「誰も知らない」

 2019/07/21 Sun

エンタメ

映画

昨年末に録ったまま眠らせていた「誰も知らない」を鑑賞。
だいたいの内容は知っていたので、
寒い季節は見るのを避けていたのを
(だって、こういうのはせめてあったかい時期に見たいじゃない?)
ようやく封印を解いた感じです。

実際に起きたネグレクト(育児放棄)の事件をもとにした作品で、
全体的に淡々と子どもたちの生活が描かれています。
もしかして、途中で激しい暴行の描写が出て来たりするのかな、
と構えていたけれど、そういうものはありませんでした。

最後のあたりで、周囲の大人の誰かが警察に通報したり
どこかの機関から調査員が派遣されたりして、
彼らのこんな生活もようやく終わりを告げる……、のかな……? 
と、むしろそんな展開を祈ってもいたのですが、
そのまま、すうっと、ふわりと、物語としては幕を閉じてしまって……。

でも、そのせいで、見終えた後もずっと彼らのことを考え続けてしまいます。
そして、これは自分のすぐそばでも起きている出来事なのかもしれない、
自分はただ知らないだけなのかもしない、
という気持ちでいます。

あっ、ちなみに、いちばん印象に残っているのは、
長女がお年玉袋の宛名書きから真実を悟る、あのシーンです。
他にも切ない場面はいろいろあるけれど、
あそこが特に、「ああ……!」って、こちらまで苦しくなりました。

私が普段好んで見るような、明るい、楽しい映画ではないけれど、
それでも、ちゃんと見ることができて、よかったです。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
本館サイト「花楽紗【KARAKUSA】」

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