先日録っておいた「アリス・イン・ワンダーランド」を鑑賞。
2010年公開(! けっこう前だな?)の、ディズニーの実写映画です。
何の前情報もないまま録画&視聴したけれど、
あの有名な物語をそのまま映像化したのではなく、
あれから10数年経った大人のアリスが主人公の、オリジナルストーリーです。
雰囲気やキャラクターのデザインは、
ちょっと怖かったり毒々しさもあるけれど、
原典のあの挿絵を忠実に再現したらああなるかな、という感じ。
映画の感想としてはちょっとずれているかもしれませんが、
これ、ルイス・キャロルに見せてあげたいなぁ、と思ってしまいました。
(↑)「?」と思われそうなので、ちょっと補足しますね。
以前、別の展覧会にて、
原作者であるルイス・キャロルはもともと挿絵も描いていたことを知りました。
後に「不思議の国のアリス」として商業出版する際、
それらをプロが代々クリンナップしていったのが
現在、世に出ているあの独特なイラストである、とのことで、
ちょっと感動してしまったのです。
両者を比べると、ちゃんと意図が汲み取られているのが伝わって、
とても興味深かったし、おもしろかった〜!
……と、まぁ、見せたら見せたで、ダメ出しの嵐かもしれませんが。
まぁ、それはともかく、
ワンダーランドで自身の過去の冒険を思い出し、
あの世界の危機も救って元の世界に戻ったアリスちゃんが、
まさかの実業家(?)として羽ばたいていくラストには、
予想外すぎてびっくりしました。
でも、こういうのもアリだよね。
だいぶファンタジー入ってるというか、
D社は最近、「配慮」に気を遣っている気配も感じられるので、
こういう現代的(?)なオチにしたのかな、とも思いますが、
女の子が運命を切り開いていく、という姿は、見ていてやっぱりうれしいので。
ただ、でも、「ファミリー向け」ではない作品、かなぁ。