「君の名は。」

 2016/10/09 Sun

エンタメ

映画 「君の名は。」

何やら大ヒットしている「君の名は。」を、ようやく見に行くことができました。
いやー、実をいうと
もう少しブームがおさまってから行こうかな、と思っていたのですよね。
あまりにも大人気みたいで、気後れしちゃうというか……。
だってほら、私が行くのってニチアサ系がほとんどだし、
それ以外のも空いてそうな頃合いを見計らっていくことがほとんどなので
(できれば最後列で、両隣もあんまり人がいない状態で寛いで見たい)、
あんなにぎっしりびっちり席が埋まった中で見るなんて
少なくともこの10年あたりの自分史上では初ではなかろうか……。

「男の子と女の子が、入れ替わりの体験をする」という、
ごく基本的なあらすじしか知らないままで、
……あ、でも、この監督さんの作品は
空がきれいとか風景が美しいとかは聞いて、
そっかー、それも楽しみだー、と軽いノリで行ってきましたよ。

というわけで、ここから先は
大きなものから小さなものまでネタバレ込みの感想メモです。
これから見に行く予定のある方はご注意くださいね。
折りたたんだり隠したりしませんが、よろしいでしょうか〜。
あっ、でもこれは言ってもいいよね、
おもしろかった! すごかった! あと、可愛かった!

えー、それでは。
昔から連綿と受け継がれている(……? 最近はどうかな?)
「男女人格入れ替わりコメディ」なんでしょ、
紆余曲折の末に戻って恋人同士になってハッピーエンド、でしょ、
という事前の予想は、まぁ、間違ってはいなかったけれど、
この「紆余曲折」が予想外すぎて、
瀧くんと同じように「え……?」って衝撃を受けていました。
思っていたよりもずっと、スケールのおっきいお話でした。

あっ、そうそう、男の子の名前、「タキくん」というのは、
「苗字は立花だし、『多紀』くん、かな?」
と勝手に想像していたのですが(劇中で明示されましたっけ……)、
EDでびっくり、「立花瀧」だったのかー!
「瀧」とか「滝」って、下の名前に使えるの!?

えーと、そうそう、これ、
「人格入れ替わり&タイムリープ(タイムスリップ?)もの」
だったんですよねぇ。
いやー、3年間のタイムラグがあったなんて、意表を突かれました。
その事実を知った時の瀧くんの衝撃は
大変なものだったでしょうねぇ……っていうか、もう、
一緒になって呆然としていました。ふえええ……。

とにかく必死になっている瀧くんの姿に、三葉ちゃんの姿に、
もうね、胸がぎゅうっと苦しくなりました。
あと、鼻水だばだばでしたが上映中なので思い切り鼻をかめず
息もうまくできなくて苦しかった……ズビズビ。

入れ替わり現象がぱったり途絶えて、
糸守の風景を一心不乱に記憶スケッチするところとか、
自分のスマホに残された三葉の日記が文字化けして消去されていくところとか、
ぶわっと涙が出たり、「うわああ!」って叫びそうになったり、しました。

最後、ちゃんと会えて、ほんとうによかったねぇ。
2人とも、よくがんばったねぇ。

あっ、瀧くんの、神木くんの声もとてもよかったけれど、
三葉ちゃんの声も、すごく可愛くて好きです。
私もあんな可愛い声で名前を呼ばれてみたい!

家に帰って感動を反芻しながら
例によってあちこちで他人様の感想を漁っていたら、
「3年間の時間軸のズレ」が納得できない(?)、
受け入れられないみたいな意見を見かけたのですが、
私、そこんところは別に、ひっかからなかったけどなぁ。
衝撃は受けたけれども。

「過去・現在・未来」というのは
1本のレール上に順番に乗っかってつながっているものではなくて、
それぞれが並走(同時進行)しているのだ、
という説をどこかで読んだことがあって、
おもしろいなぁ、と思ったのですよね。
理解はできていないし、たぶん私には何も証明できないけれど
時間の流れというものは、きっと、
思いもよらない繋がり方をしているんじゃないかな、
とぼんやりと考えています。

あ、そうそう、妹ちゃんも可愛いよね。
四葉ちゃんも、生きててよかった。
ほんとうに、よかった。
あー、おもしろかった〜!

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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