少し日が経ってしまいましたが、
先日、「仮面ライダーガヴ」が最終回を迎えました。
全体的な印象としては、
「軽め&明るめと見せかけて、実はけっこうハード」って感じかなぁ。
あと、「誠実さ」というのもあったかな。
お菓子がモチーフというのもあるし、
OPテーマも、力強さよりはノリの良さとかポップな雰囲気を前面に出しているし、
さらっと見ている分には、わりとライトな作風に思えるんだよね。
でも、人間がスパイスにされてお菓子の材料に、って、
何だか、普通に殺されるよりも怖いなぁ、すごい設定&世界観だなぁ、って。
このあたり、特にちびっこ視聴者たちに感想を聞いてみたい気もします。
そして、作中にお菓子や食べるシーンがたくさん出てきて、
ライダーたちもお菓子をイメージしたスーツや必殺技で戦ったりしていて、
楽しかったりおもしろかったりするのだけれど、
人間ドラマとしては、けっこう繊細で深い描写が続いてましたよね。
人間の味方として戦うライダーたちが、
それぞれに身内や大事な人を亡くしていて、
お互いにその原因やきっかけに深く関わっていたりもして、
そこに注目すると、なかなか重くて苦しい部分もありました。
でも、例えば、
ショウマとハンティは一時的にぎこちなくなったりしたけれど、
特にハンティの心境の変化を丁寧に綴って、仲間として戻ってくるところとか、
物語の流れとして、押し付けがましさとかはなくて、好きだったなぁ。
そう、ハンティが、すごーくいい奴なんだよね。
2号ライダーって、最近はもうネタ切れなのか、
あるいはキャラ被りを避けるためなのか、
過剰に属性を盛り盛りにされたり、強めの個性を与えられがちですが、
ハンティののベースにある
「ごく普通の青年としての、優しさと正義感」のおかげで、
無駄にこじれることがなかったように思います。
(仲違いをあんまりグダグダやられると、個人的に辛いので……)
ラキアンも、自分が過去に「人間を狩る側」だったことで、
幸果ちゃんへの対応に慎重になったり、していましたよね。
みんな、自分の過去の行いに向き合っている&
その上でお互いに許したり受け入れたりしているのが、
ちゃんとこちらにも伝わってきたので、
視聴者として信頼できる、安心できるチームになっていたなぁ、って。
ここらへんの描写の誠実さは、
やっぱり、メインライターが香村さんだからなのかな、とも思います。
ルパパトが好きだったから、
ちょっと贔屓目に見てしまうのを自覚しつつ、
あの作品でも感じたシビアな一面をこちらでも垣間見た気がするので。
そうそう、幸果ちゃんはギャルなんだけれど、
肝っ玉母ちゃんみたいなポジションで、
ライダーみんなをしっかり支えてくれました。
いつも元気で可愛くて、でも単に素で明るいというわけではなく、
みんなを元気にしたい、幸せにしたい、という想いから動いていて、
すごい子だなぁ、いい子だなぁ、と思っていました。
あ、そういえば、お菓子がモチーフということで、
作中、食べるシーンが多かったけれど、
役者さんたち、実は地味に苦労していたり、したのかな。
いや、「孤独のグルメ」で、松重豊はそもそも少食で云々、
みたいな話を昔聞いたことがあったので。
役者さんたち、食生活とか体型コントロールに気を遣っていそうなのに、
と勝手に心配していましたが、どうなんだろうか。
まぁ、みんな若いし、おばちゃんの杞憂かな。
でも、ショウマが何でも幸せそうに食べる姿は、よかったですよね。
あんなに喜んでくれたら、どんどん食べさせたくなっちゃうよねぇ。
あっ。あともう1つ。
ゴチゾウちゃんたちはショウマの眷属、ということでしたが、
この「眷属」のイントネーションが、思っていたのと違って、
実は今でも、口に出して言おうとするとモゴモゴしちゃう。
あれだと「剣族」って脳内で変換されちゃうのよねぇ、
私がイメージしていたのは「継続」みたいな響きの「けんぞく」でした。
そうか、「眷属」って正しくはああなのか……。
けんぞく……けんぞく……。
そんなこんなで、キャストさん&スタッフさん、
楽しい1年間をありがとうございました〜!
