先日録っておいた「言の葉の庭」を鑑賞。
「すずめの戸締り」公開記念ということで、深夜に放映されていたものです。
「君の名は。」と「天気の子」は見たけれど、
それ以前の新海誠作品についてはよく知らなかったので、
見る機会を得られてとてもうれしいです。
んで、この「言の葉の庭」なのですが、とても繊細なお話でした。
雨の描写がとてもきれいで、
梅雨とか夏場の雨にはどうしても蒸し暑さを連想してしまう私ですが、
それでも引き込まれてしまうような美しさを感じました。
そして、最後に出てきた靴を見て、
「あっ、前に新海誠展で見たやつ!」と思い出したりしました。
ネット上でこの作品の感想をちょっと漁ってみると、
主人公たちの歳の差や教師&学生という立場などから
「監督のフェチが溢れすぎてて受け入れられない」etc.
否定的な意見もたくさん見られたけれど、
私はそういうの、言われるまで全く気付きませんでした。
(たぶん、鈍いっていうか、良くいえば寛容なところがある、のかな?)
そもそも、作品というものは作者のフェチ心満載なのが普通だし、
自分と合わなかったら離れればいいだけなので……。
あと、歳の差カップルとか姉さん女房とか、全然アリだと思っちゃってるしなぁ。
監督の過去作、もっと見てみたいなぁ。
「『君の名は。』はエンタメに振り切ったからヒットした、
それ以前の作品はフェチに走りすぎて一般受けしない」
という批評も目にしたけれど、むしろそれを知ってよけいに興味が湧きました。
私は作者さんの個性が強く出た作品と、もっと出会いたいです。
アニメに限らず、実写でも音楽とかでも。