今日は、目を酷使する作業は禁止ということなので、
詳細についてはまた後日、改めて。
ともかく、やれやれ。
【以下、4/30追記】
いろいろ落ち着いたので、当日のことを振り返りつつメモしておきます。
けっこう生々しいことも書いちゃった気がする上に
すでに記憶がおぼろげだったりもするし、
無駄に長いし役に立ちそうな情報ではないので、
心配な方は無理して読まないで下さいね〜。
受付〜手術前検査
予約時刻は9時で、15分前から受付とのことでしたが、私は着ていくものに悩んだせいで(この時期の服って困るよね)
5分前に到着しました。
手術費についてのキャンペーン価格が改正されたのことで
受付では2万円のキャッシュバック。
えええー、いいの!?
もしかしたらそういう演出だったのかも知れないけれど、
素直にうれしかったです。
ていうか、ほんとうにありがたいです、わーい!
待合室にはすでに10人近くの人が集まっていて、
そちらのみなさんと一緒に手術を受けるようでした。
私が席に着いてしばらくすると、「手術前検査」がスタート。
順番に中に呼ばれて、
初診の際にも行ったもののうち3種類くらいをやりました。
確か、中を覗くと熱気球の写真(イラスト?)が見えるやつと、
草原の中に小屋が建ってるやつと、
風がバヒュッと飛んでくるやつ(眼圧の検査だったっけ?)。
(どれもこれも、アバウトな説明で申し訳ない)
検査担当のお姉さんに「緊張されてますね〜、力抜いて下さいね〜」と
言われてしまって、ちょっと恥ずかしかったです。
ていうか、そりゃ緊張しますわさ!(逆ギレ)
ちなみに私、眼圧の検査がすごく苦手で
いつもビクビクしながら受けているのですが、
この日はいつも以上にあからさまに怖がってしまっていたらしくて、
「痛くないですから、我慢して下さいね〜」
と言われてしまいました。
いいいいや、痛いですってば!
いつも「ヒッ!」て、ビクッてしちゃうもん!
……えっ、あれっ、もしかしてみんなは痛くないの!?
怖くないのー!?
一旦待合室に戻ったあと、次は診察室にて先生にも診て頂きました。
この日には、もう、先日のめんぼはほとんど治っていましたが
一応「手術に差し支えはありませんか?」と相談。
そうしたら、「問題ないですよ」とのことで、ほっとしました。
抗生物質の目薬も出るから
手術後にまた腫れたりするようなこともないでしょう、って。
そして、再び待合室にて、
今度は手術の手順を説明するビデオを鑑賞。
具体的すぎる図解や目のどアップの映像なんかは、ちょっと苦手なので、
目を逸らしつつやり過ごしました(……)。
私が受ける予定の手術では
途中で一旦起き上がってしばらく別の場所で待機しなければならない、
ということをここでようやく理解して、内心焦ったり。
一度横になったら、そのまま最後までいっぺんにやるものだとばかり……!
パンフとかには、手順は書いてあったけど
間にインターバルがあるとまでは読み取れなかったです。
あ、いや、私の理解力や注意力の問題かしら。あばばば。
手術その1:フラップの作成
そうこうしているうちに、いよいよ手術着が配られました。青っぽい不織布(?)で、
割烹着&シャワーキャップ、といった感じ。
お姉さんたちが着せてくれて、その後、
目の周りに消毒としてイソジンが塗られました。
あと、左右の目尻の近くに、コットンパフ(よくある化粧用のアレ)を
テープでぺたっと貼られていきます。
手術が終わるまで何度も目薬をさすので
それが溢れた分を受けるためのもの、とのこと。ほおお。
あ、この時スリッパも配られて、履き替えたんだった。
こちらは、よくあるトイレスリッパと同じだったと思われます。
そんなことをしているうちに、診察室の奥の手術室から
「ジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とか「ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とか
機械音が響いてきて、うわ……何か……これはちょっと……
「 改 造 手 術 」 っ ぽ い !
と思ってしまって、緊張してきちゃってもう……!
だって何かほら、ショッカーとか、仮面ライダーとか、
そういうの想像しちゃったんだもん! もんもん!
