「第22話:紡がれる道」(機動戦士ガンダム 水星の魔女)

 2023/06/24 Sat

水星の魔女

水星の魔女 フェンシングで一旦思考が止まってしまっていたようで、
リアルタイム視聴時はいろいろ見逃していたことを
2周目以降に気付かされたけれど、私は元気です。

そうそう、見返す度に
「うわー、グエルくんがグエスレポイントを溜めている!」
ってわくわくが募る一方なのですが、
世間の雰囲気的には全然そうじゃないみたいでアレ? ってなってます。
まぁ、いっか! 私は私の勘を信じる!

グエルくん

フェンシング??

今回はもう、まずはこれについて語らせていただきたい。
「決闘? え? フェンシング?
 突然、何? 今日ってトンチキ回? あっ、ウテナオマージュ??」
って初見時は大混乱でした。

あ、いや、グエルくんは八百長で勝ったことをずっと気にしてたんだろうな、とか、
「もう一度決闘して下さい!」に応えたかったんだろうな、とか、
ホルダー制服を返したかったんだろうな、とか、そういうのはわかります。

そもそも「ミオリネは自分の婚約者だから会わせない(要約)」っていうのも
私としては「????」なのですが、
グエルくんは難癖吹っかけてでも、
「決闘」という形式をもってホルダーの称号を返したかったんだよね?
そして、このフェンシングの勝負では、
グエルくんが手加減してわざと勝ちを譲ったんだと思っているんだけど
(そして、スレッタもそれに気付いたと思うんだけど)、
「八百長で奪ったものを八百長で返した」ってことで、
グエルくんとしてはやっと清算できたというか、
チャラにさせてほしい、ってことなんだろうなぁ、と解釈しています。

そして、あの一連のシーンがファーストオマージュだという指摘を受けて、
「あー、そうだったのか〜、そういえば最後の方でそんなシーンあったな〜」
と理解もしました。
が。
…………。

オマージュだとして、何なのアレ。
いくら何でも唐突すぎない?
何で装備一式が、しかもアスティカシアのロゴ入りのが出てくるの?
それに、あそこって通路?
決闘委員会の承認もなしに進めちゃって、いいの?
制服もホルダー仕様に変えられるようになるの?
え? え? どゆこと? どゆことォォ!?

いやー、ほんとにもう、ねぇ?
オマージュって「わかる人にはわかる」っていう塩梅が
オシャレでカッコイイのであって、
元の、オリジナルの方を知らない人が違和感を持ったり引っかかったりするのは
センスなさすぎっていうか、失敗だと思うのよ。
それとも、制作側はあれを名シーンだと思って世に出したのかな?
あるいは、何らかのノルマがあって、無理やりねじ込んだのかな?

オマージュ云々抜きにしても、
これまでにフェンシングで決闘する例が示されず、
授業その他でそれを習う様子が一度も見られず、台詞にすら登場していないのに、
2人ともふっつ〜にチャンバラし始めてびっくりよ。

お互いに、形式だけの決闘だとわかった上でやってるんだろうな、
グエルくん生真面目だしスレッタもミオリネに会いたいのは本心だもんな、
と思っていたけど、ホルダー仕様に色を変えられるのを見て、
どういうシステムなんだかこっちはパニックですよ。

これまでグエルくんとスレッタちゃんの2人きりのシーンは、
描写が丁寧で繊細で、他のみんなといる時とは違う表情を見せてくれたりもして、
この2人の幸せを願っている私にとっては、どれもきらきらした名シーンでした。
この第22話でも、久しぶりに彼らが顔を合わせるんだろうな、
どんなお話しするのかな、と楽しみにしていました。
でも、思っていたのとあまりにも違っていて、
勝手に期待していたのは承知しているものの、ショックを受けてしまいました。

というわけで、ここらへんに対する私の正直な感想としては
「妙なもん混ぜんといてもらえます?(真顔)」です。
あっ、シャディクさん風にいうと
「汚したな……、グエスレを」って感じですかね。
大丈夫ですかねぇ、これ。
どうしよう、ガンダム史上に燦然と輝く迷シーンになっとりゃせんかねぇ……。

