「蛍火の杜へ」を読みました。
「夏目友人帳」の作者の、ちょっと昔の短編を集めたもののようですが、
この表題作がとてもよいです。
「夏目〜」と似た雰囲気の、切なくて淋しいけれど
気持ちのいい余韻に浸れるお話でした。
巻末収録の書き下ろし短編も、
ギンと妖怪たちの優しさがいっぱいで、じんわりほろりときます。
これ、少し前にアニメ化されて、しばらく劇場公開されていましたよね。
うーん、行けばよかった。
今さらながら、ちょっと後悔。
同時収録の他の2作品もそうですが、
この方はほんとうに、繊細なお話を描かれるなぁ、と思いました。