、それでも、
故郷を良くしたい、みんなの期待に応えたい、って夢を語る姿に、
素直に憧れたり尊敬したり、していたんじゃないのかなぁ。
だから、それすらも「お母さんに言われたら諦める」って言われて、
ものすごくショックだったんだろうと思います。
自分との出会いもこれまで築いてきた関係も
「スレッタ自身の意志ではない、お母さんのおかげ」で済まされちゃって、
確かに彼女を利用しようとしていた部分はあるけれど、
もう、愕然としちゃったんだろうね。
しかし、ヴァナディース事変の詳細や真相は、
思っていた以上に世間一般や後世に秘匿されてきたっぽいのですね。
ガンド医療のことも、てっきり当時そこそこ普及していたのだと思い込んでいたら
「失われた技術」みたいな扱いになっていたし、
考察のできないイチ視聴者としては、踊らされているなぁ、という感じ。
地球寮
マルタン、すごく寮長してた。かっこよかった。でも、彼の頼りなさが前面に発揮されている平和時空に
早く戻ってほしいとも思っちゃう。
マルタンは例のパーティーの時に
ニカとシャディクが話しているところを目撃しているから、
そこから、こう、何か糸口がつかめませんかねぇ?
さすがにそれだけじゃ何もわからないか……。
あと、最初はミオリネに振り回されてる感が強かったみんなだけれど、
チュチュを始め、ちゃんと受け入れられて、頼りにもされてるのがわかって、
じんわりとうれしかったです。
(だからこそ、その後の温室でのスレッタ&ミオリネのやりとりは
お互いの言葉が相手に届いていないもどかしさがあって、苦しかった)
それにしても、ティルはほんとうにいい子だなぁ。
口数は少ないけれど、周りをちゃんと見て、過不足のないサポートができて。
「スレッタのお母さんですっ♡」
おかーさん!? 何しに来たん!!??わざわざ地球寮のみんなに会うなんて、何を探りに来たの?
あるいは、何を吹き込んだのか……。
たぶん、クワイエット・ゼロを完遂させるために、
その障害となるものがないか確認しに来た、とか、
スレッタが「素直ないい子」でいることを阻害する存在がないかどうか
(自立心を育てそうな関係を築いていたり、聡い子はいないか、とか)、
ってところじゃないかと思うけれど、うーん、わからん。
ただ、でも、ここ、地球寮の子たちも、
自分が在籍する会社が一部買収した会社(シン・セー)のトップのこと、
顔写真くらいも見たことなかったのかなぁ、ってちょっと思っちゃったけど。
まぁ、あのへんはミオリネが独断で進めちゃったから、
そんなもの落ち着いて確認している余裕もなかったかな。
あと、インキュベーションパーティーの時、
マルタンとニカは一応、あいさつはしていないものの、
プロスペラがスレッタと話しているところ、見てたんじゃなかったっけ? あれ?
あっ、あの時声を上げていたのはアリヤとオジェロだから、別に矛盾はしてないか。
宇宙議会連合
ようやくママの会社(シン・セー)についても語られそうで、とても期待しています。
フェンさん経由で、エアリアル開発の経緯が明かされるのかな。
そして、スレッタの出自についても。
ニカ姉……!
軟禁状態で不安だらけのはずなのに、「目的は正しくても手段は間違えたくありません」って
きっぱり言い切れるニカはすごいよ。
でも、何か、こういう子に限って退場しちゃったりしない?
悲しいけどこれガンダムなのよね……。
グエルくん爆速帰還
今回、軌道エレベーターに着くところまでやるかなぁ、出番はそこだけかもしれないなぁ、と予想していたのですが、
もう宇宙着いちゃった!?
ラウダくんとも再会しちゃったよ!!
これまでのこと、まだ何も話せてないけれど。
ラウダくんを休ませている間に会社を立て直して、
その後は自分の罪を償おうとするんじゃないかな、と予想していますが、
帰還を決意してから戻るまでの様子がばっさりカットされたので、
正直ちょっと物足りない。
これ、後で外伝として、円盤特典とか劇場版とか出るやつじゃない?
それはともかく、グエルくんの今の状況って、
大きく分けると以下の3パターンに分けられると思うのですよね。
- オルコットさんは帰還までの世話をしてくれただけ。
「会社が潰れそう」という漠然とした情報しか把握していない。
- オルコットさんから、「プリンス」の存在やその正体など、
視聴者と同程度の情報を得ている。
- 上記に加えて、元ドミニコス所属のオルコットさんから
ヴァナディース事変の真相や地球の魔女について聞かされている。
もしくは、実はオルコットさん自身も宇宙に上がって別行動している。
シーシアちゃんの件でだいぶ気は許したと思うので、
何か手土産(=少なくともジェターク再興に有利な情報・証拠)を
持たせてくれていないかなー、なんて期待しています。
できればオルコットさんにも再登場してほしいけれど、
テロリストとしてお尋ね者になっているから、さすがに宇宙に上がるのは無理かな。
でも、元ドミニコスという経歴にも因縁を感じるし、
グエルくんと共闘してほしいんだよな〜。
グエルくんの帰還着
あっちこっちが穴あきで、盛大な虫喰い痕かなぁ、と思っていたけれど、「銃撃の痕では?」というつぶやきを見かけて、おお……、となりました。
胸元に3発あるし、これを前に着ていた人は……。
あっ、でも、オルコットさんに借りたんだっけ?