そんなふうにドキドキしているそばから、ひとりずつ中へ呼ばれていき、
ついに私の順番になりました。
診察室の奥の一角がガラス張りの手術室になっていて、
入り口でスリッパを脱ぎます。
中に入ると、消毒臭と何かが混ざったような不思議な匂いがしました。
(これについては、あとで理由が判明)(推測ですが)
前の患者さんと入れ替わりで、ついに手術台へ。
まずは第一段階として、「フラップの作成」をします。
ここでは細かい説明は省きますが(興味のある方はググってみて下さい)、
角膜に「C」の形の切り込みを入れる、といったもの。
缶箱や紙箱で
蓋と本体がある1辺でつながった状態のものがありますが、
そういう「本体につながった蓋」の、「蓋」の部分を作る、
とでも言えばわかりやすいのかなぁ。
で、私は先日の初診で、
この手術で用いる「角膜リング」という器具がうまくはまらないかも、
と言われていたのでドッキドキだったのですが、
案外すんなりパコッと押し込められました。
でも、あれ、けっこうな力で押されるんですね。
そのまま目玉がくり抜かれるかと思ったよ。ヒッ。
んで、まぶたが閉じられない状態になったところへ
レーザーが照射されていきました。
すでに麻酔の目薬が効いているので、痛みはないのですが、
微かに、レーザーが当たっていく感触がわかって、
こっそりと「ほ、ほあああああ!」という心境でした。
こう、自分から見て時計回りにくるっと線が走っていくんだよね。
だよね、って、
もしかしたらそう思い込んでしまっただけかもしれませんが。
少し離れた位置から「あと5秒!」「あと2秒!」と
カウントする声が聞こえたので
それを聞きながらがんばって耐えました。ほえええ!
両目とも無事に済むと、先生から
「はい、これで予定どおりイントラで受けられますよ〜」
と声を掛けられて、
「はい」と答えたつもりでしたが声は出ず、
ただこくこくと頷くのが精一杯でした。
看護士さんに助けられながら、手術台から降りて、
両肘を支えてもらいながら診察室に出て一旦腰を下ろします。
フラップを作成した直後は、角膜が白く濁るので
視界もぼやけて不安になりますが、しばらくすると治まっていくとのこと。
目薬をさしてもらって、待合室に出ました。
そして、このまま目を閉じた状態で待機していたのですが、
この時、ひりひりとした痛みが出てきて、
実はけっこう不安になりました。
「えっ、これっていいの? 普通? 大丈夫? ええええー!」って。
我慢できないようなほどではないし、目薬がしみるような感じで
しばらくすると少しずつ治まっていってほっとしましたが、
ドキドキしたひとときでした。
手術では、患者は大きく分けて2つのグループに分けられていたみたい。
私のように、2段階方式で行う人たちと
一気にすませてしまうやり方で受ける人たち、といった感じで。
ここらへんは全て、私が勝手に推測したものですが、
全体の流れとしては、
- 【1】2段階方式のグループのフラップ作成
- 【2】一気にやっちゃうグループの手術
- 【3】2段階方式のレーザー照射
ところで、私はどうも、
2段階方式のグループの最後の患者だったっぽいんだよね。
フラップ作成後、私の次の人がなかなか待合室に戻ってこないので
どうかしたのかな、と思っていたら、
戻ってすぐにお姉さんから膝掛けをもらったりしていたので
「あ、もしかして……」と。
それに続く人たちも、みんな時間がかかっていたようだし。
私は、角膜リングがうまくはまらなかったら
手術方式を変更する可能性があったから、
そういう順番に設定されていたのではないかなぁ、と。
ええと、つまり、手術全体としては最後の患者だったみたいで、
その分、この途中待機の時間がすごく長く感じられました。
あんまり待たされると、緊張も強まってくるものですが、
それすら越えて逆にリラックスできてしまって、
まぁ、よかったんでしょうか。
手術その2:イントラ・カスタム・レーシック・アスフェリック
とにかく、やっと順番がきて、手術室に入りました。この、2段階目の手術では、目の上にある機械が発する
「赤く点滅する光」を凝視していなければいけないとのことで
(ガイダンスのビデオでしつこく説明されていた)、
一生懸命見続けていました。
……が、どうも私は、目線が定まっていなかったみたい……?
