「HUGっと!プリキュア」

 2019/01/30 Wed

エンタメ

「HUGっと!プリキュア」 「HUGっと!プリキュア」

毎週楽しく視聴していた「HUGっと!プリキュア」が、先日で最終回でした。
いやー、おもしろかったですねぇ。
15周年記念作品としてもいろいろ盛り込んでいたけれど、
それを外したイチ作品としても、
プリッキュアーはまだまだ、いろんな方向に伸びていくんだろうな、
と感じさせてくれるお話でした。

最終回単体の感想としては、
みんなみんな、すっかり美人になっちゃってェ〜! とか、
メイク控えめのパップルさんも美しい! とか、
クライアス社の面々がちびっちゃくて可愛い! とか、
もぐもぐの尻尾にくるまっていたあの3匹はどういうことなの、
ぱっと見、ハリーとリストルの間に可愛いビシンくんが生まれました♡、
みたいに見えたんだけどどうなの、とか、
結局、はなの旦那については明言を避けたのねぇ、とか、
Bパートは特にツッコミが追いつかなかったのだけれど、
こういうSF(すこしふしぎ)要素、……というのかな、
具体的には「未来を改変する」お話って、ちょっと理解しきれない部分もあって、
物足りないというか、すっきりしない感じも抱えています。

ジョージさんその他の元クライアス社のみなさん&はぐたんが帰った未来と、
はなたちが成長して迎えた未来は、
つながっている(統合・収束されている)のか
平行世界という扱いなのか、どうなのか。

はぐたんがはなの娘とか
ジョージさんがはなの未来の旦那とか、
そういう予想はわりと早い段階からちらほら見かけたけれど、
具体的に何がきっかけでジョージははなを失ったのか、
作中では明言を避けているのですよね、そういえば。

ネットで他の方々の感想や解釈を楽しませていただいて、
その受け売りも多いのですが、今現在の私の解釈としては、
「ジョージさんたちが来た未来では、
 はなははぐたんを生むと同時に命を落としている」
というもの。

そして、

▼転校初日に前髪を切りすぎた
 ・遅刻してハリー&はぐたんに会う
 ・さあや&ほまれと仲良くなるきっかけになる

▼チャラリートを浄化する時、武器が剣から楽器に変わる

▼さあやが女優ではなく医師への道を目指すようになる

▼はな出産時に、産婦人科医さあやがつくことで
はなが命を落とすことなく、はぐたん誕生

という段階的な流れで未来が決定的に改変された、と一応は納得しています。

(ていうか、この先のいつかどこかで
 はな、もしくははな一家にアクシデントが降りかかることは
 想像したくないのです。
 もう、最大の危機は回避した、乗り越えた、と思いたい!)

あっ、そうそう、ほまれが分娩室にまで入ってきたから
「あれっ、ほまれがパパ!?」とか思っちゃったよねー。
思いませんでしたか、どうですか。
いや、2030年では
同性カップルでも子供が作れるようになってるかもしれないし、
だとするとさっき書いたビシンくんの件も納得ですけれどねー。
まぁ、あの黄色い花とか花束で真相はわかるんだけれどもさー。わはは。

あとはあれだ、えみる&ルールーの再会が!
いや、あれは再会ではなく「2度目の出会い」になるのか、
たぶん私の理解不足もあるのだろうけれど、
こうなるのかー、って感じでした。

これについても、大人えみるがちびルールーに対して
「あなたの親友です」って発言したのを
「自分の思い出の中のはなを
 未来を変えつつあるはなに無理やり被せようとしていた
 ジョージ・クライと同じ」
「狂気を感じる、病んでいる」
とか、一部で盛り上がっているのを後で知って、
「ははあ、ほうほう」と興味深く読んでいたり、していました。

ちなみにリアルタイム視聴時の私は、あの一連のシーン、
「うわー、ちびルールー! 出来たて生まれたてルールー!
 ちっちゃい! 可愛い!
 あっ、髪型とか服とか、ちょっと昔のえみるっぽい?
 ていうか何だか、2人の子どもみたーい!」
ってひたすらキャッキャしていました。……。

……というのはさておき、
いやー、実際、ちびルールーは
キュアアムールだったあのルールーとは別人なのか、どうなのか。
未来から来たルールーは、少女の姿で作られたと思っていたのだけれど、
あっちも最初はこれくらいの年恰好だったのかな。
そもそも、ルールーたちの帰った未来はどこになるのか……。

……と、考え始めるといちいち壁にぶつかって悩んでしまうのですが、
私が言いたいのはそれじゃなくて、
「物語として楽しむだけなら、
 狂気の愛とか、歪んだ愛情とか、えっれえ好きですよ!」
っていう話です。
(えっ、みんなもそうじゃないんですか!?)
というわけで、えみる&ルールーはどんな姿でも好きです。
うう、よかったねぇ、よかったねぇ。

私としては、のび太の結婚相手が変わっても大して混乱は起きてなさそうな
ドラえもんワールド的な解釈をして、
いつかは、いずれは、未来は
「ジョージがはなを失わなかった(=クライアス社が生まれなかった)世界」
に統合されていくといいなぁ、と思っています。
ルールーは、それを見越して、
生まれ直した自分がいつかえみると出会うことを信じて
「未来で待っています」と言ったんじゃないかなぁ、
子どもえみると過ごした日々の思い出は自分ごと消えてしまうけれど、
それでも、……とか! とか!! 
と、勝手に盛り上がって泣いています。うっうっ。

昔、何かで読んだか聞いたかした話だけれど、
「過去・現在・未来というのは、1本のレールでつながっているのではなく
 並行・並走しているような関係」
というのが、おもしろいなぁ、って思っていまして。
だから、何かの拍子で
過去や未来に飛んでしまうというバグが発生する、っていう。
こういうの、理解はたぶん全然できていないけれど、すごく好きです。

個人的な、素の考え方としては、
「過去は自分が積み重ねてきた選択の結果で、
 未来はその都度無限に発生しつつも
 自分の言動次第で最終的に1つにまとまっていく」
っていうのが近いかなぁ。
こう、たくさんの細い繊維を1本の糸に縒り合わせていくイメージ。

思いつくままにつらつらと書いたら
まとまりがなくなってしまってちょっと恥ずかしいけれど、
まだ興奮も冷めやらぬうちに感想はメモっておきたいので、
これはこれでよしとしておきます。よし!

とにかく最終回の最後までみっちりいろいろ詰め込まれていて
ああー、もうもう、ほんとにもう!
ことりちゃんもすっかり美人に! とか、
ネギの子もすっかり立派に! とか、
あっ、よく見ると花束じゃなくてネギ束! とか、
アンリくんと正人にいちゃんは家族公認の仲になったのねぇ、とか、
はぁはぁはぁ、ああ、楽しいプリッキュアーでした!
キャストさんスタッフさん、
充実した1年間をありがとうございました〜!

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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