MSで決闘する必要がないなら、どうせなら、
指相撲とか腕相撲とかおしくらまんじゅうにすればよかったじゃん!
グエルくんも合法的に好きな子におさわりできたじゃん!
……などとアホなことを考えて気を鎮めております。
あーあ、もう〜。

初の「スレッタ」呼び

その後の作戦会議で、グエルくんが初めてスレッタのことを、
「水星女」でも「田舎者」でも「スレッタ・マーキュリー」でもなく
「スレッタ」と呼んでくれて、
いつかそうなる日を楽しみにしていた私は飲めや歌えの大騒ぎ!
……になる予定でした。
が。

……実はお恥ずかしいことに、先のフェンシングでの混乱を引きずっていて、
初見時はスルーしてしまったのです。
その後、ネット上でこの件に触れられているのに気付いて、
「えっ、嘘嘘嘘! ほんとに!? あ、ほんとだ!!」 
ってあわてて再確認してウッヒョーー!!ってなったけど、
もう、何ていうか、ちょっと自分が情けなくてですね……。不覚……!

あー、もう、あの突然のフェンシングが悪いんだよ!
もっとちゃんと、リアルタイムで
「今、スレッタって呼んだァァ!?」ってときめきたかったです……。

しっかしグエルくん、初のスレッタ呼びは、
それこそラストバトルのクライマックスとか
スレッタが命の危機にさらされている時なんかにようやく出るかな、
と勝手に思い込んでいたので、
思ったよりも自然につるっと出てきたのは意外っちゃ意外でしたね。
これはもう、だいぶ前から脳内ではスレッタ呼びしてましたね?
あるいは、うっかり無意識にそう呼んじゃって、
内心「あ、やべっ」とか周りの反応気にしてたりとかしてもいいですね!
想像するだけなら自由!

グエスレポイント絶賛加算中

スレッタがキャリバーンに乗るのを心配していたり
一歩引いたところで彼女や他のみんなをディランザで護衛していたり、
彼の本来の行動力や瞬発力がすっかり鳴りを潜めてしまって、
残念というか淋しいというか、初見時はもやっとしてしまいました。

でも、心理学的にも物理学的にも、
押さえつけられれば押さえつけられるほど、反発力はすごいんですよ。
それに、彼が学園を出てから
第12話の「俺はまだスレッタ・マーキュリーに進めていない!」に至るまで、
彼の恋心があんな \ BIG LOVE / に育っていることを想像できた人、います?
(い……、いらっしゃったら尊敬いたします……)

というわけで、我々の想像を超えた「三度目の正直」を見せてくれることを
期待しているし、信頼もしています。
(私はすっかりグエスレを確信しちゃったんですが、もしかして少数派?)

英雄ルート?

一部でささやかれている
「グエルくんとスレッタが命懸けでクワゼロを止めてお星様になる」説、
今の疲弊しきっているグエルくんや自己犠牲に走りかけてるスレッタが
あまりにも可哀想すぎて、ちょっといいなと思ってしまった。
それでようやく誰にも邪魔されずに、2人きりになれるなら。

……けど、でも、やっぱりダメだ!
グエルくんとスレッタにはぜひとも幸せな結婚をしてもらって、
お互いうんとうんと甘やかし合って、
スレッタには子どもゴロゴロ産んでもらって、
たーくさんの孫にも恵まれて、
曾孫の顔も1人か2人くらいは見て、
お互いに髪も真っ白&しわくちゃになるくらいまで長生きして、
一族みんなに見守られながら穏やかな笑顔で
「いい人生だったなぁ」って最期を迎えてくれないとヤダヤダヤダ!

……ただ、でも、それはそれとして、
「クワゼロ阻止のために戦って力尽きて、2人して大気圏突破イベント」
「その後、地球で名を変えてひっそり暮らす」
っていうのはちょっと見たいかも。
フェンシングを唐突にねじ込んできたんだから
ガンダム作品的ノルマとして、大気圏突破くらい、やるんじゃなーい?

