母に連れられて、甥っ子が我が家に遊びに来てくれました。
夏休み期間中、甥っ子は朝から実家へ預けられることが多いのだけれど、
お散歩と気分転換を兼ねて、近所のスーパーへ母が連れ出すことがあって、
甥っ子はいつも、その通り道から私の住む棟が見えると
「よしのちゃんのおうち〜!」と言うのだそうです。
宿題やおもちゃをいろいろ持ち込んで実家で過ごしているものの
たまには変わったことをさせてあげたい、という母の計らいもあり、
また、私にとても懐いてくれているのは周知の事実で
(たぶん、同レベルの話し相手として喜んでくれているのだと思います)、
「きっと、遊びに行きたいんだと思うのよ〜」
とも頼まれていたので、ささやかなランチ会となりました。
お茶ぐらいは、と思って用意していたけれど、
スーパーで天むすとたこ焼きを買ってきてくれたり
実家からフルーチェやらお茶やら紙皿&紙コップなどを持参してくれたりで、
私、なーんにもしなくて済んでしまった……。
というか、おもてなしできなくてすみません……。
それはともかく、甥っ子がここへ来たのは
さっきここで検索してみたら3年ぶりくらいだったので、
いろいろ新鮮な気持ちで探索できて、楽しんでくれていたみたい。
食後に私と母が話している間に
隣の部屋の本棚で漫画をそーっと物色している姿もありました。
そして、しばらく経つと甥っ子が小声で
「あのね、さっきおしいれあけたらね、ガンプラみたいなのがあった!」
と報告してくれました。
ていうか押入れ勝手に開けたんかーい!(コラーッ!)
まぁ、姉夫婦の家は和室も押入れもないし、
実家の押入れのうちの1スペースは甥っ子の秘密基地になっているし、
扉があったら開けたくなるよね、わかります。
危険なものは置いていないし、
見られて困るものも、ない……かな? あったっけ? ま、いいか。
おっと、話を戻して。
甥っ子が押入れで見つけた「ガンプラみたいなの」というのは、
組み立て途中で放置して寝かせている(ごめん!)ガイのフィギュアだったのですが、
今、ガンプラや100均の組み立てるおもちゃ(ロボとか恐竜とか)に夢中らしいので
そういうの全般に興味津々みたいです。
そして、これまた本棚の隣のカラーボックスの上に
雑に飾っているシュラトのバルダも気になっている様子だったので、
「この2人は親友でライバルなんだよ」とか
「この白いのは、獅子です! 黒い方は、狼です!」とか
「この後ろの輪っかは、狼の尻尾なんだよ」とか
調子に乗って説明してしまいました。
甥っ子は嫌がらずにちゃんと聞いてくれて、優しいねぇ。
ただ、フィギュアそのものよりも、組み立てることに特に興味があるみたいで、
「これのせつめいしょ、みたい」とのことだったので、
ガイとシュラトの2箱分出して、見せたり一部組み立てさせてあげたり、しました。
そして、満足してくれたかなー、と思っていたら、
本棚からシュラトのコミックス(河本ひろし版)を引っ張り出して
「いろいろみたんだけどね、これよみたい」と言ってきたではありませんか!
「えっとね、これ、さっきのシュラトとガイのお話なんだけど
TVでやってたのと全然話違うし、お、お、おもしろいかな??
……あっ!
えーとね、あのね、DVD、あるんだけど、み、み、見る……?」
と動揺のあまり超早口で言ってしまったらこくりと頷くので、
自分で言い出しておいてアレだけれど、
予期せぬシュラトDVD鑑賞会になだれ込んでしまったのです……!
でも、シュラトの第1話って、回想シーンばっかりでちょっとテンポも悪いので
(話が進んでから見返すと、お互いのことしか考えていないのでおもしろいのですが)、
転生するまでの試合のあたりとかは、案の定、
ちょっと気が散ってしまった様子もありました。
見るならきっちり集中してちゃんと見てほしい! って気持ちと、
前から何度も言っている気がしますが
シュラトは私の原点で人生の根幹みたいなものなので
やめてやめて見ないで恥ずかしいもうそっとしておいてー!! という気持ちで
ものすごーく緊張してぐわんぐわんしながら、私も久しぶりに視聴しました。
(そして、隣で一応一緒に見ていたけれど、ぱかぱかとあくびを連発する母)
(連日、朝の8時から甥っ子のお世話してるんだもんね、おつかれさまです!)
第1話が終わったタイミングで、甥っ子たちのタイムリミットが来てしまったので、
今回はそこで切り上げました。
き、き、緊張した……!
甥っ子は、アニメの続きが気になっているようなそうでもないような、
という雰囲気だったので、
今日のところはコミックスだけを貸してあげることにしました。
しかし、古い上に保管も雑なので、
紙なんてもうまっきっきだよ! 部分的にはむしろまっ茶っ茶だよ!
でも、やっぱり河本先生のあの力強い描線は、
男の子にはキャッチーなのかなぁ、とも思ったり。
女性陣のおっぱいも大きいし。
予想外のDVD鑑賞をして、バタバタと帰宅する感じになってしまって、
せっかく甥っ子がぬいぐるみをたくさん連れてきてくれたのに
その子たちとはほとんど遊ぶことができなくて、それがちょっと心残りです。
またいつか、今度は私が姉一家にお邪魔して遊んでもらおうかな。
ちなみに甥っ子は、我が家がとても楽しかったらしく、
実家へ戻ってからも自宅へ帰ってからも
母や姉にずーっと今日のことを話していたそうです。
何の変哲もない部屋だけれど、喜んでもらえたなら、よかったよかった。