だいぶ快方に向かっているのですが、
記録のために当日の気持ちを思い出しつつ振り返りメモを残しておきます。
自分以外にはおもしろくないかもしれないので
病気や怪我の話が苦手な方はスルーして下さいね。
(あと、今現在はわりと元気なので、あまりご心配なさらず〜)
以下は、ほんのちょっとの傷だったはずが救急外来に駆け込み
翌日めちゃくちゃ久しぶりに仕事も欠勤する羽目になった日々の記録です。
いやぁ、もう、人生、一寸先は闇ですな……。
朝食をとっている最中に、左頬の内側の少し奥のあたりを
ンガッと噛んでしまいました。
先週半ばから続いている、右上の歯列だか歯茎だかの痛みを気にしていたら
反対側の左側がおろそかになってしまった、といった状況で。
その後、イテテと思いつつもそのまま食事を終えて洗い物もして
歯磨きも済ませて顔を洗った後、
さっき噛んだあたりにできた小さな血豆に
どんどんどんどん血が流れ込んでくる感覚があって、んんん?
血豆がどんどん広がって膨らんでいく感覚があって、おおお?
鏡の前で口を大きく開けて左頬の内側を見たら
左頬全体にまで血豆が広がっていて、おおおおお!?
外側から見ても、顎の輪郭、明らかに変わってきてる!?
膨らんでる? 腫れてる?
は? え? ちょっ、え、や、な、何これェェ!?!?!?
予想外の展開に一瞬頭が真っ白になりましたが、
ビビリでイレギュラーな状況に弱い私ながらも、これはさすがにヤバいと判断し、
とりあえず近所のかかりつけの一般歯科に電話をしてみました。
休日なのでほんとうにダメ元でかけたのだけれど
運良くわりとすぐに出て下さって、
「食事中に噛んだところの出血が止まらなくて
血豆が左頬全体に広がった状態なのですが、
診ていただくことは可能でしょうか?」
と聞いたところ、
「大きい血管が切れた可能性があるから、
口腔外科か外科がいい、救急外来でもいい」
とのことだったので、
すぐに支度をして市内の某日赤に向かいました。
そこの受付で症状を話すと、
「来る前にこちらへ連絡されましたか?
口腔外科は担当医がいませんので応急処置のみとなります。
費用も5000円程度かかりますがよろしいですか?」
と聞かれましたが、まぁ、仕方ない。
ていうか、そうか、
先に連絡しとけば口腔外科の先生がいるところを紹介してもらえたのかなぁ、
でも、そんな知恵働かんですよ、咄嗟には。
結局、そこではトリアージ判断(っていうのかな?)も含めて
3回、診察室に呼ばれました。
1回目でいろいろ聞かれて説明した後
「気分はどうですか?」とも聞かれたので
「血豆が破れて血がいっぱい出て気持ち悪いです……」と答えたら、
「ああ、血を飲むと気分悪くなって吐いちゃいますからね、これに出して下さい」
と透明なビニール袋を渡されました。
えっ、吐きたくなったらこれにウゲェッてやれってこと?
と思っていたら、血をペッペしなさい、ということらしくて、
箱ティッシュも丸ごと渡されたので、
丸めたティッシュを口に当てて血を吸わせてそのゴミをビニール袋にポイしつつ
次に呼ばれるまで何とか踏ん張っていました。
2回目に宿直の先生っぽい方が診てくださったけれど、
- もしも大事な動脈が傷付いていたら、もっと脈打つようにドクドクしているはず
- 確かに出血がひどいけれど、今すぐ縫わなきゃいけないほどでもない
- 押さえて止血する以外の処置はできない
ていうか、押さえて止血していいのね!?
何か、素人考えだと、下手に触ったらイカンという頭の方が強くて
成り行きに任せて耐えてしまっていました。
よく考えたら、止血、そうか、積極的に止血、していいんだ!
とりあえず先生が傷のところの写真を撮ったところで
一旦待合室に戻されたので、
今度はもう、口の中の傷に直接ティッシュを当てながら待機をしていました。
3回目に呼ばれて、先ほどと同じ先生の部屋に入ったけれど、
やっぱりもう、今この場でできることは特にない、とのことで。
たぶん、さっきの画像を他の先生とかもしかしたら他の病院とかにも
送ったり見せたりしてくれたんだと思うけれど、
そういう診断だったら従うしかないよねぇ。
「明日以降、気になるようだったら口腔外科に行って下さい」
とのことで、診察終了。
再び待機して、会計も済ませたのですが、高ッ! たぁぁっか!!
な、ななせんひゃくきゅうじゅうえん……!
実質何もしてもらえなかったのにこのお値段……!
い、いや、いいんだ、仕方ないよねわかります、
でも、救急外来のお世話になるのは人生で3度目ですが(たぶん)
自腹切ったのは今回が初めてで、ぐふっ(ドラクエ死に)。
と、まぁ、そこらへんにショックを受けつつも、再び自力で帰宅したのでした。
朝から帰宅するまでに
血豆が破れただけなのか再び出血しちゃっていたのか
正直よくわからないながらも3回くらい繰り返していましたが、
正午過ぎには一応止まっていた、かなぁ?
口の中の右側だけは使えたので根性でお昼を少し食べたけれど、
疲れ切ったし血豆も破れてきて
ベッドでゴロゴロしていました。
……ら、母から別件でメールが来て、
心配かけちゃうなぁと思いつつも正直に一連の話をしたら
ポカリとかゼリー飲料とか野菜ジュースを持って
お見舞いにすっ飛んできてくれました。ありがたい……。
ていうか、もう、いい歳してこんなんでごめんよー……。
でも、大きな怪我も病気もめったにしない分
たまにこういう大変な事態になると
「私、死ぬのかな……」と急に心細くなってしまうタチなので、
ものすごく頼もしくて助けられました。うっうっ。
そして、明日は有給を取って口腔外科に行くように念を押されました。
うん、ちょっと、あまりにもどでかい血豆なので、私もそうしようと思ってたよ。
いいお薬もらえるといいんだけれども。
ちなみに最初は、半休にして午後は出た方がいいかな、
などと考えていたのですが、
「そんなんで仕事できないわよ、明日は1日休みなさい!」
と厳しく言われました。そ、そうね……。
出血そのものもけっこうひどかったしなぁ。
病院に行く前も、待機中も、帰る時も、
「貧血……、起こしてないな? 起こしてないよな?」
と慎重に自問しつつ、公共交通機関で普通に帰れたけれど、
何でこんな、ちょっと噛んだだけでこんな事態になってしまったのか
訳がわからなさすぎて不安で怖くて
そっちの方面から貧血になりそうでした。ファ〜………。
病院の冷房で体が冷えたけれど
お風呂で温まって傷口が開いて出血したら怖いし、
シャワーで済ませて早めに寝ることにします。めそ。
そんなこんなで、このシリーズ、しばらく続きますよ〜。