「竜とそばかすの姫」

 2022/09/26 Mon

エンタメ

映画 「竜とそばかすの姫」

先日録っておいた「竜とそばかすの姫」を鑑賞。
放映が一旦延期された時は残念だったし、楽しみにしていたのはほんとうだし、
引き込まれる部分もあるにはあったのですが、見終えた直後は、ちょっともやもや……。
そして、時間が経つほどに、さらにもやもや……。

以前、別の細田守作品について
「ひとことで言うと『雑』」という感想を見かけたことがあるのですが、
うーん、やっぱりちょっと、今作もそんな感じだった気がするなぁ。

すずちゃんの歌とか声とかは好きだけれど、
正直なところ、「また仮想空間か」とも思っちゃったんだよね。
あと、「U」の紹介とか導入あたりで「現実はやり直せない」というフレーズが
何度も繰り返されていたように思うのですが、それもちょっと引っかかる。
ゲームとかバーチャルって、確かに現実逃避的な楽しみ方もできるし
自分もそれで気が紛れたり救われた経験があるけれど、
何だかちょっと、あんなに大々的にアピールされるのって、
プレゼンとしてどうなんだろう、って。
あと、綺麗事だと笑われるかもしれないけれど、
「現実はやり直せない」っていうのは、少し違うと思うんだ。
「過去」には戻れないしやり直せないけれど、「これから」は変えていけるんだよ。

それから、「竜に信じてもらうためには、オリジンの姿で歌うしかない(意訳)」
というしのぶくん(すずちゃんの幼なじみ兼想い人)の案には
「えっ? 何で? んん? あれ??」って思っちゃったんだけど、
作中誰も反対せずにあのシーンに続いていくのが不思議でした。
私があんまりSNSを理解できていないせいもあるかもしれないけれど……。
たぶん、自ら本来の姿をさらけ出す、っていうところは
作中のクライマックスシーンなんだよな、というのはわかるのですが、
そこへ繋げるための動機というか、理由が、必要性が、ようわからんな……!

そうそう、そもそも、ジャスティスさんはどうして「アンベイル」なんてできるの?
あの人もただのユーザーなんだよね?
そんな権限を、おそらく彼だけが行使できるのはどうして?

あと、あの兄弟のところへすずちゃんが1人で突撃していく時には、
どうして彼女だけで行かせるのか、ちょっとびっくりしました。
暴力を振るう男性がいるってわかっているのに、
しかもあんな長距離・遠距離なのに、
周りのおばちゃん連中は何してるの? って。
てっきり、こっそり一緒のバスに乗ってるとか、
しのぶくん1人でもこっそり付き添っているとか、そういうのかな、
と思っていたけれど、みんなすずちゃんに任せすぎでしょ……。

その後、兄弟と家の外でばったり会う、とか、
追ってきた父親を眼力だけで追い払う、とか、
ラストのあたりはほんとうに、何だったんでしょうね……。
尺が足りんくなっちゃったのかな?? うーん??
いやー……、何かねぇ、「雑」でしたよねぇ……。

あ、でもヒロちゃんの存在はよかったな。
彼女はあれですね、知世ちゃん的ポジションというか
(知世ちゃん=CCさくらの大道寺知世)、
表面的な性格とか見た目とかは違えども
ヒロインを最大限にプロデュースする能力があって、
実際、すずちゃんをいちばん理解している子だと思うなぁ。
しのぶくんについては、作中の描写だけではよくわからなかったし。

……と、まぁ、いろいろ書いてしまいましたが、
これからもこの監督の作品は、TVでやる時には見てしまうと思います。
つまらないわけではないのだけれど、予想とは違う展開になっていって、
特に終盤にはんんん? だったなぁ、という1本でした。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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