乙嫁語りの2年ぶりの新刊だ!
表紙のタラスさん&子ヤギが可愛らしいです、わーいわーい!
表紙に描かれているとおり、
今回はイギリスに帰ったスミスさん&タラスさんのお話がメインでした。
同じ作者の「エマ」は、メイドとボンボン(貴族ではない)の恋物語だったけれど、
この「乙嫁語り」はそれよりもさらに半世紀ほど前の時代ということで、
身分差どころか国際結婚だから、
一般的には拒否感があって当たり前、だったんだろうなぁ。
でも、スミスは理解者に恵まれている方だと思います。
運のよさもあるけれど、これはやっぱり、
彼自身の人徳とか、普段の言動の積み重ねの結果だよね。
きっと、小さい頃から
「変わり者だが悪い奴ではない」という評価を得てきたんだろうな、
というのも容易に想像できます。
あと、初めての土地でもたくましく慎ましく生きようとするタラスさんが、
とても素敵で、すごくいいなぁ。
羊とかチュバル(愛馬)とか、
動物と触れ合うタラスさんの姿がとても好きだったので、
イギリスでもそんな日々が始まって、私もうれしいです。
そのうち、チュバルの仔のエピソードも出てくるのかなぁ。
タラスさんの義理のお母さんも、お元気そうでよかったです。
それに、元・再婚相手さん、ほんとうにいい人だ〜。
そして、アリの結婚のエピソードも楽しかった!
コミカルだけれど、けっこうリアルなエピソードだよなぁ。
マディナさん、言いたいことをちゃんと言える子なので、
アリとも何でも話せていい夫婦になりそう。お似合いよ〜。
何より、小さい頃からの想い人と一緒になれて、よかったよねぇ。
続きは来年かな、再来年かな。
のんびりと楽しみにお待ちしていますよ〜。