「万引き家族」

 2019/08/04 Sun

エンタメ

映画 「万引き家族」

先日録っておいた「万引き家族」を鑑賞。
だいたいの内容は知っていたので
「誰も知らない」の時みたいにあとで落ち込まないように
小分けにして見ようと思っていたのですが、
彼らの行く末が気になって結局一気に見てしまいました。

うん、おもしろかったです。
スッキリ爽快! とか、楽しかった〜! とか、
普段私が好んで見るものとは違うのだけれど、
少しずつ、そして後半一気に明らかになる彼らの実際の関係とか、
「ん?」「え?」「あっ、それって……?」
の繰り返しで、謎解きのような一面もあって。

ただし、ちょっと設定がつかめないまま終わってしまった部分もあって、
さっきググってようやく補完しました。
小説版のみで明示されていることも多いみたいで、
そういうの、最近は多いみたいだけれど
個人的にはあんまりちょっと、うーん、好きじゃないんだよなぁ……。

映像作品とノベライズorコミカライズで内容に差異があること自体は
別に構わないのだけれど、
よくわからなくてモヤッとしたまま物語が進んで終わってしまうのはなぁ……。
「余韻を残して、見た人それぞれに考えさせたい」
という方針も大いにアリだと思ってはいますが、
「余韻を味わう」の域に達するか微妙な感じです。
(あっ、単に私の理解力の問題?)

まぁ、そこらへんはともかく
万引きその他、罪は罪なのだけれど、
彼らのしていたことが全て「悪いこと」なのか?
というのは、特にラストのりんちゃん(じゅりちゃん)を見ていると
こう、胸にくるというか、考えさせられてしまいます。

祥太は、ある意味、自分の望んだ生活を手に入れられたわけだけれど、
りんちゃんは、実の親は事件の前と何も変わっていないのだから
またあんな日々に戻っちゃいそうで……。
りんちゃん自身は、「りん」として過ごす中で
「本来であれば、親(保護者)が自分にかけてくれるはずの愛情」
を学んだので、
もっと、もうちょっと大きくなれば自分で行動できるんだろうけれど、
まだまだ、ちっちゃいからなぁ……。
ラストシーンのあと、亜紀ちゃんか誰か、
今度は犯罪ではないやり方で彼女を救ってくれていたらいいのですが、
難しいかなぁ、やっぱり。
今でもこうして、考え続けてしまいます……。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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