「きのう何食べた?」の第23&24巻を読みました。
結婚式とかシロさんのお母さんが亡くなったりとか、
人生の大きなイベントを盛り込みつつも、
淡々と、しかし温かく綴られていく日々……。
ちょうどお母さんのエピソードがラストに来ていたせいもあり、
お父さんによって初めて語られた2人の過去に、
ぼんやりと思いを馳せています。
ケンジは家族からの理解に恵まれた一方で、
シロさんの方は、たぶんその対比として、
物語の最初の方から、
お互いに付き合い方を試行錯誤している感じでした。
でも、少しずつ歩み寄ることができて、結婚式も経て、
ようやく穏やかに過ごせるようになったと思っていたのに……。
ああいう過去が、経験があったなら、
息子が「普通」ではないことを受け入れられなかったり、
宗教に走ってしまったりするのも、わかっちゃうなぁ、って……。
読者目線では、あのご両親はちょっと、
トラブルメーカーというか、
大袈裟に言ってしまえば「敵」でもあったけれど、
こういう背景があったのか、という答え合わせを出してもらった気分です。
ああ、でも、やっぱりケンジは、すごく優しくて、いいなぁ。
自分(&シロさん)に対して、以前とても失礼で悲しい対応をされたのに、
結婚式に招待したり、お別れの時に大泣きしたり、
情が深くて、思いやりもある人だよねぇ。
シロさんは性格上&職業柄、
どうしても慎重になりすぎる部分もあるけれど、
ケンジのこういうところと、あと、勢いでウワ〜ッてやれちゃうところが、
うまくピタッとはまってるなぁ、と思います。
あと、出てくる食べものがどれもおいしそう。
毎度のことながら、読んでいるとおなかがすいてくる漫画です。
