主体となって進めてくれたのは、私にとっては従姉妹の息子さんにあたる方です。
今ググったけれど、この場合、
「従兄弟違(いとこちがい)」とか「従甥(いとこおい)」って言うのね!
父は7人兄弟の末っ子で、兄弟のうち他に健在なのは、
今はもう、上から3人目かつ長女である伯母さんのみ(東京在住)。
そして父は、いちばん上のお兄さんのことが大好きで、可愛がってもらって、
その晩年も、住まいが比較的近所だったこともあり、
ちょくちょくお見舞いに行ったりしていたと聞いています。
そのお兄さんは確か、6、7年くらい前に亡くなって、
その奥さんも今年で90歳とのことですが、
そのお孫さんにあたるのが、今回のその「従甥」さんです。
うーん、こんがらがってきましたね。
もっとざっくり解説すると、
「7人兄弟のいちばん上といちばん下の一族の、初顔合わせ」
みたいなイベントでした、実質的に。
父方の兄弟は、人数が多いせいか派閥があったようで(?)、
私が小学生の時に
祖父母(=「従甥」さんの曽祖父母)が続けて亡くなって以来、
一族が結集する機会が全くなかったのです。
父も、6人いる兄&姉に対して好き嫌いが激しかったし。
そして私&姉は、父方の従姉妹に会ったのは、
祖父母の葬儀の時のみでした。
だから、あの頃の「高校生ぐらいのおねえさんたち」が、
そろそろ還暦とか聞くと、時の流れを痛感しますねぇ……。
ちなみに、彼は単身での参加でしたが、
こちらからは、父&母、姉&甥っ子、そして私の5人参加。
義兄は休日出勤のため、泣く泣く欠席、とのこと。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
実は「墓じまい」の前半(?)は、
「従甥」さんが少し前に済ませておいてくれたそうです。
父方の菩提寺は和歌山にあったけれど、
そのお墓から、直近2代(彼にとっての曽祖父母&祖父)&さらに上、
のお骨を回収して、持参してきてくれました。
ちなみに直近2代分は、小さな骨壷&白い布製の袋入り、でした。
一連の流れとしては、まず、市内の某霊園にて待ち合わせて、
普通の、個々の家々のお墓の立ち並ぶ奥にある小さな合同墓にて、
和尚さん&墓守さん(?)と合流。
持参したお骨を、白い布袋(綿100っぽい感じ)に全部ぶちまけて(!?)、
納骨スペースに収納(by墓守さん)。
その後、和尚さんがお経を上げてくれて、みんなでお焼香して終了。
時間としては、たぶん30分くらいだったと思う。
狭いスペースで立ちっぱなしで、昼間なのでけっこう暑くて、
周りが墓石だらけなので照り返しもあって、
自分はまだしも父や母は大丈夫だろうか、とちょっと心配でした。
そして私は日傘を差したままお焼香しちゃって、
あとで母に「閉じなさいよ」と注意されました。
わー、ごめんなさい! 傘、差してること、忘れてた!
まぁ、そんなこんなで墓じまいそのものはあっけなく終わりました。
永代供養だから、この先の管理も心配はなくなって、
そもそもの発起人である、「従甥」さんの祖母&母(=私の伯母&従姉妹)も、
安心してくれたのではないかなぁ。
その後、母が「このまま解散は淋しいから、少しお話ししませんか」と呼びかけて、
待ち合わせ場所にも使った、霊園内の休憩所(ちょっとした会館)に戻って、
みんなで自販機のお茶やジュースを片手に、思い出話や近況報告などをしました。
向こうからすると、いきなりほぼ初対面の5人を相手にして、
大変だったんじゃないかと思うけれど、
ガンガン話しかけていくうちの母にもにこやかに対応してくれて、
いい人だ〜、と思って見ていました。
そして、彼の職場や住まいがまぁまぁ近所であるとか、
自分と同じく、大学では心理学をやっていたとか、
ちょっとうれしくなる話も聞けて、よかったです。
そういえば、甥っ子と「従甥」さんは
再従兄弟(はとこ・またいとこ)の関係にあるわけだけれど、
小学生と30代男性ではお互いに声をかけづらいようで、
ごあいさつする程度で終わってしまったみたいです。
まぁ、しょうがないよね。
彼を含めて、父方の一族とお会いするのは、
もしかしたら今回が最後になってしまうかもしれないけれど、
ちょっと離れているとはいえ、血を分けた一族が元気にやっていると実感できて、
いい思い出になりました。
その他、いろいろと余談もあるので、
この先のネタとして確保して、いずれここにも書きますね〜。