手術の間中、先生に
「赤い光見てー」
「ちゃんと見てねー」
「しっかり見てー」
って言われっぱなしで、ちょっと恥ずかしかったです。
ていうか、自分ではちゃんと凝視しているつもりだったので
「えええ、これ以上どうやって見るのー!?」
って焦る焦る。こんなに必死に見てるのにー!って。
そういえば、顎の位置とか顔の傾きとかもけっこう直されたなぁ。
平気なつもりでいても、変な方向に固まっちゃっていたみたいで。
ででで、でも、仕方ないよね!
そうそう、レーザーが照射されると
微かに、タンパク質が焦げる匂いがしました。
「あ……そうか、目ん玉焼いてるわけだからな……」
と納得すると同時に、
手術室のこの独特の匂いの正体にも気付きました。
「そうか、コレは消毒臭と生臭いのとが混ざった匂いなんだ」
と。あばばばば。
いやー、まぁ、至極当然のことなんですけれども、ええ。
その後、「あと4秒!」とかカウントする声を聞きながら
「ドコサヘキサエン酸! ドコサヘキサエン酸!」
と心の中で繰り返していた私。
これまで、ネット上でレーシック体験談をいくつか読んだのですが、
「手術直後からよく見えるようになって感動した!」
と言っている人もいて、そうなのかぁ、と想像していました。
が、私の場合、直後はまだぼんやりしていて、よくわからなかったです。
実際は見えていたかもしれないけれど、
やっと終わったという安堵感でいっぱいで、気が抜けてしまって。
うーん、でも、全体的にぼんやり、ではなくて、
視界の中で、クリアーな部分ともやがかかった部分とが
まだらになっているような感じだったような……?
診察室で目薬をさしてもらったあと、
- 今日と明日は、
ヒリヒリもしくはゴロゴロといった痛みが出ることもあるが、
誰でもそうなので心配しなくても大丈夫。
- ただ、我慢できないほどの強い痛みの場合は、すぐに伝えること。
- このまま2時間、目を閉じたままで安静にしていること。
- 眠ってしまうと、涙の分泌が止まってしまうので、気を付けること。
待合室では、お姉さんが膝掛けを持って来てくれたので
ありがたく使わせて頂きました。
寒くはなかったけれど、膝掛けって、こう、安心感がありますよね。
この時、薄目を開けてケータイで時刻をチェックしたら
11時を少し過ぎていました。
手術後〜当日検診
これから2時間のあいだは、何度か目薬をさしてもらったり、途中で「手術直後の検診」を受けたりしました。
検診では「はい、問題なし」と言われてほっと安心。
先に手術を受けた人たちが
2時間の待機を終えて順番に外へ出て行くのを
気配や会話で察しつつ、ひたすら待ち続けていましたよ。
寝ちゃダメだ、と気を引き締めつつも、
緊張疲れがどっと出てきたのと
待合室に流れているヒーリング系の音楽にやられて
2、3度カクッと眠りかけてしまったり。
この頃には、定期検診や初診相談らしき方々が続々と入ってきて
それなりに周囲はざわついていたようにも思うのですが、
そういう人たちはみんなすぐに終わって、帰っていくようで、
少しずつ人が少なくなっていくのを感じつつ、
じっと時が経つのを待ちました。
もう待合室には誰もいないんじゃないか、
というくらい静かになって、
やっとお姉さんが
「はい、もう2時間経ちましたね」
と声を掛けてくれました。
手術着を脱がせてもらって(ん? 手術直後に脱がされたんだっけ?)