ディランザ

懐かしのグエル専用ディランザだー!
もしかしたらダリルバルデが爆速修理されたりしないかな、
あるいはシュバルゼッテに乗ったりは、などと思っていましたが、
やっぱりグエルくんにとっては、たぶんいちばん馴染みのいい機体なんでしょうな。
(ホルダー時代はほとんどこれだったんじゃないかと推測)

ただ、でも、やっぱり、販促的な意味でも、
彼がシュバルに乗る可能性は今なお高いと思われます。
……というわけで、次はラウダくんの話に移ります〜。

ラウダくん

ついに完結? シュバルゼッテ誰が乗るんや問題

何度も言うけど、私、今回の初見時は途中からはずっとぼーっとしてて、
最後に出てくるまでラウダくんのことすーっかり忘れていました。
なので、シュバルがつい〜っと出てきた時は
「うわぁぁ出たぁぁ」と本気でビクッとしてしまって、ちょっと恥ずかしかった……。

ラウダくん、ついに乗っちゃいましたね、シュバルに。
でも、ガンダムの呪いとか、理解してるのかなぁ。
あるいは、ヴィムがそのへんをクリアしたり軽減したりするものを
組み込んでくれているのかなぁ。
シュバルには、これまた視聴者間の噂だけれど、
「プロスペラが、いつか自身が乗ることも想定してジェターク社に作らせた」
という説もあって、謎が多いんだよねぇ。

さて、この第22話ラストにて、ついに兄弟喧嘩が始まってしまいました。
これが第12話の再演そのものなら「家族を手にかけてしまうグエル」、
つまりラウダくん退場の可能性が出てきてとても不安ですが、
そのまんまトレースされるわけじゃない、大丈夫! 大丈夫!!
ヴィムとの悲劇を繰り返さないために、
そして、グエルくん&ラウダくんが父の死を真の意味で乗り越えるために、
今、こうしているんだよ、と必死で自分に言い聞かせてみる。

……何でこんな、ラスボス戦(暫定)(まだ何が起こるかわからないので)と
並行する感じでやっちゃうんだよ、という気もしますが。
一足先に兄弟喧嘩を終えてから、全員味方として出撃してくれた方が、
安心できるし心強いんだけどなー、これも尺の都合かなぁ。

そして、これまたあちこちで噂されている話だけれども、
「決着をつけた後、グエルくんがシュバルに乗り換える」
というのは十分アリだと思われます。
だって、あんなに前々から玩具情報だけ公開されていて売る気満々な機体、
しかも「ガンダム」と名のつくものが、
「ラスボス戦に向かう味方一同を私怨で邪魔しに来た」
だけで終わるはずがないでしょ(メタ視点)。
これはもう、グエルくんがラウダくんからバトンタッチして引き継いで、
ついでに現在トップ独走中の機体乗り換え回数も更新する流れでは?

原初の(?)ガンダム「キャリバーン」で戦うスレッタのもとへ、
最新のガンダム「シュバルゼッテ」でグエルが駆けつける、
って、めっちゃ熱いですよねぇ、見たい!
実際どうなるかはほんとにわからなくて、全てはただの願望、ですが……。

「まだあの女に囚われているのか」

ラウダくん、前回(第21話ラスト)では「ミオリネ……!」って、
怒りの矛先が兄さんを逸れてミオリネに向かっていたけれど、
やっぱりいちばん腹を立てていた相手は兄さんで、
それを自覚した証が、上の(↑小見出し)台詞なんだろうな。

ラウダくんは、グエルくんに自身が真に欲するものを思い出させるために
来てくれたんだと思いたい。
この兄弟についてはここ最近ずっと同じことを繰り返し書いている気がして
我ながらちょっとしつこいかな、とも思うのですが、
彼はグエルくんの
「ドミニコス隊のエースパイロットになる」という夢を応援していたように、
「その才能を存分に生かして、自由に生きる兄さん」が大好きだったと思うのです。

グエルくんは、アスティカシアに入学して間もない頃から
決闘を繰り返して連戦記録を伸ばしていたのだろうけれど、
ミオリネ入学と同時に花嫁・花婿制度が始まって、
たぶんヴィムがそこに固執したであろうあたりから
この親子関係・兄弟関係に歪みが出てきちゃったんじゃないかなぁ、と。
スレッタが編入してホルダーの座を奪ったことで、
それが決定的になったのもあるけれど、
もとを辿ればミオリネの存在こそがグエルの輝きを阻害していることに気付いて、
憎しみを向けた状態なんだろうなぁ。

