来週のDQ7コンサートに向けて、5月下旬からちみちみ進めていた
3DS版「ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち」ですが、
本日ようやくクリアいたしました!
な、な、長かった……!
あ、いやいや、もちろん楽しめたし
シリーズのどの作品をプレイしても感じられる「DQらしさ」が今回も健在で、
それってすごいことだよな、大事だよな、と思いました。
(どこの何とは言わないけれど、
昨年のちょうどこの頃に買った某ゲームとはえらい違いだよ……)
ただ、個人的にはいろいろと、思うところがあったりします。
まだ「とりあえずクリアしてEDを見た」という状態で
やり込み要素には手をつけていませんが
(そして、裏ボスを何ターン以内で倒す云々といったことには
あんまり闘志を燃やせない質なので、
正直、きちんとやり込むかどうかは未定なのですが)、
せっかくなのでここに雑感をメモしておきます。
これからプレイする予定の方は、ネタバレにご注意下さい〜。
ええと、まずは……、長かった。予想よりもはるかに。
ストーリーが長いこと自体は、いいも悪いもないと思っています。
でも、今回は、「おつかいゲー」っぽさがちょくちょく強く感じられたり
過去の世界ではルーラが使えないのも
クリアまでの長さやまどろっこしさを感じさせる一因となっていた、かなぁ。
そして、パーティーメンバーの予期せぬ強制離脱(&加入)に
育成&転職計画を狂わされたりしました。
最初のキーファの時は
「装備を新調する時もタネや木の実を手に入れた時も
いつだって最優先にしていたのにアンタ……!」
って、ほんとうにびっくり&呆然としてしまいました。
マリベルの時も「えっ」て焦りましたよ。
ああいうの、すごく困る。
ていうかキーファって、やっぱりライラと結婚していたのねぇ。
SF作品だと時々見かける(?)
「異時代の人間とは結ばれてはならない」っていう不文律は
ここでは無視されてしまったのか。
……と思ったけれど、よく考えたらこのDQ7というゲーム自体
「異時代(過去)に飛んで、歴史を変えて、世界を救う」
というストーリーなので、
「異時代の人間との間に子を成すと、歴史を変える恐れがある」
というその不文律自体、タブーでも何でもない、ってことなのか。
そうそう、RPGの初回プレイでは
なるべく自力で解く!というのが私のポリシーなのですが、
今回は途中で2回、どうしてもわからなくてググったところがあります。
1つは、聖風の谷の、黒雲の迷路の、
触ると向きが変わる像のある部屋について。
床が真っ黒でどこに通路があるかわからず、
メルビンの言うように「像の向き」と関係があるのは予想できたけれど、
足を踏み外して何度も何度も下の部屋に落ちて、戻って、落ちて、
もうお手上げになってしまったのでした。
あれって、「像のしっぽ」の指す向きにまっすぐ進む、だったのですよね。
読みが完全に逆でしたー、
「像の顔」が向いている方へ進もうとして、落ちまくってましたー。
でも、それならそうと、それっぽいヒントを
ダンジョン内とか村人の話とかではっきり提示してほしかったです。めそ。
そしてもう1つは、「七色のしずく」の入手方法。
自由に航海できるようになってから、
あの入り江自体には気付いていましたが、
浅瀬になっていて船では入り込めないし
一体どうすれバインダーッ! と悩んでしまいました。
謎の神殿からワープできたのね。全く気付いていませんでした。
あっ、そうそう、ストーリーを追うのに必死になりすぎて、
ラスボス前のあたりではいくつかイベントをすっ飛ばしてしまったようで、
EDというかエピローグでボルカノさんが登場した時は
「あれっ、この人いつの間に戻ってるの? 無事だったの?」
と焦ってしまいました。
そして、あのへんはゲーム開始時とほとんど一緒なので
「え? これって、冒険自体が夢オチとか? え? え?」
とかなり混乱してしまいました。わはは。
一瞬ですが、マーレさんは
「夫が海に落ちて行方不明になったことを受け入れられず、
以前と同じように振る舞う妻」
になっちゃったのかと思ってしまいました……。
7って、行く先々で展開され、見聞きするエピソードが
全てではないにしろ「『単純明快なハッピーエンド』ではない」のですよね。
どちらかといえばマイナス方向に余韻を残すものが
けっこう多かったように思います。
マーレさんに対してそんなふうに思ってしまったのは
たぶん、そんなストーリーに少なからず影響を受けた結果ではないかと。
このDQ7では、現在と過去という異なる時代を行き来し、
しかも過去は、再び訪れると少し時間が経っていたりするので、
プレイヤーとしてあちこち飛び回っているうちに
いろいろな地域の歴史や
たくさんの人々の生き様を垣間見ることになります。
「ああ……」とか「ええー!」とか「えっ」とか、
考えさせられるものが多かったなぁ。
そういえば、最初に飛んだ先のマチルダさんのエピソードだって
スカッと爽快になるようなものではないし、
あれはその後のストーリー展開に関しても
チュートリアル的な意味があるのかもしれないですねぇ。
おっと、そうそう、EDでシャークアイの隣りにアニエスさんがいて、
「あれっ、この人、人魚になったとか言ってなかった?」
とこれまた混乱してしまいました。
クリア後にネット検索を解禁して
情報を入手しつつ自分でもイベントをこなして、ようやく納得。
ところで、主人公は、この夫妻の子どもってことでいいのですよね?
魂だけ転生、とかではなくて、
マーレさんが代理母、という解釈でオッケー?
胎内から胎内へ、タイムワープした、ってこと?
うーん、たぶんそうだろうけれど、それを誰がどこまで確信しているのか、
ゲーム中では特に明らかにされていないよね。
全体的に、匂わす感じに留まってる。
クリア後にググって、
「アニエスのおなかで5ヶ月、マーレさんのおなかで5ヶ月、
合わせて10ヶ月なので、
マーレさんのおなかから5ヶ月で生まれたのに大きい赤ちゃんだった」
という解説を読んだのですが、
何も知らずに実の息子だと思っているボルカノさん&マーレさんが
何だかちょっと、可哀想というか、もやもやしてしまうんだなぁ……。
あ、そうそう、シャークアイの方は
そこらへんの事情をどこまで把握しているのかなぁ。
あれっ、アニエスは、どうなんだっけ。
……と、まぁ、このDQ7をひとことで表すとするならば
「考察で盛り上がりそうなゲーム」、でしょうか。
エスタード島についてもいろいろ謎が残っていますが、
それについてもさまざまな解釈があるようで、
それらに触れて、クリア後の今もとても楽しいです。
みんな、頭いいんだなぁ〜。ほぁ〜。
とりあえず、この土日は根つめてゲームしたので、ちょっとおつかれ気味です。
寄る年波を感じます。ヨボヨボ……。