こないだ録っておいた「夜明け告げるルーのうた」を鑑賞。
タイトルだけは以前聞いたことがあるような、
くらいの知識しかないまま見始めましたが、
独特なアニメで、すごく不思議で楽しめました。
物語は、海辺の町とか人魚とか
どうしてもポニョが思い出されたり比較してしまったりするのだけれど
(そういえば、ルーのしゃべり方もポニョとそっくり)
(「ポニョ、そーすけ、すきー!」)、
画面というか、アニメーションが、個性的でおもしろいです。
ほとんどの画面で、人物の影の塗り分けがなくて
絵柄も最近はやりのものとはちょっと違うし
イラストっぽい印象が強いのですが、
ルーの歌やダンスにつられてみんなも踊り出しちゃうところとか、
その分、動きがとても自由で、楽しい。
水の表現も、いいなぁ、これ。
カイのじっちゃんやタコばあが
会いたかった人たちと同じく人魚になる展開は、
ちょっとお伽話みたいだったよね。
最後の、ルーたちがふっと消えるところは
みんな死んじゃったのかと思ったけれど、
あれは、あの場所では生きられなくなった
(=きっとどこかで生きている)、という解釈でOK?
そうそう、町内放送の様子が妙にリアルで、ちょっと笑ってしまいました。
エコーがかかるんだよね、あれね。
やー、こういう作品に時々出会えたりするから、
アニメって、飽きないよねぇ。
見る機会を得られて、ほんとうによかったです。