「ゴジラ-1.0」

先日録っておいた「ゴジラ-1.0」を鑑賞。
2023年公開の、神木くんが主演のあの映画です。

ゴジラ映画とか怪獣・特撮映画というよりも、
帰還兵のPTSDやトラウマを扱った作品、という印象だったなぁ。
そこが不満だ、とかいうのではなく、
自分の中から最初に出てきた感想は、そういう感覚でした。

全く何の情報も仕入れずに見始めたので、
「あれっ、神木くんが主人公？」から始まって、
「おお、なかなか複雑なものを抱えているなぁ……」と、
彼のメンタルの平安を祈りつつ物語を追っていました。

「この2人、結婚……、えっ、まだしてなかったんだ？？」
「えっ、この子、え、これで死ぬ？　死んじゃった！？」
「あ〜〜、生きてたー！！」
って、まんまと心を揺さぶられながらラストを迎えましたよ。
辛い経験をした人には、幸せになってもらわないと、
観客としてもストレスがたまっちゃいますからね。
よくある展開だろうが、よかったですよ。

と、彼の個人的な事情ばかりに着目してしまいましたが、
ゴジラという未知の生物に対して、
民間人が知恵を寄せ合って対策を講じる、という姿は、
やっぱりちょっと、わくわくしますね。

予想していたよりもおとなしめというか、
特撮映画としては控えめでだったので、
「地味」という感想がちらほら聞かれるのにも納得。
でも、他のゴジラ作品をよく知らない私としては、
こういうのもいいんじゃないかな、と思いました。