目尻のコットンも外され、目の周りのイソジンも拭き取られ、
荷物をまとめて受付に行きました。
予想どおり、他に患者さんは残っていませんでした。
受付では、保護眼鏡(ゴーグルみたいなやつ)と目薬etc.を渡されました。
時計を見たら1時過ぎだったのですが、
私の午後の検診(当日検診)は2時半なので
それまでに外でお昼を食べて戻ってくるように、とのこと。
あと、これからしばらくの間は
決められた時間ごとに目薬をする必要があって、
私の場合は、今日はそれを3時から開始するとのこと。
そして、今日はケータイやゲーム、パソコンなど、
目を酷使する作業は控えて早めに休むように、との注意がありました。
この時点では、まだ視界がすっきりしていなくて、
「この状態で下界に放り出されるのか……!」
と、正直、動揺していましたが、
時間も時間だしとりあえずお昼食べないと、ということで
ドキドキしつつ、保護眼鏡を装備してビルの外へ。
うーん、しかし、この時はまだ、
「見える感動」というのはなかったですねぇ。
実際は、裸眼でしっかり見えるようになっていたわけですが、
保護眼鏡をかけた状態だったので
「眼鏡なしでもちゃんと見える!」という実感が持てなくて。
ともかく、緊張疲れでおなかもあんまり空いていないので
近くのパン屋さんでサンドイッチを買って、
それをもそもそと食べていました。
食べて少し落ち着いてくると、ちょっと余裕も出てきて、
自分が今、裸眼で物を見ているんだ、ということにやっと実感が出てきて
医療の進歩ってすごいなー、と地味に感動したりもして。
午後の診察まで、時間がたっぷり残っていたので
そのまま近くのお店をふらふらと見て回ったりもしました。
でも、そのうち耳が痛くなってきちゃったのですよね。
病院でもらった保護眼鏡は、たぶんフリーサイズなのだと思うのですが、
左右がちょっとずれて変なふうに傾いて間抜けな顔になっていることに
トイレの鏡やガラスに映った自分の姿を見て気が付いて、
ちょっと慌てました。かっこ悪いよー。
そんなわけで、眼鏡を気にしつつ、
少し早めに病院へ戻ることにしました。
受付にて、
「もうゴーグルは外していいですよ」
と言われたので、
ほっとしてさっそく外しました。ふう。
そして、それほど待たないうちに中へ呼ばれて
「当日検診」を受けました。
まずは、両目での視力検査。
そして、診察室にて先生がちゃっちゃといくつか検査をして
「はい、大丈夫でしょう」
とのお言葉を頂きました。
先ほど測った視力については、0.8とのことで、
「手術当日は、だいたいこんなもんですよ」って。
そして、遠視の状態を確認するために、
手元に細かい字が印刷された物をすっと出されて、
裸眼と遠視用の眼鏡(早い話が老眼鏡)をかけた状態とで
見比べたりもしました。
この時点では、かけてもかけなくても大して差は感じなかったです。
でも、次回の「1週間後検診」までは
受付で出される遠視予防眼鏡をちゃんと使うようにとのお話でした。
あ、そうそう、角膜リングの件について
「やー、非常にリラックスされてましたから、楽にできましたよ」
と褒められ(?)ました。
えっ、私けっこう緊張してたんですけど……!
ていうか、「赤く点滅する光」を凝視できてなかったらしい件について
何か言われるかと思っていたのですが、それについては言及なしでした。
うーん、まぁ、無事に終わったんだし、いいか!
受付では、次回の検診までの諸注意について
改めてざっと説明を受けて、終了となりました。
おつかれさまでしたー!
帰宅後
帰宅してすぐ、パソコンでメールの確認をしようとしたら画面がものすごく見辛くて、ちょっとびっくり。ええええー。
こ、これがいわゆる老眼という現象なのか……!(ぶるぶる)
あわてて、病院でもらった遠視予防の眼鏡をかけたのですが、
それでも何だか、見え方がおかしい。ちらつくような感じ?
そこらへんの100均で売ってそうな、度数も適当な眼鏡なので(たぶん)
仕方ないのだろうと思いつつ、
しかし、もしもこの先、こんなふうに
パソコン作業に支障が出るようになったら、どうしよう!?
と、ちょっと不安になりつつ、その日はぼんやりとTVを見て過ごしました。
でも、疲れが出たのか、視力の大幅な変化に脳が混乱しているのか、
そのうち頭が痛くなってきてしまったので、
無理をせず早めに就寝。
手術当日の慌ただしさは、大体こんな感じでした。
あっ、そういえば、この日の夜に使った
「アイキャップ」というものがあるのですが、
これについては、また今度。