そういえばソフィもスレッタに言ってたもんね、
「そっか! ミオリネがお姉ちゃんを閉じ込めてんだね」って。
あれと同じ気付きだろうね。

ラウダくんは、ヴィムがグエルくんに厳しく当たるのをいつも隣で見ていたから、
父親の死はショックではあったものの、
兄さんが父さんから解放されたという意味では安堵したかもしれない。
それなのに、かつて父さんが押し込めようとしていた後継者の道へ
兄さん自身が突き進んでいって、
それだけならともかく、何かを隠して1人だけで抱えていることには、
ずっと慕ってきたラウダくんが気付かないわけがない。
隠してきたもの(親殺し)については、
こないだのVSシャディク戦にて、思わぬ経緯で知ってしまったわけですが。

ラウダくん、淋しかったし悔しかったし、腹も立ったんだろうなぁ。
やっと、やーっと、兄さんにはっきり怒りを示すことができたんだね。

……とは思うけれど、タイミングがなぁぁぁ!
ジェターク家のすごく繊細な部分だと思うのに、
こんな時にようやく行動を起こしたってことで、
ラウダくん評に大いに影響出そうなのがちょっと可哀想です。
若干ギャグ寄りというか、おもしろい男扱いになっちゃわない?
いや、ラウダくんは実際おもしろい、可愛い子だけどさぁ……。

まぁ、それはともかく、思う存分兄さんに思いの丈をぶつけて
兄弟喧嘩を円満に終えたラウダくんには、
兄さんにおしりぺんぺんして
「今でも水星女のことが好きなんだろ! さっさと行きなよ!」
くらいのことを言って送り出してほしいですねー(グエスレ脳)。
そして、無事に帰還したのちはペトラのところへ直行してほしい。

シュバルゼッテ

ところでラウダくんは、
シュバルゼッテのことをどれくらい理解して乗ってきたのか。
ジェターク社スタッフも、あんまり事情がわかっていない感じだったし、
パイロットの生命を削る呪いのMSだということも知らないまま、
という可能性が大だよね。

今回ちらっと画面に出た限りでは、まだ赤痣は出ていなかったし、
パーメットスコアという概念も知らなさそうな気がするから、
そのまま戦っている間は大丈夫……、なのかなぁ。

それはそうと、今にして思うと
あのでっかい武器は確かにラウダくんっぽいね。
本編中では彼専用の機体となるのか、兄さんが引き継ぐのか不明だけれど、
納得の人選という気もします。

ペトラ&フェルシー

ペトラがスレッタに「生きてたら何したい?」って聞いてくれたように、
ラウダくんはグエルくんに、
彼自身の願いや欲求を思い出させてくれるのだと信じてる。

そして、このラストバトル(仮)でフェルシーが地球寮メンバーに加入したのは、
兄弟喧嘩が最悪な結果になるのを止めることと、
兄弟双方に、いちばんの望みを思い出させることなのかな、って。
どっちも「家族が大事」でしょ?
「『家族』の筆頭である弟を守りたい」&
「自分らしく生きる兄さんを支えていきたい」
(ちょっと、ここらへんは細かい解釈は分かれるかもしれませんが)
なのだから、殺し合うなんておかしいよ。
そんなの絶対、やっちゃダメだよ……。

それはそうと、今回冒頭の、オジェロに連れてけって頼み込んだり
グエルくんを見るなりスレッタの背中に隠れるフェルシーちゃんは
可愛かったですよね。

スレッタ

エランくん(4号)

今回の不満点の要因その2。
散々引っ張っておいて、これだけ??
新情報も新事実もなしに??
えーえええー……。

エラスレも私にとっては特別で、
スレッタにとっても4号のことはきっと生涯、特別な存在だろうと思っているのに、
ここまで生死をぼかしておいて、こんな、こんな……。

以前、温室で5号くんに襲われたあたりから、
入れ替わりを何となく察知していたのかな、とか、
パーティーの時から実は違和感を持っていたのでは、とか、
いろいろ考えたりネット上のご意見に気付かされたりしましたが
(確かに、エラン様と話している時、微妙にセルフ洗脳顔してる?)、
作中の描写を行間を読まずに素直に受け取ると
「時間経過で自然消滅した淡い恋心」みたいな感じで、
こう、もうちょっと、何とかならんかったんだろうか、と……。

スレッタ自身も、いろいろなことが立て続けに起きて大変だったけど、
時々、彼に思いを馳せたり、5号の登場でもうちょい困惑する描写を入れたり、
そうでなければもう少し早い段階で真実を知ってほしかったなぁ。
尺がどうこうの問題ではなくて、雑なんだよね。
そう、今回は全体的に雑なんですよ、急に。
カットできるところはとことん切り詰める、っていうのは
序盤から徹底していたと思うけど、
そうじゃなくて、あっちもこっちも雑に感じられて、びっくりだよ。

もしかして終活?

