こないだの3連休中には、ずっと気になっていた
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」へ行ってきたのでした。
おもしろかった〜!
開館時間直後くらいに着いたのだけれど、
チケット売り場はすでにそこそこ長蛇の列! でした。
親子連れも多かったけれど、お年を召した方々もけっこうお見かけして、
先生ご自身も妖怪も、幅広い年代に愛されているのだなぁ、
と何だかうれしくなってしまいました。
小さい頃、児童館の図書室で初めて先生の妖怪図鑑か何かを見た時は、
とにかく怖いと思ったはずなのに、なぜか惹きつけられたんだよなぁ。
それから時が流れて、大学でTRPGのサークルに入ったことがきっかけで
(「妖魔夜行」にて天狗と人間のハーフの男の子をやっていたのです)、
再び自分の中で妖怪ブームが起きて、
市の中央図書館にも通って先生の妖怪本をまた手に取るようになって、
いやぁ、あの頃はお世話になりました〜。
今回の展示では、先生がただの「妖怪好きな漫画家」なだけではなく、
日本の妖怪学史(?)において、どれだけの功績を残されたか、
といった観点からも知ることができました。
いや、そんな、変に持ち上げるとかいうのではなくて、
これまで無知だった私が「おおー!」と思っただけなのですが。
過去の文献や資料をそのまま紹介するのではなくて、
あまり説明のない資料から、当時の人々の暮らしぶりなども参考にして、
背景やそれに相対する人間などもしっかり描き込んで、
物語性のある1枚絵に仕立て上げる、って、ものすごいことですよ。
きっと、この時、多くの妖怪が生まれ直したんだと思う。
あの飄々とした、でもニコニコなお顔の印象も強いし、
「妖怪について、いろいろたくさん、調べてまとめた」
くらいの、漠然としたイメージしかなかったけれど、
日本人が、今なお、こんなに妖怪に親しんでいるのは、
先生の存在と作品の影響があればこそ、だと思います。
(↑)会場内では2ヶ所、お写真OKの場所が用意されていました。
塗壁とべとべとさんを、記念にパチリ☆
(↑)物販コーナーも楽しかったです。
今回、私が購入したのはこちらの2つ。
- 百鬼夜行展限定 妖怪ならべクッキー
- 百鬼夜行展限定 ポストカード「一反木綿」
小さくて丸いのがたくさん入っていて、
妖怪の絵柄がそれぞれにプリントされているのです。
これは甥っ子へのお土産にしました。
楽しんでくれるといいなぁ。
ポストカードは、お気に入りの一反木綿です。
いいよね、乗ってみたい!
ところで、新アニメ版の悪魔くんって、ずっと楽しみにしていたけれど、
ネトフリだったのかぁ、そうか……。
いつかTVでやってくれるといいなぁ。