俺屍2感想:夜鳥子

 2014/08/05 Tue

俺屍2

俺屍2 俺屍2、ひととおりクリアしてから感想をまとめようと思ったけれど、
やっぱり、現時点でもメモしておきたいことはたくさんあるので
書き出して吐き出して、少し楽になりたい。
もしかしたらほんとうに、クリアすら断念するかもしれないし、
あるいは、クリア後に印象や考えもかわるかもしれないので
その変化の記録にもなるなら、まぁ、いいよね。

今日はひとまず、夜鳥子周りについてのみ。
私が言いたいことは、すでに他のユーザーのみなさまが
もっとわかりやすい言葉で語り尽くして下さっているので、
今さらな感じが否めませんが、
こうしたらよかったのに、という改善案も含めて、さらけ出しておきます。

あーあ、今年の夏は俺屍2に捧げるつもりだったのに
予想もしない方向に界隈が盛り上がってしまって……(遠い目)。

夜鳥子

端的に言うと、もう、「夜鳥子、邪魔」のひとことに尽きる。
発売前は、夜鳥子の登場、けっこう楽しみにしてたんですよ、
あの小説もなかなかおもしろかったし、求道&夜鳥子は好きだったし。
だから、システム体験版配信の頃とか、夜鳥子が叩かれ始めた時は
そんなに嫌わないであげて! って気持ちで見守っていました。
あと、声が林原さんと知って、そういう意味でも期待はしていました。
ここまでシナリオ&システムにがっちり食い込んでくるとは、ねぇ。
だったら、せめて、事前にそのことをユーザーに教えてほしかったな。
そういうゲームだと最初からわかっていたら、
彼女に対する印象も、また全然違ったものになっていたと思うのに。

鍋感染

私自身のプレイでは、まだそれほど大変なことにはなっていませんが、
他国へお邪魔した時、御一族のほぼ全員が鍋関連の特徴に上書きされていたりして
受け入れられない当主様にとっては、さぞや苦痛だろうなぁ、と思う。
親子や家系で特徴が遺伝するのは知っているけれど、
どうして彼女だけこんなに影響力を強くしたのかねぇ?

ネットで見かけた意見の受け売りだけれど、
これ、仕様を逆にして、
夜鳥子の方が一族の誰かの特徴に影響を受けるようにしたら
おもしろかったかもしれないのになぁ。
夜鳥子はシナリオ進行の都合上、2回以上は転生させなければならないのですが
(と思い込んでいるけれど、もしかしてプレイ次第では1回でいいのか?)、
夜鳥子側の特徴がその時々で異なるなら、
「前回は当主と仲良かったみたいだけど、
 今回はこの子といつもつるんでる感じだな」
とか、妄想が広がって楽しいじゃないですか。ねぇ。

あるいは、夜鳥子側から鍋感染するとしても、
「いちばん心土が低い子、もしくは心風が高い子」が
ある一定の確率で鍋絡みに上書きされる、とか、
でも、元服すると生来の特徴に戻る、とか、
ある程度予測可能なら、楽しめる人や受け入れられる人も多かったかも。
そしたら、ネット上で交わされる鍋感染報告も、
今よりもっとずっと、和やかで楽しい雰囲気になったかもしれないのに。

家系図への影響

家系図に表示されるのがイヤ、という意見については、
まだうちの一族の夜鳥子歴が浅いので、それほど気にはなりませんが、
当主の子という扱いになるので単純に見辛いというか、
わかりにくくなって混乱するなぁ、と。

転生

転生費用も、今はそれほど負担ではないけれど、
これからどんどんかかるとなると、ちょっと心配。
そもそも、彼女は一族の人間でもないのにどうして短命なのか?
黄川人が「神から人に戻った」と言っているのに
いちいち奉納点がかかるのはなぜ?

あっ、転生で思い出した!
OPで一族に対して反魂の儀を行ったのは、
彼女が一族の血縁であることの伏線、だそうですが
(反魂は、そもそも直系の子孫に対してのみ可能な秘術だから)、
実際、具体的にどんな繋がりがあったんですか?
シナリオを進めれば、そのうち明かされるんですか?

グラフィック面

あと、夜鳥子、やっぱり着たきり雀は浮くよ。イカンよ。
ただでさえあの固有の衣装は、他の職業の中では浮いてしまうのに、
屋敷に戻ってもあのままなんて、異物感がものすごい。
衣装の一部に、一族の装束カラーが反映されるとか、
屋敷の中ではみんなと同じ着物姿とか、
目に見える部分だけでも
「うちの子」と受け入れやすいようにしておいてほしかった。
屋敷内での着物の着用については
処理するにはもう時間がなかった、ってことらしいけれど、
発売を伸ばしてでも手を入れるべきだったんじゃないの?
と思ってしまう。

そうそう、うちは娯楽施設に投資する余裕がなくて
幻灯屋すらない状態なのですが、
夜鳥子を転生させる度、親密度が上がってポーズが微妙に変化する、
とかだったらおもしろいのに、と思いました。
夜鳥子はそういうキャラじゃない、と製作側に一蹴されてしまいそうですが、
今のままの夜鳥子には、感情移入したり共感したり愛着を持つ隙がない。

共感しづらいキャラクター性

製作側にとって、思い入れのあるキャラだったのなら、なおさら、
どんなプレイヤーも、いつの間にか彼女に親しみを感じたり、
もしくは最低限許容できるように、
もっと細部まで綿密に調整しておくべきだったのになぁ……。
小説版の夜鳥子はわりと好きだっただけに、
それをうまくプロデュースできなかった原作者に、何だか、何というか……。

発売直前あたりに、製作側が、
「今、コーちんや夜鳥子のことを快く思っていない人たちが
 設定を知ってどんなふうに変化するのか楽しみ」
といった趣旨のことを呟いていましたが、
彼女の素性が明らかになるにつれて
プレイヤーの嫌悪感がさらに激増していったように思います。
(私自身はまだ未クリアなので、一連の騒動を眺めて勝手にそう思っているだけですが)

当初は「夜鳥子自身は悪くない、シナリオとシステムが悪いだけ」
と考えていたのですが、
ネタバレサイトでちらっと仕入れた情報を見る限り、
「夜鳥子もけっこう酷いね……」と……。
いや、自分自身の力でクリアしてみるまでは、何とも……。
しかしそこまで気力が保つかどうか……ぐぬぬぬ……。

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