甥っ子近況：ちいかわ

（↑）昨年の甥っ子へのクリスマスプレゼント。
封をされていなかったので、渡す前に記念に撮っておいたものです。

これらを選んでいた時期の話なので、多少のタイムラグはあるのですが、
甥っ子は最近、ちいかわにすっかりハマっているようです。

誕生日プレゼントはいつも図書カードを贈っているので迷いはないのですが、
クリスマスはその時の甥っ子にとって旬なものを選びたいので、
毎年、姉（＝甥っ子の母）に最近の動向を教えてもらっているのですよね。
そして、
「すみっコも相変わらず好きだし、ちいかわも好きだよ。特にうさぎ」
と教えてもらったので、地元のちいかわらんどへさっそく下見に行ったのです。

実は、私自身は今これを書いている時点でもちいかわのことはよく知らなくて、
ネット上で得た断片的な知識から
「可愛いふりしてけっこうダーク……？」
という薄らぼんやりとしたイメージを抱いているのみですが、
初めてグッズを目にして「あっ、ちょっと欲しいかも！」と思ってしまいました。
ちょうどそのタイミングで発売された
「ヒュッゲ」という北欧風デザインのシリーズが好みドンピシャだったので。
（ちいかわの普段の絵柄は、主線が強すぎて可愛さをあんまり感じ取れなかったので、
　このシリーズの主線なしの絵柄＆もともと好きな北欧デザイン効果も
　大きかったんだろうなぁ）

が、しかし、あまりにも可愛らしすぎて、やっぱり女の子向けなのかな、
ちいかわのちょっと毒のある部分も好きだというなら
こういうのはもらっても人前では使いづらかったりするのかな、と悩んで、
再び姉に相談したのですよ。

そうしたら、「全然いいよー」って。
どうやら、そのさらに少し前に、学校行事だか子ども会だかのイベントで、
参加賞的に全員に配られるノートの絵柄が男女別だったことがあったそうで。
女の子にはすみっコで、男の子にはそうじゃない、別のキャラだかブランドのもので、
甥っ子は仲良しの女の子と交渉して、すみっコの絵柄のに交換してもらったそうです。
（ところで、欲しいものをもらえなくて泣き寝入り（？）するんじゃなくて、
　ちゃんとコミュ力で解決するうちの甥っ子、すごくない？？（叔母馬鹿））

そのイベントの担当者さん的には、善意であえて男女別にしたんだろうけれど、
姉は少し不満があったようでした。
「今時そういうのは古い」って、固定観念の押し付けはよくない、って。
まぁ、こういうの、なかなか難しい問題ではあるよねぇ。
でも、ピンクが苦手な女の子がいたり、メカよりお人形が好きな男の子がいても、
そんなのは人それぞれだし、さらには、そういう好みと性的自認って無関係だよね。
今の時代は「過渡期」で、いろいろぐちゃぐちゃになっている人も多いのかな、
と思っていたりしています。

……おっと、ちょっと話は逸れましたが、年齢的にももしかしたら、
そういう「可愛い系」は人前で使うのが気恥ずかしくなったりするのかも、
とも考えていたので、今のところそうでもないとわかって一安心。
だったら、学校でも出番の多い文房具をチョイスしよう、
とプレゼント選びの指針が定まったのでした。

甥っ子は、ガンプラその他の「男の子回路」も
ぬいぐるみや可愛い系などに対する「女の子回路」も
のびのびと発達させているように見えるので、
どうかこのまま、周囲の過剰な「配慮」に邪魔されずに成長していってほしいな。
一方で、思春期を迎えて、
もしも自発的にそれらを避けたり卒業しようとする時が来たら、
そういう気持ちも尊重してあげたいな、とも思う。
一生好きでいなくても、一過性のマイブームでも、
その思い出に協力することができたなら、おばちゃんは幸せよ。

ところで、姉からクリスマスにちいかわの原作コミックスをもらった甥っ子が、
それを私に貸してくれて、今、手元にあるのです。
これからぼちぼち、読んでいきまーす！