こんばんは、いらっしゃいませ。
わぁ、更新したばかりの「形見のかんざし」に
さっそくのコメントをありがとうございます!
サティさん、いいキャラですよねぇ。
一見、「きれいで優しいお姉さん」なのに
内面の激しさは妹とそっくりなところが、とても好きです。
おお、「大奥」でも簪がそんなふうに使われているのですね。
でも、そのまま振り回してもけっこう凶器になりますし、
毒を塗るとか、いろいろ仕込みをすれば、使えそうですものねぇ……。
髪型の件ですが、トライローは、小説版の記述どおり、
ワンレンストレートを後ろで1つにまとめるスタイルで
デーヴァ時代を過ごしていたのではないかなぁ、と思います。
「高く結い上げた髪」というのは
一応は「成人女性の証」という意味合いもあるけれど、
成人したらみんな一律にポニーテール、というほど
厳密な慣習ではなかったのではないかな、と……。
太古の昔の天空界ではそうだったかもしれませんが
少しずつ地域差が出てきたりしてもおかしくないですし、
女性のファッションに関することなので、
変化の少ない天空人の暮らしの中では
時代ごとの流行がわりと顕著なものの1つ、だったのでは? と。
当時のアニメ誌の記事か何かで、
「八部衆のファッション=天空界ではいちばんオシャレで派手」
という裏設定(?)を読んだことがあります
(うろ覚えで申し訳ありません)。
これも私個人の勝手なマイ設定ではありますが、
八部衆その他、高位の神将が暮らしている天空殿(=天空樹第一楼)が
現在のこの人間界でいうところの「流行発信地」になっていて、
天空樹第二楼以下、各地域に、それが緩やかに伝わっていく、
というイメージがあります。
天空人の女性が18歳を越えた頃に髪を高く結い上げる、というのは
その後ずっとその髪型のままで過ごす、というのではなくて、
婚姻可能な年齢に達したことの告知、
つまりはお婿さん募集のアピール、という意味合いだったのではないかなぁ……。
(あ、その場合は、未婚と既婚で何か区別が生じる可能性があるか。
うーん、まぁ、それは今は置いておこう)
だから、例えば成人式で振袖を着ておめかしをするように、
元服式みたいな感覚で、特定の1日に限って、その姿をお披露目するとか
一定期間をその髪型で過ごすとか、そんなふうにとらえております。
サティさんの場合は、まず、住んでいるところが天空樹第七楼で
てっぺんの天空殿からは遠く離れているので
流行が伝わるのもだいぶ遅いのではないかなぁ、と推測しています。
のどかで鄙びた雰囲気、とでもいうのでしょうか。
それに、水晶の産地・輝山のカテ村ということで、
もしかしたら、女性たちは、髪型をアレンジするよりも
水晶細工でおしゃれを競い合う方向に進んでいったのかもしれません。
まぁ、でも、サティさん個人が保守的な性格のために
18の頃からずっとあの髪型なのかもしれないし、
あるいは母親もずっとポニーテールだったので
そのまま真似している、というだけかもしれません。
と、つい長々と語ってしまいましたが、いかがでしょうか。
サティさんが切り口だと、妄想もはかどってしまいます。
原作では設定が中途半端だったり曖昧だったりするので、
こうしてあれこれ想像できるのが楽しいですよね。
それでは、このへんで。
メッセージありがとうございました、またいつでも遊びに来て下さいね。