Eテレでやっていた「映画大好きポンポさん」を鑑賞。
おもしろかったー! 一気に見ちゃったー!
タイトルには「ポンポさん」とあるけれど、
主人公は彼女ではなくて、そのアシスタントで新人監督のジーンくんです。
見た目はちょっと冴えなくて、でも映画を愛する気持ちは大きくて深くて、
だからこそ迷ったり悩んだりしながら映画を完成させていく彼の姿が
熱くてかっこよくて、夢中になって追いかけてしまいました。
自分も、規模はとても小さいながらも
仕事や趣味で「ものづくり」をしているので、
何かを作り上げる人たちを描いた作品って、こっそり共感する部分も多いです。
そして、ポンポさんが言っていた「映画は90分(要約)」説には、
「あー、わかるー!」って思っちゃいました。
力作大長編! っていうのも悪くはないのだけれど、
あんまり上映時間が長いと、集中力が切れてきちゃうのよね。
これは作品の良し悪しとは実はそんなに関係がなくて(私の場合は)、
単純に、じっとしているのが辛くなってきたり、
トイレに行きたくなったり、おなかがすいてきちゃったり。
(食べ物用意しとけ、と言われるかもしれないけれど、
匂いとか音で、自分や周囲の鑑賞を邪魔するのも怖い)
それもあって、賞を取ったジーンくんのあのコメントには
「いいオチだなぁ」と笑ってしまうと同時に
「うん、大事だよね!」と大きく頷いたのでした。
テンポがよくて明るくて、でも「生みの苦しみ」も描いていて、
ジーンくんを思わぬところから助ける子の視点も入っていて、
この作品自体が上映時間94分と短めながらも内容がとても濃いです。
やー、いい映画だったなぁ〜。