「2001年宇宙の旅」

 2019/08/26 Mon

エンタメ

映画 「2001年宇宙の旅」

昨年の秋頃に録画したまま寝かせっぱなしだった
「2001年宇宙の旅」を、ようやく鑑賞。
「タイトルだけなら聞いたことあるなぁ」程度の前知識しか
持ち合わせていなかったけれど、
いや〜、はっはぁ、こういう映画だったのねぇ……。
スタンリー・キューブリックという監督のお名前は、
そういえば時々耳にすることがあるような、ないような……。

見ている最中はちょくちょく「??」で最後も「????」だったので
見終えてすぐにググってしまったのですが、
これ、もともとは、
作中の描写についての学者の解説(インタビュー)や
ナレーションがが入ったりする予定だったのを
監督がばっさりカットしちゃったらしい、です。
そっ、そうだったのかー!
そりゃわからんて! そりゃあ、ねぇ!
そうだったのかぁ、あははは、そうかぁ〜。
ああ、でも、それを知っても「んにゃろー!」という気持ちにはならず、
不思議な余韻に浸っています。
そういうところが、名作と呼ばれる所以なのでしょうか。

かなり古い映画だし、たぶんとても有名な作品でもあるので、
以下にはネタバレなどは気にせず雑感をメモしちゃおうと思っていますが、
よろしいでしょうか〜。

序盤のお猿さんのシーンでは、
「あれ? これって人間が猿に支配される話だっけ?」
などとぼんやり考えていました(それたぶん「猿の惑星」)。

フロイド博士が月のモノリス(石碑)の調査に行くあたりでは、
あの「イィィィィィィィイィィィィィィィイィィィィィィィ……」っていう
声? 音? ……みたいなのが、怖くて怖くて、もう!
その後、ぽーんと次の章に飛ぶから、
「えっ、博士どうなった? 他にもいっぱい人いたよね? みんな呪い殺されたの!?」
とか、盛大に勘違いをしていました。
あの音は電磁波の表現(?)だったのかー! なるほどねぇ〜。

話がボーマン船長たちの旅に移ってからは、
AIであるHALとのやりとりが、これまた怖くて怖くて。
ああいうの、サイコサスペンスっていうんでしたっけ、
あらゆる怖さに対して耐性の低い私はどきどきしまくりでした。ふおおお。

船長が木星へ向かって以降のことは
状況が把握できないままひたすら見守るしかできなかったけれど、
そうか、ラストのあの赤ちゃん(スターチャイルド)は
人類が進化したものの象徴、みたいな感じ、ってことなのかぁ……。

解説をあれこれ読んで、ようやく
「なるほど、そういうお話だったのね」
と腑に落ちました。ほえ〜……(余韻に浸り中)。

ああ、でも、自分ひとりでは理解できない部分も多かったけれど、
何というか、いちいち画面がかっこいいな、というのは感じていました。
構図だったり色の対比だったり、あと、雰囲気とか、
すっごくおしゃれだなぁ、って。
これが1968年の作品だなんて、びっくりだよ。
宇宙船のシーンとか、どうやって撮影したのかなぁ。
細かい描写にも凝っていて、興味深かったです。
またいつか、時間をおいて見直してみたら、何か新しい発見があるかもしれないな。
忘れた頃に、また新たな気持ちで見てみたいです。

Labels

Archives

Recent Posts

Profile

桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
本館サイト「花楽紗【KARAKUSA】」

HOMETOPCONTACT

Powered by Blogger | Designed by QooQ