さっきもちらっと書きましたが、今回ずーっと、
スレッタがいわゆるセルフ洗脳顔・自己暗示顔をしてるのが気になる。
目を見開いたような、ちょっとヘンな、微妙に可愛くない顔で、
第1シーズンの頃からそういうのは時々あって、
作画のブレとか好みの問題かと思っていたけれど
「スレッタが本心を抑えていたり無理してたりする時の表情」
とわかってきてからは、もう心配で心配で……。

前回までの数話の、通常制服の時のスレッタのことを
「この深緑の方が、スレッタには似合う気がするなぁ」
って、うわごとのようにカワイイカワイイ言いながら見ていたのですが、
それって、スレッタが花婿という役割から解放されて
学園に来て以来ものすごく久しぶりに彼女らしく過ごしていたからで、
本来の優しくて穏やかな顔に戻っていたのかもしれないなぁ。

前回、データストームからエリクトが守ってくれたことに気付いて以降は、
「エリクトがいなければ自分はとっくに死んでいた、
 エリクトが死ななければ自分は存在することもなかった」
ってことで、自分の命を投げ出す覚悟を決めてしまったんじゃないかと
不安でたまらないです。

ミオリネに会いに行ったのも、仲直りとかそういうのじゃなくて、
「自分はもう戻れないかもしれないから、最後に一目でも会っておきたい」
っていうのに見えたのですが、どうですか?
だって、何だか、妙に清々しくてさぁ……。

キャリバーン

そういえば、キャリバーンとは「お話し」してなかったですね。
そして、普通に赤痣出てましたね。
うーん、そう都合よくはいかないかぁ〜。

でも、次回あると思われるVSエアリアル戦なんかで、
キャリバーンとシンクロしてスレッタも覚醒して青痣になったりしない?
命を削りながら戦うヒロイン、というのも確かにグッと来ちゃうけど、
もう、この子を辛い目に遭わせたくないんだよ、精神的にも肉体的にも。
そして、どうか、五体満足で帰ってきて下さい……!

ああ、あと、あの武器!
パカッと開くとお花みたいで可愛いな、と思っていたけど、
そうか、魔女の箒か! なるほど!

ミオリネ

ボサリネさん

何だかミオリネさん、めっちゃ叩かれてます……?
そ、そうなんだ……?
私は、彼女の受ける罰と苦しみはこれからが本番だと思うので、
「これから大変だよなぁ、とりあえず立ち上がってくれてよかった」
という気持ちでいたので、ちょっと驚きました。

ただ、でも、彼女をもっと、もうちょっと魅力的に描くことはできたはずなのに、
いろいろ惜しいなぁ、可哀想だなぁ、とは思う。
「制作側や脚本に贔屓されてる」という表現をよく見かけたけれど、
これだけ彼女に対して否定的な意見が溢れてくるというのは、
むしろ逆でしょ、脚本にいじめられてるでしょ。
贔屓されてるなら、視聴者がもっと自然に、
そのキャラのことに注目したり、感情移入したり、応援したりするように
しっかり整えて作られていくものなんじゃない?
……あ、それが失敗してるから今こうなのか?
うーん、そうなのか……?

