「炊飯器を買い替えたら、下ろそう」
としまい込んでいた木製のお椀の存在を思い出し、
古いものを処分してこちらを使い始めることにしました。
右の古い朱塗りのお椀は、実家にいた頃から愛用していたものです。
もともとは父が買ってきたもので、
小ぶりの丼くらいのサイズで何かと使い勝手がよくて、
卵かけご飯やカレーやラーメンなどなど
いろいろなお料理に幅広く使っていました。
ちなみに、これの通称というか愛称は「豪族のお椀」でした。
だって、ほら、資料館とかにそんな説明付きで
展示されてそうな雰囲気だったからさぁ……。
私専用というわけではなかったけれど、あまりにも気に入っていたので、
実家を出る時、父に頼んで持たせてもらったのです。
が、10年近く使い倒しているとさすがにあちこち傷みも出てきて、
ちょっと可哀想な見た目になってきちゃって、
昨年だったか、買い替えを検討し始めていたのですよね。
そうしたら、それを母から伝え聞いた父が
新しいものをまた買ってくれたのでした。あら〜!
でも、あまりにもピカピカでもったいなくて、
「もうじき炊飯器を買い換えるから、その時に一緒に」
と一旦しまい込んで忘れかけていたのでした。
新しい炊飯器の存在にも慣れた今、
「あっ、そういえば!」と思い出して、引っ張り出してきましたよ。
いやー、新品はさすがにピカピカだなぁ〜。
前のと比べて、ちょっと足が高いのですが、たぶん、そのうち慣れるでしょう。
これから、どうぞよろしくね。
そして、初代の「豪族のお椀」ちゃんも、今までほんとうにありがとう〜。
木の器は手触りも温かいし、赤い色は料理をおいしく見せてくれて好きだよ。
さよならする前に、記念にパチリ☆