「わが命つきるとも」

 2026/07/08 Wed

エンタメ

映画 「わが命つきるとも」

先日録っておいた「わが命つきるとも」を鑑賞。
1966年公開の作品で、イギリス版大河ドラマ的な、
史実をもとにした映画、ということでいいのかな?
信仰と信念の物語、でした。

ヘンリー8世とかアン・ブーリンといった人物の名前は、
世界史の教科書ではなく少女漫画で覚えたような気がしますが
(母や姉が、そっち系統の作品が好きだったので)、
具体的にどんなタイトルのものだったかは忘れてしまいました。
何に出てきたんだっけかなぁ。

それはともかく、この王様が、
カトリックの戒律を破って王妃と離婚しちゃおう! とか、
別の女性(アン・ブーリン)と改めて結婚したい! とか、
好き勝手なわがままを通したせいで、
周りの人々の人生が少しずつ狂っていっちゃったんだよねぇ……。

主人公のトマス・モアは、国中の偉い人たちが王に従うなかで、
唯一、その結婚を認めなかったために、
最終的に斬首されてしまう、という……。

ただ、この作品のテーマは、
主人公の高潔さとか揺るぎない信念とか、
そちらがメインであるのは間違いないのだけれど、
私にとっていちばん印象的だったのは、
結婚披露宴(?)の時の王様が見せた、淋しそうな表情でした。

いろいろゴリ押しで新しい奥さんと結婚して、
上機嫌になっている時に会場の隅のトマスっぽい人影を見かけて、
「あっ、やっぱり来てくれたんだ!」
ってニッコニコで近くに寄って声をかけたら別人だった時の、
あのショボーンとした顔が、あああ〜、って……。

いつかはわかってくれる、認めてくれる、お祝いしてくれる、
って思っていたんだろうねぇ。
キリスト教徒ではない自分としては、
彼が強行したことの重さについては、いまいちピンとこないのですが、
見方を変えれば、彼は彼で自分の信念を貫き通した、
ってことにもなるのかなぁ。

そんなふうにも考えて、
ちょっと、「チ。」も思い出したりしたのでした。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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