だいぶ前に録っておいた「花のあと」を鑑賞。
藤沢周平原作で北川景子ちゃんが主演の時代劇です。
おもしろかったー!
わくわくするような、とか、胸のすくような、というのとは違うけれど、
よかったなぁ、と思えるお話でした。
許嫁(いいなずけ)があんな人なんて可哀想、なんて
最初のうちは思ってしまっていたけれど、
才助さん、すごくいい人でしたね。
私、お以登(いと)ちゃん(ヒロイン)が呼び出した時は
てっきり彼に破談を申し入れるのかと思ってしまいましたよ。
そんなに好きでもない(少なくとも当時は)人にあんな相談するなんて、
とちょっとびっくりしたけれど、
よく考えたら、あの時代の人、特に女性は
親が決めた縁談に逆らうなんてことはしなかっただろうし、
親にはできない相談だから、まぁ、無理もないか……。
そして、その時すでに才助さんは
お以登ちゃんの、孫四郎さんへの想いにも気付いていただろうけれど、
断りもせずに受け入れて、彼の死の真相を調べて、
敵討ちの後始末も請け負ってくれて、
いい人なだけじゃなくて、実はかなり有能なんだよね。
こりゃあ後々、筆頭家老にもなるわぁ〜。
お以登ちゃん、物語の冒頭からほとんどずっと表情が硬いままだけれど、
最後の最後で、ようやくふわっと笑うんだよね。
あれは、才助さんのことを心から受け入れた、ってことなのかなぁ、
と思いました。
あっ、剣士姿のお以登ちゃんも、とっても素敵でしたよ〜!
ポニーテールが凛々しくてかっこよかったです。