俺屍2感想:交流

 2014/09/02 Tue

俺屍2

俺屍2 「交流」要素をめいっぱい楽しんでいる方は多いと思うし
私自身も他国へ遠征してお買い物したり迷宮行ったりしているけれど、
こういうオンライン要素(?)は、おまけ程度でよかったのにな、
と思ってしまいます。

前作でも、PS版から養子&分社はできたし、
PSP版では新たに結魂もできるようになりました。
でも、ここらへんについては
「やりたい人が、やりたい時に、自由にやれる」
というおまけ要素だったはず。
今作では、他国へ遠征して、傭兵を雇ったり結魂したり
武器や防具をQRコードで手に入れたりすることを
半ば前提として、いろいろバランスが組まれているのかな、という感じで、
何だかちょっと、私が求めているものとは違っちゃったなぁ、って。

あくまで個人的な意見なのですが、
もっと、こう、閉じた箱庭として楽しめるゲームの方が好きなんだよね。
PSP版では一度だけ、初プレイの時に結魂をしたけれど、
それはすでに裏京都に入ったタイミングだったので
自分としては別に問題なかったんだよね。
もう、悲願は一応達成してるし、ここからはおまけだから、って。
もしもクリア前だったら、相手に「もうちょっと待ってて!」って
> お願いしていたと思う。
それくらい、「結魂」そのものに抵抗があります。
今現在は、ネット上でいろんな方々のやりとりを見ているうちに
「楽しそうだなぁ〜」という気持ちも生まれてきていますが、むむむ……。

いろいろな環境でプレイしている人がいるはずなので、
完全にオフラインでやらざるを得ない状況も当然あると思われるのに、
その場合は実質、ゲームオーバーになってしまいそう。
例えば鍵の入手が大変そう、とか、
奉納点が足りなくて&神様リストがスカスカで
交神ができなくてどの家系も断絶しちゃってお手上げ、とか。
もちろん、そういう人のためにもNPC国が用意されているんだろうけれど、
うーん、いろいろ、どうなんだろうか、これ……。

そもそも、結魂というシステム自体、
種絶の呪いと相容れないように思えてなりません。
私の頭が固いのかなぁ。
今作では、冒頭で昼子ちゃん直々に
「子を成せるのは、交神するか、同じ境遇の他の一族と結婚する場合だけ」
とか何とか、はっきり言われてしまっているけれど、
それってやっぱり、結魂を推奨している、ってことなのかなぁ。

そうそう、もっと根本的なことを言ってしまえば、
今作では、全国のあちこちで同胞が晴明打倒のために力をつけているわけで、
ぶっちゃけ「何としても、自分がこの呪いを解く!」みたいな悲壮感がないですよね。
ここらへんの整合性を求めるのは野暮だとわかり切っているものの、
ちょっとモチベーションが続かないというか……。
そこへ来て、アレとかソレとか、スルーできない粗(あら)に
ゲーム内でいくつもぶつかってしまうのでなぁ……。
まぁ、今作は全体的なテーマが「お祭り」だし(たぶん)、
お祭り気分でみんなでワ〜ッと盛り上がって勢いで突き進んでしまえば
大した問題ではないかもしれないけれども。

おっと、話が逸れました。
「交流」要素については、まだ少し、言いたいことがあります。
こういう風にプレイヤー同士での交流をすることに力を入れるなら、
例えば、結魂で生まれた子どもを家系図で表示した時なんかに
親の顔グラがちゃんと表示されるようにしたらよかったのに。
私自身はまだ結魂をしていないので、ネット上で見知った情報のみですが、
これ、PSP版と同様に「行方不明」アイコンになっちゃうらしいので。
こういうの、そんなに難しい処理なのかなぁ。

ああ、あと、「足あと帖」にちっとも足あとが残らないのはなんなん何故なんだァー!
そりゃ私の国はどこにも宣伝してないし、大した特色もないけれど
たまーに迷い込んで下さる方がいるんですよ。
そして、関税は時々入るのですが、足あとはついた試しがありません。
お相手国がわかれば、こちらからもぜひお邪魔させて頂きたいのに!

と、まぁ、長々と書いてしまいましたが、簡潔にまとめると
「『交流』要素に力を入れたのはわかるけれど、ちょっと中途半端」
と言いたかったのです。
ていうか、これ、「交流」に限らずいろんなところに言えるよね、今作には。

Labels

Archives

Recent Posts

Profile

桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
本館サイト「花楽紗【KARAKUSA】」

HOMETOPCONTACT

Powered by Blogger | Designed by QooQ