それはそうと、頭ぼっさんぼっさん&下着姿のミオリネさんは
めちゃくちゃレアで可愛かったですね。
あれ、すっぽんぽんだったらどうしよう、って心配だったけど
ちゃんと着てましたね。ちぇっ。いやいや、ほっ。

生命倫理の問題

今回やっぱりどうしても引っかかったのが、これ(↑)。
株ガン立ち上げの時、これを請け負うと宣言していたのに、
結局うやむやになっていたツケがここにきたんだよなぁ、って。

VSグラスレー寮戦の時のスレッタの様子を訝しんでいた時は、
「おっ、ここからエアリアルの謎にも迫っていくのかな」
と期待したりもしたのですが、そんなことはなく物語が展開していって、
エアリアル&スレッタの出自の問題がかなり最近までぼかされていたのが
けっこうストレスだったのですよね、個人的には。

何か、少しずつでも、ちょっとした台詞だけでも、
ミオリネがエアリアルやガンダムに対して
不信感や警戒心を募らせている描写があれば、
その後、プロスペラに不信感を持ったり
スレッタを無理矢理にでも引き離したりすることにも、
ミオリネの必死さや焦りがもっともっと感じられて、
もうちょい共感できたりしたんだろうになぁ、って思う。

ずーっとほったらかしにしておいたのは、ぶっちゃけ彼女の責任でもあって、
現状、それしか手がないからといって
結局スレッタをガンダムに乗せて戦わせるというのは、
まぁ、視聴者の反感を買っても仕方ない気もしますよね。

実は先日、久しぶりに第3話をまるっと視聴して、
この2度目のVSグエル戦の時のスレッタとのバディ感、大好きだなぁ、
と改めて思ったのです。
こういうノリで2人は仲良くなっていくんだな、って、当時は期待していて。
私はグエスレ推しだしプロポーズ回だからこの回が好き、
というのも大いにあるけれど、
この時のWヒロインの変化&成長へのワクワク感も無限大だったのよねぇ。

まぁ、でも、ミオリネさんにはまだまだ期待してますよ。
やっぱり彼女は、ちょっと上から目線で威勢よくしゃべってる方がいい。
新総裁としての自覚を持った彼女が、クワゼロ阻止後もどう生きていくのか、
見守っていきたいと思います。

現在の婚約者って……?

今ちょっとわかんなくなってて整理したいんだけど、
ミオリネさんの現在の婚約者って、誰、ってことになるの?
「ミオリネが17歳の誕生日の時点でホルダーだったものに決定」
だと思っていたから、グエルくんで正式に決定したのか、と思っていたのですが、
あのフェンシングでホルダーの座はスレッタに戻ったし……?
あれ、でも、あの時グエルくんが賭けたのは 「ミオリネと会う権利」……?
でもでも、あの決闘は正式なものではなくて、私闘みたいなもの?
だけど制服もスレッタがホルダー仕様になったから、
正式なものとして扱われるの……?
だめだ、わからん!

そもそも、スレッタとミオリネの関係は
「花嫁&花婿」制度のおかげで歪になってしまったから、
今、それをフラットな関係に戻して
対等な友人としてイチからやり直してる、のかな、
と解釈を深めていました。
スレッタはもう、決闘とかホルダーにはこだわっていない、
と思っていたし。

ミオリネさんは、スレッタのホルダー仕様の制服やパイロットスーツに
特に言及していないから、
彼女の方もそうなのかな、と思ったけれど、ど、ど、どうなんでしょうか……?

ノートレット

急にトマトの遺伝子コードやら愛のメッセージやらが出てきましたが、
何だ? どうした?
これ、前にベルメリアさんも言っていた「停止コード」になるのかな、
とは思うけど、実は未だにノートレットさん像がつかめなくて、ちょっと怖い。

そもそも、「植物の生存戦略を人類に適用云々」という彼女の草案が
どうやったらクワイエット・ゼロになるのかが、もう、よくわからない……。
何だか、こう、飛躍してない?
ついていけてないの、私だけ?

ミオリネさんにとっては昔も今も「大好きなお母さん」だと思うけれど、
もしかしてプロスペラみたいな、
「愛ゆえに道を違えてしまった人」だったりしたらどうしよう。
そもそも、遺伝子コードに隠しメッセージを入れるのって、
よくあること(?)なのですか?
その異常性(?)の質がよくわからないので、
勝手に警戒してビビりまくっています……。
親子関係・家族関係の何かで、信じていたものを否定されたりして
子どもが打ちのめされたりする展開は、できればもう見たくはないなぁ……。

情報共有はどこまで?

