だいぶ昔に録ったままHDDの肥やしになりかけていた
三谷幸喜監督作品「みんなのいえ」を、ようやく鑑賞しました。
ずっと前にもTVで見たことがありますが、久しぶりだったなぁ。
2001年の作品ですが、そんなに前!? ってびっくりしちゃった。
若い夫婦が家を建てることから始まるコメディですが、
末端ながらも一応「ものづくり」に携わる身としては、
クライアントが優柔不断な上にデザイナーと施工者の仲が険悪で
前半はとにかくハラハラさせられる要素を強く感じ取ってしまって、辛いです。
柳沢さんが、妥協した色で塗られた壁にペンキをぶちまけるシーンでは、
その気持ち、わかるけど、やっちゃダメでしょー! って本気で焦っちゃったし。
でも、竹割(タイルの一種)をきっかけに長一郎と柳沢さんが和解していく様子は
見ていてこちらもうれしいし、ほっとしたし、楽しかったです。
家具を直す時の「俺にはこんな雑な仕事は出来ねぇよ」(うろ覚え)も
かっこよくて素敵な台詞ですよね。
あと、見ながら、学生時代にお世話になった
建築概論のおじいちゃん先生のことを思い出したりもしました。
当時、すでにそれなりのお年だったから、ご健在かどうかはわからないけれど、
大好きだったなぁ、懐かしいなぁ……。