まえがき
月末のジュンブラに向けて、参加される方々のお品書きなどがどんどん上がっていて、通販待機組の私も、とてもわくわくしています!
素敵なイベントになりますように!
そして、そんなふうにみなさまが盛り上がっている中で、
ここでは相変わらずな感想文を練り練りしているのが、
何だかちょっと、あわわ、いいんでしょうか……、な気持ちもしますが、
まぁ、人間、できることしかできないしな!
しょうがない、しょうがない。
そんなわけで、今回はちょっとデリングさんについてメモしておきますね〜。
ガンダム凍結の大義名分
実は私、プロローグにおけるこの方の「演説」の意味が未だによくわからなくてですね………。
(ガンダム凍結の正当性を主張するアレ)
番組開始前に配信で初めて見た時も、
「……? んん? どゆこと??」って思っちゃったし、
本編スタート時に改めてTVにて、
日本語字幕付きで集中して見ても、やっぱりよくわからなくて。
少し経って、小説版を読んでも、「うーん……?」って感じなのですが、
お客様の中に同じ症状の方はいらっしゃいませんかー!!
単純に、私の理解力の問題なんですかねぇ……。
ここらへんに言及するお声って、まだ見たことはない気がするのですが、
それはつまり、多くの視聴者層には別に特に問題ではない主張、ってこと?
彼の主張をざっくりまとめると、
「兵器は純粋に人殺しのためのものでなければならない」
(→お、おう、なるほど?)
「使う人にダメージを与えるのはダメ」
(→はぁ、まぁ、そう、ね?)
「人殺しの罪に対する罰は、機械ではなく人が与えるべき」
(→んん?? 急に何か、話、変わってません??)
「だから、そんなヤバい兵器(ガンダム)は、作ってる組織ごと潰します!」
(→ちょっとちょっと待って待ってオーーーイ????)
………って感じになると思うのですが、
すみません、これで合ってます?(小声)
私、もう、この時点からつまずいていたから、
水魔女視聴には根本から向いてなかったのかもしれません(遠い目)。
求む! 空白の21年間の年表
本編がスタートしてからも、このデリングさんの主張自体へのツッコミってあんまり見かけなかったような気がするので
(というか、その頃は Twitter もそんなに見ていなかった)、
私があほなだけかなー、とか、
何か別の理由があって、ガンダムやその関係者を闇に葬る必要があったのかな、
などと前向きに(?)とらえていました。
だから、S1終盤にて、復讐者のプロスペラと、
その対象であるはずデリングが、実は手を組んでいました!
と明らかになった時、
ヴァナディース襲撃の真の理由もわかってくるのかな、
と期待して、キタキター! みたいにこっそり盛り上がっちゃったんだよね。
そして、S2の序盤にて、デリングの亡き妻・ノートレットが
クワゼロの発案者だとか、植物関係の科学者とかエンジニアとか、
新情報がいろいろと出てきて、ちょっとわくわくしました。
さらに、スレッタがリプリチャイルドとか何とかで、
遺伝子をいじるのが得意そうなノートレットさんは、
絶対、スレッタ誕生にも関係してるでしょ、と勝手に確信していました。
………のですが、そういうの、全部、なかったですねー。あれー……。
物語の黒幕・ラスボス(と思われていたキャラ)×2人が、
どこでどのように知り合って手を組むことになったのか、とか、
エアリアルのスコアを上げてクワゼロを発動、というシステムを、
いつ、誰が開発したのか、とか、
いや、まぁ、ノートレットが考えたんでしょうね、とは思うけれど、
もう、もうもう、物語の核の部分が、さっぱりわからないのですよ。
そこを解き明かすのが主人公勢の役目だろうに、
そういうことをしない、させない方針のまま終わっちゃいましたからねぇ……。
プロローグを見た時は、
エリクトとルブリスAIが、何故、和解(レイヤー33を突破)できたのか、
ガンダムは、ガンドは、この先どう発展していくのか、
みたいなのがテーマになるのかな、と思っていました。
が、スレッタが生命を削りながらキャリバーンに乗って、
その場にいたガンダムをシュワシュワさせて、
「やっぱりガンダムは危険だったね!
そんなもの、ナイナイしちゃいましょうね〜!」
って感じで、結果的にはヴァナディース事変は「正義」ってことになっちゃって、
どういう意図でサマヤ家目線でプロローグを作ったのか、
全然わからなくなってしまいました。
ヴァナディース事変直後からスレッタの学園編入までの、
あるいはミオリネ誕生まででもいいから、
年表、公開してほしいですよ。
ルブリスがエアリアルになるまでの協力者とか、
カヴンの子とは何なのか、とか、
スレッタがエリクトの遺伝子を転写(?)して生まれた子だとするなら、
その素体(土台)はどこから提供されたのか、とか。
ノートレット、(↑)ここらへんに関わってそうな匂いがプンプンするのですが、
あんまりそこを説明しすぎるとSEEDの二番煎じとか言われそうだから避けたのか、
特に何も考えず、ゆるふわ設定のまま勢いでGO!しちゃったのか、
後者っぽいけれど、どうなんですかねぇ。
デリング義肢ルート
そういえば、前に「水魔女再考・10:ヴィム・ジェターク」にて、ヴィムが四肢のどこかを失いつつも生還して
自身も纏うGUNDの発展に尽力する「ヴィム生存ルート」を妄想してみましたが、
デリングがその役目を負う、とかでもよかった気がしますよ。
自分が潰した組織の技術で生かされている、なんて、ものすごい皮肉だけれど、
これはこれで「因果応報」ってことにもなるんじゃないかなぁ。
罪に対する罰にはならなくても、現状の本編と比べればまだ溜飲が下がるというか、
ベストではないがベター、みたいな妥協案ではありますが。
それにしても、あのラストからそろそろ1年が経とうとしているのに、
水魔女って何をしたかったのかわからないですね。
こんなアニメ、初めてで、今でも新鮮に驚いてしまうよ。