そういえば、エアリアルの正体とスレッタの出自については、
グエルくん&ミオリネさんには全部伝わったってことでいいんですかね?
いろいろ理解されたからこそのあの作戦会議だとはわかるのですが、
何度も言うけど、第2シーズンでは情報共有がどこまでされているのか
どうにもいまいち不透明で、もやっとしてしまうことが多いのです。

まぁ、スレッタがリプリチャイルドだろうが何だろうが、
この2人が彼女を大事にしてくれるのは疑いもないし、
だからこそ、それを知らされる描写をすっ飛ばしたのだろうけれど、
でもでも、やっぱりちょっと、見たかったなぁ、って思っています。

シャディク

私、今回でシャディミオは確定ルートに入ったと思ったんだけど、どうですか?
そして、これならグエスレもほぼ確定、と思っちゃったんですが、どうですか??
……と、ここまで書いて、
「あれ? シャディミオとグエスレはどっちも成立かどっちも不成立の
 両極2パターンだと思い込んでいたけど、それって私だけか!?」
とようやく気付いたりもしていたのですが、どうなんでしょうか……。

「私を信じなさい!」って言われた時のシャディクの笑顔が、
ほんとうに心からの、おかしくて楽しくてたまらない、って感じで、
すごくいい顔で素敵だな、と思いました。
あんなに優しい顔で笑うんだね。

シャディクの犯した罪は重いし、相当の償いはするべきだけど、
やっぱり、素の彼は18歳(?)の穏やかな男の子で、
その一面を引き出せるミオリネさんは、
何があっても彼にとっては唯一無二の存在なんだよ。
幸せになってほしいし、幸せになることを諦めないでほしい。
周りのみんなの幸せを考えられるのは素晴らしいけれど、
そのために自分の幸せを諦めるなんて、しちゃいけないよ。

ところで、ミオリネさんの持ちかけた「取り引き」って何だろうね?
何か、あっと驚くような内容なんでしょうかね。どきどき!

地球寮メンバー&その他

「博物館レベル」

あの謎の白い物体は何ですか?
どうやって使うの? 武器? 防具?
全然わからないけど、でも、
オジェロがイキイキと調整しているのは、頼もしくてよかったです。
これまで、少ない予算と限られた資材でやりくりしていただろう実績が、
ここで活きてくるんだろうね。

ロウジくん&フェルシー参入

ロウジくん、セセリアさんと離れて生きてられるの?
ていうか、ほんとに、彼女とはどういうご関係なんですか??
何だろう、幼なじみとか?

今回、ニカとの会話でいちいち照れたりしていて可愛かったけど、
ニカに対して特別な感情を持っているというよりは、
やっぱりセセリアさん以外の女性との免疫がない、って感じなのかな?
前に、レネちゃんが距離を詰めてきた時もアワアワしてたし。

それはともかく、ニカその他、地球寮の他のメカニック陣とはまた違う
独自のセンスや知識を持っていそうで、
どんな活躍をしてくれるのか楽しみです。

あと、フェルシーちゃん!
ペトラがまだ目を覚さないままで、きっと不安だろうに、
来てくれてありがとう〜!
ジェターク兄弟の仲裁&フォローをよろしく頼むよ〜!

グラスレー寮ラジオ

聴きましたー! おもしろかったー!
古川さんがノリノリでめっちゃしゃべってましたねぇ。
シャディクのイメージとは全然違うけれど、
だからこそ逆に、シャディクがしゃべっている姿で想像して、
ギャップに笑っちゃったりもして、めいっぱい楽しませてもらいました!

最終回直前PV

見ましたよー! 見たんですが、でも、
さすがに決定的な台詞などは採用されていないっぽくて、
期待をあおられるわけでも削がれるわけでもなかったなぁ、
というのが正直な印象です。

どこに着地するのかは不安ですが、
水魔女にはまってからの、この1年弱(イベントで初めて触れた頃も含む)、
少なくともここ10年で例を見ないくらい、心の中がお祭り騒ぎだったので、
最後まで見守っていこうと思っています。
みんな幸せになってくれー!

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フェルシーえらいぞ! よくやった! 思いっきりギュッてして頭わしゃわしゃーって ムツゴロウさんみたいにして褒め称えたい気持ち。 (あ〜しゃしゃ、よ〜しゃしゃ、可愛いですね〜)

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