先日録っておいた「魔界転生」を鑑賞。
昭和のオカルト&アクション時代劇で、原作は山田風太郎の小説です。
(私はこの原作者さんのことも作品も、
「お名前はよく聞くなぁ」くらいの知識しかありませんが)
この時代の角川映画って、独特なパワーがあったと思うのですが、
それを真正面からぶつけてくるような映画でした。
40年前の作品なので、古さはもちろん感じられるのだけれど、
設定や展開はマンガチックというかゲームっぽさもあるので、
不思議なおもしろさがあるなぁ、と思いました。
あと、女の人のおっぱいバーンなシーンがちょいちょいあって、
そういえばそんな時代だったよねぇ、と……。
今はこういうの、絶対作られないだろうなぁ。
妖しさとかエロスとか、私も大好きなのですが、
当時の少しぼやけた映像にしか出せない色気もあるし……。
ああ、あと、ラストバトルが終わった直後からエンドロールが流れたのが、
ちょっと予想外でびっくりしました。
最近の作品って、それなりの尺を使ってエピローグをやったりして、
ひと呼吸置いたりする構成が主流のような気がしますが、
もともと尺がカツカツだったのか、移行がとってもスピーディー!
潔くて、こういうのもアリですね!
ところで、この闇側の主人公の天草四郎ですが、
サムスピシリーズ(格ゲー)の彼とビジュアル的にもそっくりだわ、
と思っていたら、むしろこちらが本家というか、パロディ元だったみたい?
原作もこの映画も、その後の多くの作品に影響を与えているとか、
何度も映画化や舞台化されていることなどを、先ほど初めて知りました。
そうだったのか〜!