「獄彩絵画 江口夏実『鬼灯の冷徹』カラーイラスト集」を見ています。
いつも、コミックスの表紙やモノクロの各話扉絵などから
この方のセンスやキャラクターへの愛情を
強く感じ取っていたのですが、
こうして大判でカラーを見ると
ほんとうにすごいなぁ、と圧倒されてしまいます。
コミックスの表紙は、キャラと背景と縁飾りを
別々に分けて描いていたのですね。
一枚絵じゃなかったんだー、それは知らなかったなぁ。
あと、普通の等身のと、ちびキャラと、
デザインっぽいというかパターンというか
ロゴデザインっぽいイラスト・カットと、
どれも素敵なのって、もう無敵じゃないですか!
プロでも、この3つのどれも得意という方は
あんまり多くはないように思うのですが(すみません……)、
世の中にはすごい人がいるもんだなぁ……すごいなぁ……。
ちょっと語弊のある表現かもしれませんが、
この方のイラストって、ちょっと素人くささがあるのですよね。
CGではないアナログのカラーイラストだから、というのもあるのですが、
タッチとか、生々しくて。
でも、それがいい味になって、深みも出していて、
イラストの1枚1枚に力を与えているのだと思います。
そうそう、個人的には、
自分がいつも悩む「白いものの陰の塗り方」にも注目していました。
でもやっぱり、ピンク・イエロー・ブルー・グレーを
重ねたり使い分けたりする今のやり方が、いちばんいいのかな……。
コミックス10巻表紙の芥子ちゃんのモフモフ感、最高です。ほわぁ。