あの学校とかどこかの拠点で、古着から見繕って一式そろえてくれたのかなぁ、
などと想像しています。
パーカー姿、新鮮で可愛かったです!
2組の再会
そういえば、私、グエルくんだけではなくてミオリネさんも学園に戻ってくるのはもう少し先だと思っていました。
今回、2組の再会が果たされたわけですが、
これってもしかして、グエルくんとスレッタの再会も次回やっちゃう?
いやーん、ワクワク!
ラウペト
「兄さん! 兄さんが生きて……!」で卒倒するラウダくんが彼らしすぎて、あのシーンのテンポの良さがあまりにもギャグで、笑ってしまった。
やー、でも、よかったよねぇ、うれしいよねぇ。
兄さんが父さんのこと大好きなのは、ラウダくんもよく知っていたはずだから、
父さんの葬儀にも帰ってこなくて、
アスティカシアでテロが起きても音沙汰なし、ってことは、
やっぱり最悪の想像しちゃってただろうから、
一気に緊張が緩んでああなったのも納得しかないですよ。
そういえば、ラウダくん、頭以外は特に怪我もなさそうで、よかったよかった。
包帯はちょっと痛々しいけれど、嫌味を言う元気もあるし、
心配なさそうでほっとしました。
ペトラちゃんは、ラウダくんを追って自分も退学したのかなぁ。
すっかり秘書らしくなっちゃって、いい感じじゃあないですか〜。
これからもラウダくんを支えてあげてほしいです。
あと、グエルくんに「おかえりなさい」を言ってくれて、すごくよかった。
フェルシーちゃん……?
台詞なしの数秒の出番だったけれど、あの何かを決意したような眼差しが、とても気になります。
セセリア&ロウジ
セセリアさん、煽る相手がいない時は、すごく知的なお声なんだな。そして、ミオリネのことを気遣うような言葉に、少し驚かされました。
あれ……、この子もしかしてすごく優しい……?
ところで、彼女たちの会話、近いうちに(次回?)決闘が行われる前フリですか?
誰と誰が!?
個人的にはスレッタちゃん VS グエルくんの第3戦も見たいけれど、
その前に2人の久しぶりの再会も丁寧に描いてほしいし、
ああ、でもそろそろスレッタの負けイベントも発生しそうだし、
今、めっちゃドキドキしてる……!
ペイル社の動向
エランくん4号処分の件は、もしかしたらベルさんからスレッタに明かされるかもしれないなぁ。
プロスペラから圧力をかけられ、5号くんから怒りをぶつけられ、
罪の意識や恐怖でぐちゃぐちゃになって、
せめて4号の真実だけはあの子に伝えておきたい、って。
あるいは、総裁選がらみでグエルくんと5号もしくはエラン様が顔を合わせるとしたら、
入れ替わりに最初に気付くのは、グエルくんかもしれない。
その可能性も、なくはないよね。
ベルさん、やっていることは非人道的だったけれど、
スレッタをはじめガンダム社のみんなにとっては
母親的な存在にもなりかけていた人だと思うし、
人間くさくて、私は好きです。
何らかのかたちで、これまでの報いを受けそうだけれども……。
そして、いつものらりくらりと本心を見せずにやり過ごしていた5号くんが、
初めてはっきりと怒りを見せてくれたのも、すごくよかった。
彼にはどうにか生きてラストを迎えてほしいのだけれど、どうかなぁ。
エアリアルの真実、というか、中にいるエリィちゃんたちのことは、
CEOたちにどう報告するのかなぁ。
あっ、ベルさん経由でも、エリィちゃんのことが伝わるのかな。
エリィちゃん
「来ないで」「あなたはダメ」のところ、怖くてぞくぞくしてしまった。本編中に出てくる姿とOPのいい笑顔とのギャップが激しいね。
ところで、5号くんを「ダメ」と拒否したということは、
いつか別の誰かを「あなたなら」と迎え入れてくれるケースもある、ってこと?
えっ、えっ、じゃあ、お姉さん的にグエルくんってどんな感じですか?
具体的なシチュエーションが思い浮かばないけれど、
私、エアリアルとグエルくんの共闘も見たいんだよね〜。
そして、エリィちゃんとエアリアルは別個の存在なのか、
完全に同一(エリィちゃんの一人称は「僕」)なのか、
そのあたりについてはまだ不明なんだよね。
うーん、わからん……。