大林宣彦監督作品の「転校生」を鑑賞。
わりと最近リメイクされた方ではなく、
30年前の、小林聡美と尾美としのりが出ている方です。
「男の子と女の子の人格が、ある日突然、入れ替わってしまう」
というストーリーは知っていたし、
山中恒の原作「おれがあいつであいつがおれで」も
小学生だった時に読んでいたけれど、やー、おもしろかったです。
主演の2人が、当時はまだ10代だった頃の映画なので、
初々しくて可愛らしいなぁ。
でも、お2人とも、当時の雰囲気のまんま年を重ねていった感じで
顔自体は、はっきりいってあんまり変わっていませんよね。
そして、作中にちょくちょくある、おっぱいバーンのシーンは
当時17歳の小林聡美は大丈夫だったのかしら、
と何だか母のような気持ちにもなったり。
それにしても、2人とも、すごく演技がうまいですよね!
ほんとうに人格が入れ替わっちゃったみたいだったよ。
そうそう、この映画では
2人の人格が入れ替わっている間だけ映像がカラーで、
その前後の、プロローグとエピローグに相当する部分はモノクロでした。
この演出が、何というか、うまいなぁ、と。
少年時代・少女時代の、かけがえのない思い出、っていう感じで。
あ! それから、同じ尾道が舞台ということで
「ふたり」でも使われたのと同じ場所が出てきた……ような気がします。
こっち(↑)も、もうビデオを処分して久しいので
記憶はおぼろげなのですが。
いやー、しかし、いいひとときを過ごすことができました。ほわ〜。