先日、父は無事に誕生日を迎えて、また1つ歳を重ねることができました。
相変わらず、元気は元気なのだけれど、
やっぱり、昨年と比べると体力は落ちたなぁ、と思ってしまいます。
長距離を歩けるようにもなったものの、
翌日は丸1日寝てばかり、というのは変わらないようで。
あと、母によると、台所からこたつへ小鍋を持ってきた時に
手が滑ってお味噌汁をバシャンとぶちまけたり、
なんてことも、実は何度かあったらしい。
これは、握力の低下というか、力が戻らない、ってことなのかなぁ。
うーん……、無理はしないでほしいし、
父自身も用心してそんなに熱々なものを運んだりはしないそうだけれど、
今まで自主的に家事をしてきた父としては
やりたいことはやっちゃいたいんだろうしなぁ。
あと、こないだ一緒にごはんを食べた時に、父がワインをかぱかぱ飲んでいて、
単に酔っ払っただけ、というのもあるかもしれないけれど、
立ち上がろうとしても踏ん張りがきかずに
おもしろいくらいころんころんと転がったりしていて、
「ああ、やっぱりまだ、立ち上がるのは難しいんだ」
と内心驚かされたりもしました。
ウェルニッケ脳症(父の入院の契機)の直接的な要因はアルコールだから
極力控えてほしいと思っているけれど、
もう歳も歳だし、多少寿命が縮まるとしても
好きなように飲み食いしてもらいな、とも思う。
難しいねぇ、こういうの。
「とりあえず、***ちゃん(甥っ子)の成人式まではがんばろうよ!」
と言ったら、
「無理〜。中学校に上がるまでな〜」
と返されてしまって、いやいや、そう大して変わらんでしょ、とも思うのですが、
まぁ、どうなることやら。
会うたびにちょっと話したりして、
声の張りがその時々でちょっと違ったりするので
何となく体調を推し量ってみたり、しています。
出来るだけ穏やかに老いていってくれたら
娘として少しは安心なのだけれど、どうかなぁ……。