父がウェルニッケ脳症で救急搬送されてから2年弱、
退院してからは1年半以上になりますが、
本人の希望で、市内の大きめの病院の睡眠科の受診を予約したそうです。
ちょうど1年くらい前から、父が家で寝てばかりなのを母が気にして
睡眠障害ではないかと心配していました。
私は、年齢的にも季節的にもだるいのはある程度自然なことだし、
父は大病を患って急に体力が落ちたと思うので
その影響で寝てばかりなのではないかな、と伝えました。
もちろん、念のため、今も定期検診に行っている脳神経外科で
相談した方がいいとも言いましたが、
その結果は、やはり「ウェルニッケ脳症の後遺症ではないか」とのことでした。
が、先月になって、
病院嫌いの父自身が「睡眠外来で診てもらいたい」と言ってきたそうで、
本人も気にしているくらいなら、別の病気を発症している可能性もあるし、
一度きちんと調べてもらった方がいいかも、ということで、
かかりつけの先生に紹介状を書いてもらったということです。
そして、その睡眠科からの指示で、3週間程度、
就寝時刻や起床時刻、起床時の気分(よく眠れたかどうか)を
きっちり記録しなければならなくなったそうで、
地味に手間なその作業に両親とも苦労しているそうで。あらー……。
まぁ、それをやっておかないと、病院側も判断材料がなくなっちゃうわけで、
仕方ないけどがんばって、という気持ち。
しかし、一方で、これらの報告をしなければならないとわかってから、
父は突然アクティブになって、
連日あちこちへお買い物だの何だのお出かけをしているそうです。
受診は自分から希望したものの、
見栄っ張りだし病人・老人判定されるのを嫌がって(というより怖がって?)
「健康ですから!」アピールをしているんだろうなぁ。
気持ちはわからんでもないけれど、ありのままの状態を報告しないと
正しく判断できないのに、いいんかーい!
ただ、でも、これでちょっとほっとしてしまったのも事実です。
用事や目的があれば、1人でお出かけできる程度には元気だし、
実際、天候や気候の影響で体調もよくなかったんだろうし
(不安定ながらも、ここ数日はようやく秋の気配を感じられています)、
家にいる時はリラックスしてダラダラできていただけなんじゃないかな、って。
もちろん、決めつけて楽観するのも危険だけれど。
そんなわけで、まだ当分先ですが、
家族全員の中でも初の睡眠科の受診がちょっと楽しみです。
それに、もし病気が新たに見付かったら、
いい治療法やお薬に出会えることを祈っています。